朱の徒然

変形性股関節症の76歳

変形性股関節症の術後1年4か月   週間Diary

2015年07月08日 | 日記

 股関節の術後1年4か月。ほぼ、普通の生活が出来ていると思います。この1週間のDiary。

〇月曜日   スーパーの日帰り招待旅行に当たったので、1人で参加。

  久しぶりの大分県日田市の豆田町。ほとんどの方が、ひとり参加で、年恰好も変わらないので、すぐ見知らぬ人と、ぺちゃくちゃ。その場限りのおしゃべりは、この年頃は自分話がしたい人ばっかりなので 聞くだけで、こちらが話すことは無いので 気が楽。

 誰にも気を遣わなくて良いので、バスの移動の時間は、殆ど寝てました。超早い午後5時の帰宅に、夫君ビックリ。          

                (晩御飯は、ハンバーグと ゴーヤとかまぼこ炒め 他)

             

   江戸幕府の直轄地として栄えた面影はありました。  お土産には ガラスの箸置きのお雛様と鯉のぼり。

            石ころアートのカエルの置物は、店の方が プレゼントに下さいました。

                         

〇火曜日  雨の中、ヤフオクドームへ。ソフトバンク応援の夫にお相伴。

  おにぎりに、家にあるおかずぶっこんで、球場で食べると美味い!イデホがホームランで幸先良かったのに、負けて残念。でも、大声で歌って騒いで、祭り気分でドンチャカして楽しかったね。 

 帰りは駐車場までが遠すぎるので、途中で夫を待ちました。無理歩きしないというのが、習慣になりました。 

                   

    福岡タワーは七夕のイルミネーション。幻想的に輝いて、きれいでしたあ。

 

〇水曜日  プールへ。雨でしたが、傘杖を傘にして、新しいバックをリュックサックにして ルンルンと。

  イケメンコーチのニコニコ指導は、必死にならなくてよいので 楽しい。

 帰りも雨は降っていましたが、歩いて、バスに乗って、行きつけの喫茶店で菓子とコーヒーで1時間。週刊誌をむさぼり読んで、頭スッカー。

 ナニナニ、ギリシャがデフォルト?中国株が暴落?株はどっちにぶれるの?フムフム。世間の事は、週刊誌が一番の情報源で熱くなります。

              (晩御飯は、カボチャのシチューと ゴーヤとシイタケの甘煮の冷奴のせ 他)

            

   こんなリュックサックが欲しかった。濡れた水着は重いので、体裁よりも楽さが大事。

    これはプールの時だけよ。街に使っては、全てが台無しと自覚することが、おしゃれ心かな。   

〇木曜日   同病の士と

  久しぶりに、お世話になった同病の士と 喫茶店へ。

 おひとり様の彼女は、15年間共に暮らした犬が3日前に亡くなり、老犬介護と看取りを とっても悲しそうに話してくれました。輪廻転生かと思っていたら、彼女の説では、犬は犬のあの世、人間は人間のあの世とのこと。 でも、笑って話してくれることもたくさんあって、安心しました。

                (晩御飯は、鶏の唐揚げと レタスにゴーヤとシラスをのせてドレッシングで。他) 

              

                 彼女の趣味の手作り「布草履」を頂きました。ありがとう。

 

〇金曜日 ミュージカル「レ・ミゼラブル」  

 しょうもない、暗いミュージカルでした。

 観客の半数は、中高生でしたが、売春宿の卑猥な様子も長くて、内容的にも よろしくない場面が多くて 引率者は下見したのかしら?という疑問を持ちました。

 感受性の強い時期の子らに、本物のミュージカルってもっと、踊って歌ってパーと発散する歌劇なんだよって教えてあげたいっす。観客の心も体も弾んで 明るく全身で発散するのが ミュージカルなんだよって。

             (晩御飯は、鮭のムニエルと ゴーヤ入りの皿うどん 他)

 

〇土曜日      博多山笠と福岡市文学館

 福岡市文学館で「モダンの文学、モダンなアジア」という市民公開講座があるとのことで、夫と出かけました。

 福岡市文学館は、赤煉瓦文化館とも呼ばれ、アムステルダム中央駅にそっくり。

  部屋に入って、あれ、と思うほど人が少なく、どうやら関係者が多い?   復旦大学教授の「牧羊哀話」でしたが、知らんしー、んーんー、偉い先生たちの会話は、こんな感じかと思っただけでした。  日本人には郭沫若の生涯とか「屈原」のほうがより身近に感じられたのでは?どこがモダン?

 この講座が科学研究費助成事業とのことですが、折も折、人文学関連の学科を減らす方針といった事を聞いたばかりでしたので、惜しいなー もっと研究者は、庶民に分かるような言葉で話さなきゃねと思いましたよ。

                   

     雨の山笠と、サンバ踊りをちょっと観て、帰路につきました。

 (晩御飯は、デパートの7階で和食を。 ゴーヤはしょうがと鶏肉炒めの昼食に使いました)

 

  日曜日からは、意識して自宅で過ごします。何故なら、もうすぐ夏休み。娘一家が里帰りします。

 庭を子供たちが危なくないように片付け、和室を彼らが自由に使えるように整えます。そして、いつも3人の子育てに孤軍奮闘している愛娘に、のんびりと骨休めをと思いますので、BABが台所には立つ予定。それには、元気で歩けて、100パーセント尽くせる状態づくりを・・。

 だから、今週はやりたいことを全部やりきって、来週は準備。

  やがてくる怒涛の彼らの 来襲 を 優しく受け止めてやりたい!

         

  小さな胡蝶蘭をアチラコチラに飾りました。ぱっと華やか! 額布はマレーシアの方からの頂き物。                              

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帚木 蓬生の読書会   「短編工場」 (集英社文庫編集部編)

2015年07月04日 | 日記

 「小説すばる」の創刊25周年を記念して編まれた12名の現代作家の短編集。

 読書会での注目は「ここが青山」(奥田英朗56歳)でしたが、それぞれ、なにを呑気なとか、こんな失業生活もありかなとか意見は様々。

 私は、この作品で初めて「人間到る処青山在り」(じんかんいたるところせいざんあり)の本当の意味を知りました。    人間は世の中で、青山は墓場ですってさ。

 調べてみたら、幕末の僧の詩 「男児志を立て郷関を出でず、学若し成る無くんば復た還らず、骨を埋むる何ぞ墳墓の地を期せん、人間至る処青山あり」から採ったのですって。 中国の漢文かと思っていたわ。

 

 「金鵄のもとに」(浅田次郎64歳)は、この作品集の中では異色でした。

 私たちの年代では、戦後に物乞いする白衣の傷痍軍人を見かけるのは、普通の光景でした。 いつ頃から、祭りなんかでも見かけなくなったのかねという話になりましたが、やっぱり昭和30年代でしょうか? 

 それを戦後生まれの作家が書いていることがすごい。それも2002年に「小説すばる」に・・。書かれた話が架空の小説と若者に思われることを恐れます。軍隊は皇軍で、金鵄勲章をもらうことが、戦の励みだったんですね。

            1947年5月3日に「日本国憲法」が施行され、金鵄勲章は廃止。

 

 2か月ぶりの会合でしたので、読書会というよりも、互いの自分話で盛り上がりました。

 71歳の方は、74歳のご主人とPET(陽電子放射断層撮影装置)で、臓器の血流や代謝を測定し、癌などの病気の診断をする検査を受けたと。 結果は二人ともOK。一人12万円の健康安心料。現代医学はすごいですね。

  ひとしきり、それぞれの身体話をした後で、次は 新聞の人生相談の切り抜きから・・。

  60代の主婦。友達がいなくてさびしいと相談したら、美輪明宏のずばり回答。

 いろんなことを全部受け入れてくれる「悩みのごみ箱」みたいな人は、この世に存在しません。夫がいて、目が見え、耳も聞こえ、歩くことができる。それなのに感謝が足りない。幸せの数を数えなさい。と・・。やっぱ、美輪明宏は、すごい!いいね!と、皆で笑い合って 切り抜きを読みました。

 この話で、それぞれ自分の場合の友達の作り方・・。といった具合に、自分に転化しても話し合いました。小説よりもより身近な事として、盛り上がれるので、人生相談でも仲間づくり、友達作りは出来るのでは?頑張れ!同世代って感じ・・。

 私にとっては、人生相談は、超短編小説です。ずばり面白い。生き方の参考になります。    

沖縄土産のクリップ。おしゃれね。    初めて夫が晩御飯を作って待っててくれました。

         

  術後に慰めてくれた蘭ちゃんが、また咲いてくれました。みんなにありがとうです!

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