朱の徒然

変形性股関節症の76歳

術後11か月・・・・・楽花迎春

2015年02月22日 | 日記

 今年の年賀状には「楽花迎春」と書きました。本当に 待ちに待った春の訪れです。

〇春の朝 ロバート・ブラウニング(上田敏訳) 明治35年発表

    時は春    朝は7時

    片岡に露満ちて    揚雲雀なのりいで     かたつむり枝に這い

    神 そらに知ろしめす     すべて 世は  事も 無し

    (神は天に在り         この世はすべてよし)

 この詩のように 私の周りでは和みの春が迎えられましたが、世界を見渡すと もう第3次世界大戦のきっかけが始まってしまったような不穏な映像ばかりで・・。平和を切に願います。

 

 

〇股関節友の会

 初めて大きな親睦ランチ会に参加しました。和服姿の方も何人もお見かけしました。

 帰りに、仲良し4人で近くのビルの刺繍展に寄りました。人気のない所でおしゃべりしていると、

50歳ぐらいの女の人が近づいてきました。てっきり、股関節友の会の方と思っていると「どこか不調はありませんか?」と聞かれ「腰が」「腕が」「右耳が聞こえないの」と答えたら(気)をと手のパワーをされて一同唖然。こんな70歳近くの猛女4人を相手に連絡先のメモ紙渡して・・。

       股関節友の会って分からなかったのね。

〇読書会

 今月は「オリーヴ・キタリッジの生活」 エリザベス・ストラウト(小川高義訳)

 主人公オリーヴは繊細で気分屋で傍若無人って書かれていたので「私に似てる」と言ったら、長年の仲間たちも「ホント貴方にそっくりって思ったわよ!」と・・・。クソッ!

 また、オリーヴは息子からも「妄想癖がある。ある時に、御機嫌だったと思うと、次の瞬間には怒り狂っている。周りの者はいやになる。へとへとに疲れるんだ」と言われるところでも、私も多分家族から そんな風に思われているに違いないって確信できました。

 まだ誰にも聞いてないけど、自分を分析できるって辛いわ。トホホー。

 でも、そんな毒女でも男性には恵まれるんですよ。オリーヴの夫は良い人って町の人から好かれていたし、未亡人になって、淋しさで馬鹿たれの春と思っていた74歳でも、男はできました。必要とされる居場所が見つけられる能力。ウッフン♥ 私もその時には あやかりたいものだワン。

 それにしても いかつい女数学教師の40代から74歳までの港町での暮らし。どこまでも家族にしがみ付く荒涼たる心淋しいアメリカの人々。日本なら 老いることに寂しさや孤独はつきものと静かに受け入れるのに・・。

 TV映画シリーズになっているそうだから、そのうち日本でも観れるでしょうね。

         

やっぱり春は娘のお雛様。もう10年以上倉庫でお眠り中。  1歳半のボンちゃんのお雛様よ。

 

  今の我が家のお雛様。ペコちゃんポコちゃんもお雛様姿です。 まさしく我が家の楽花迎春。

 

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術後10か月 早や1月が終わりました

2015年02月01日 | 日記

 〇1月に入って2回、別々の患者会がありました。どちらも隣に座られた方々の素敵なこと!

 患者にとって一番参考になるのは、同じ病の方の話です。

 71歳の方は、痛くないのにX線で自分の骨のほうにひびが入っていることが分かり、コイルで巻く再手術をしたと話されました。この方はフラダンスを週1回今も習われているとか・・。

 別の71歳の方は、手術後 得意な水泳で勢いよく潜ったら、くも膜下出血を起こしたとか・・。血栓ができることの怖さを語られました。

 80歳過ぎの方は、5年ぐらい前から手術を勧められていたけれど、いよいよと80歳過ぎて去年手術されたという。若々しくておしゃれで歩行も完璧で、足の痛みもないとのことでした。

 私が知りたいのは、こうした術後の患者の実態です。

 というわけで楽しく学べる患者会には積極的に参加しようと思います。ただし懇親会付きならね。

  〇湯本温泉と北長門「海鮮村」

 同じ年の友達夫婦の私たちは 日常生活脱却のために よく旅に出ます。

 一昨年の秋も、旅行会社が作った旅プランで、萩八景「雁嶋別荘」に泊まる新幹線での自由旅に出かけました。

 萩はかなり広くて曲がりくねっていて、徒歩ではとてもいけない距離で、萩城跡や城下町を宿の自転車で走り 海辺も楽しみました。     去年は残念ながら、手術で・・。

 そして今年は元気に、また山口へ。

 年末に 北長門「海鮮村」で食べた海鮮丼が新鮮で美味しかったので、旅プランの昼食に「海鮮村」の(うに丼とアワビの踊り焼き会席)とあった湯本温泉一泊の旅にしました。 

 在来線と新幹線を組み合わせた自由旅でのんびりとしました。やっぱり宿の河豚会席がかすむほど、「海鮮村」のウニもアワビもエビもアサリの味噌汁も刺身も新鮮で 全てが旨かった!

 「また「海鮮村」と書いてある旅プランがあったら、絶対行こうね!」と二人で誓い合った美味しさでした。残念ながら 個人では、とてもいけない遠くて辺鄙な所ですもの・・。

 〇九州国立博物館「涅槃展」

 念願の涅槃展を観に行きました。一昨年 読書会で瀬戸内寂聴の「釈迦」の平易な文章を読んでいましたので「涅槃展」を楽しみにしていました。私の今年の目標行脚は「涅槃像」です。

 唐津の「釈迦涅槃像」島原の「大涅槃像」南蔵寺の「巨大涅槃像」そしてシンガリはタイの「金色涅槃像」が私を待っています。

 「涅槃展」で一番良かったのは (6年間苦行をしてきた釈迦が苦行では悟りが得られないと沐浴する姿が可愛く彫られていたこと)です。

 勝手な解釈ですが 私と一緒じゃん。風呂好きなんだあ!ってね。釈迦がスジャータに乳をもらって生きがえったように 私も夫君のアッシーぶりで蘇れる!だから連れてってね!涅槃観にね。

 今日のラジオ人生相談の格言「愚痴は明日への扉を開きません」分かるー!悟ったあ!

      

  萩城下で。                   湯本温泉の恩湯。上った裏には礼湯がありました。

 

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