朱の徒然

変形性股関節症の76歳

木下大サーカスを観て

2015年01月07日 | 日記

 

 北九州 岡山と数年毎に観てきたサーカスです。少しずつ変化してきていましたが、今年は日本のサーカスというよりも外国のサーカスって感じでした。出演者の殆どが外人。日本的な出し物の少なさに かっての歌「天然の美」の哀愁も感じられないものでした。

 ただ上半身裸の白いズボンの赤毛の青年が、拍手もまばらな一人ぼっちの舞台で白い布の吊り輪をする姿が、私には こんな東アジアの冬の荒野で孤独に耐えながら生きているって感じで、さすらいの雰囲気がありました。やっぱ、サーカスや大衆演劇は妄想を掻き立ててくれなくっちゃー。テントの意味がない。

 かっては「綱渡り」がありました。

 男が和傘で全身のバランスを取りながら足袋をはいた親指でロープを挟さみ、中央斜めに渡されたロープをゆっくりと登る。

 上まで登りつめると 男はポンと傘を下に投げる。そしてシンバルの金属音が「シャーン」と響くと、見守る観客の前でアッという間に後ろ向きのままシューッと滑り降りる。「ドサッ」という重い音を立てて布団のクッションを持った屈強な男たちが身体を受け止める。   

 その危険な演技に我が身を賭けての、流れ流れの男の魅力。空中ブランコでは味わえない日本的なサーカスの伝統芸! どうかこの技の復活を!

  西洋のサーカスは、やっぱりマレーシアのボルネオ島ビンツルで観た「ロンドンサーカス」です。巨大な扇風機でテントの中は快適な涼しさ。そしてショーの内容もドラマチックで洗練されていて全てが美しかった。

 思い出っていいね。 受け身でも 作れるのね。サーカスの男話!面白い!

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2015年の始まり   おめでとう!

2015年01月07日 | 日記

 

 変形性股関節症と分かった時は、他の誰でもなく私で良かった。と思いました。それは、もしも他の人なら、その痛みを私が理解することができないから・・と。無神経で人柄が悪い自分と自覚する故でもありました。

 手術が終わると誰かの役に立ちたい。何かしたいと痛切に思いました。これも利己的な自分を自覚する故でした。

それが今、あの切望が嘘のように消えています。何故? ごめんなさい。

多分 身も心も元の傍若無人な私に戻ったせいではないかしら?

(でも、手術で取った骨を大学病院に献骨はしましたよ。きっと骨密度が高かったのね)

同じ病で不安な人の力に少しでもなりたいと始めたこのブログですが、元気になるにつれて すっかり思いやりも健気さもなくなり、単なる日々の日記に代わりました。この身勝手こそ私らしさではありますね。ごめんなさい。

年末は、台所、庭、買い物、掃除とよく動きました。すると鈍い異和感が足にあり、股の付け根がかったるく感じて、やっぱり右と左は所詮違うという思いをしていました。

ところが

元旦はもちろん3が日は、おせちをただただ食べるばかりで、少ししか動きませんでした。まさに呑気に寝っ転がって過ごしました。すると、{どぶろっく}の歌に合わせて思わず「もしかしてー もしかしてー」と腰振ってるではありませんか!自分でびっくりして大笑い。どこも痛くない。違和感も異和感もない。

ということは、静かにしていれば身体が楽。動いて少しでも不調を感じたら 横になる。そうすれば所詮人工だからと悲しまなくてもいい。動かす努力なんて意味がない。それより、なるべく動かさず楽する工夫をを考えなきゃと 正月のおせち料理で主婦業を手抜きして知りました。 

 夫婦二人っきりの正月は 退屈しのぎに旅にも出ます。お気に入りのシーサイドホテルでの1泊2日の旅は、加藤登紀子の歌手生活50周年のCDを聴きながらのドライブで楽(らく)しながら・・。

 早朝の山かげから 空一面染めて上る赤い朝日を見ながら 波穏やかな海辺を散策。

 そして朝食後 自室で 海を眺めながらの朝風呂。もう最高 最高!  ありがとうと夫に感謝!      今年の目標は「怒り断食」?

  

おせち料理のがめ煮と雑煮は 1年に1度。でもかつを菜まで1年に1回きりとは、かつを菜が可哀そうね。私の今年のヒット新作は豚肉巻とあさりの時雨煮です。

北長門バスツアー(料金5千円) 海鮮丼の昼食付きでカニ土産付きで手に入れたカニでちょっと豪華に。

    

      今年は盆栽仕立てに挑戦。かえるの草原は苔に似てるけど勢いが洋風。

かっての家族4人の干支を飾るのが我が家の習わしです。

  

 元旦に雪。夫の友人から送られてきた岡山の「あたご梨」をメジロにもおすそ分け。

 

コメント (1)
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