朱の徒然

変形性股関節症の76歳

もう夏休みですって・・。

2016年07月21日 | 日記

  毎日が、のんびりと過ぎていきます。 気が付くと、もう夏の始まり・・。セミが鳴いています。

 元気な孫たちと楽しむ夏がやってきました。

 さあ、 GI&BAの 二人っきりの生活を まずは楽しんでおこうと、近場の日帰り温泉に精を出しました。

 A温泉は、一番の行きつけ温泉。GIに送ってもらって、帰りは 夕方ここのマイクロバスで ゆっくり・・。股関節の手術に泣いてくれた昔なじみと裸談義を楽しみます。でも、4月からの値上げで客足は減っているようで・・。

 M温泉は、山の上。ちと、狭いかな。でも、近くのダムがまるで公園のように村に密着していて、良い眺め。

 小さなロープウェイがあるT温泉は、源泉かけ流しが売りで、A温泉の風呂仲間は、こっちに移動。ランチは食べ放題。いつも、お客でいっぱい。そこまでの魅力は?娯楽施設のない田舎にポツンとあるから?

 昨日は、森と湖のH温泉へ。かっては、薬膳料理でしたがリニューアルで飲み食べ放題のランチ。その後、温泉へ。薬湯やワイン風呂と 入りましたが、GIと「もう食べ放題はやめよう!無理して食べて、温泉も思いっきり楽しめない腹重感と自己嫌悪ね」と二人とも年を取ったことを痛感。晩御飯は、アジ寿司でしたが、入らなかったね。

         

 

  私の中での日帰り温泉ナンバーワンは、原鶴温泉「延命館」。

 会員になって3年ですが、椅子席で食べるフルコースと温泉で1,870円。最高!美味しい本格西洋料理。

 温泉は、ドアを開けると ぷーんと硫黄?の匂いがし、浴槽からは、お湯が溢れっぱなしのぜいたくさ。泉質が2つだそうで肌にまとわり付く滑らかさ。 ここで出会った温泉ソムリエは、原鶴温泉へ来たら必ず「延命館」の露天で1時間ぐらい雑誌を読みながら入っていると話されました。ホント、大満足の食事と温泉。 もう少し近かったらね。

 さあ、夏休みを意識したGI&BAの初夏の温泉巡りは、ひとまず 終了。

 思いっきり、ご奉仕しますぞ!

 GI&BAに会いに来てくれるのだものね。「忙しいので来年は来ません」なんて言われたら、寂しいでしょうね。その時を覚悟して 心から優しくお迎えしなくちゃね。うるさいガキどもを・・。 

 2姉のところの女子大生の孫は、もう里帰りには従いてこないと・・。そりゃあ、田舎は東京に負けるね。

 2義兄から、『絵手紙』が来ました。すごく嬉しくて ビックリ!

  

                        

 2義兄とは、もう50年以上のおつきあい。水泳が得意で、ウォーキングや低山登りを楽しむ生き生き老後でしたのに、2年前に突然の胸痛で、緊急バイパス手術を。

 今はすっかり元気で、朝のウォーキングを続けてらっしゃるとは聞いていましたが・・。まさか、こんな良い趣味をお持ちとは・・。こんなに、絵が上手いとは・・。ビックリしたよ、すごいね。。義兄さんを見直したし、ホット安心もしました。

 いつまでも、動ばっかりの人生じゃ駄目よね。年齢と共に、静を楽しまなきゃね。

 私も静を楽しむ よすが になればと『手相』を習いに行きましたよ。

   アニキ しっかりした明るい老後の人生を見せてくれて、ありがとう!でもお酒は、ほどほどに・・。

        ユーモラスで几帳面で堅実な2姉ちゃんを これからも お頼み申しますよ。

 

       

   ティラの夏。孫ちゃん 待ってるよー。  露草が 道路の隅で 可憐に咲いていました。

 

 

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小説新潮7月号 「病歴」帚木蓬生  読書会

2016年07月17日 | 日記

 今期最後の読書会。

 さすが、帚木蓬生の読書会だけあって、「小説新潮7月号」 山本周五郎歴代受賞作家競作の中で 帚木蓬生が、ダントツ1位との評価を全員から受けました。   嬉しい!

 私は、雑誌の表紙写真(佐藤慎吾・坪田充晃)の 涼やかさにも、魅かれました。

 

 帚木蓬生  「 病歴 」。

 内容は、源頼朝と上杉謙信の「病歴」の巧みな話や、「延命医療はどこまで許されるか」で医療を老人が独占してしまう危機を憂えた話など 帚木蓬生らしい 一般人にも分かり易い 医療小説でした。

 その父親が死の床で詠んだという句。

   「秋風や 余生あまりに 長かりき」

   「秋日濃し 戦地で果てし 友いくた」

   「冥界に 遅れて征くか 曼珠沙華」

 読書会と同じ日に、何故かNHKが第1報の『天皇陛下生前退位』が、ウワーッと全世界を駆け巡りました。

 高齢であらせられる陛下が、お疲れに? 摂政では いけない?    渦巻く思惑。

 民とともにあられる皇室ってホントなのね。高齢化の波が、ここにも・・。上から下まで 長生きは さあ大変!

   (エリザベス女王が股関節の手術をされていることは知ってましたが、常陸宮妃華子さま(75歳)が、両方の股関節の手術を受けられたという。年齢と共に衰える肉体を、医学が画期的に支えるという図が有り難いけど、終末期医療に関しては検討の余地ありって時代に来ているのですね)。

    

      我が家の たった1本のブラックブルベリーの木から、毎年たくさんのジャムが!

        GIが手作りラベルを貼ったら、一人前の農園ジャムになったよ。

 

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映画「シング・ストリート 未来へのうた」 監督ジョン・カーニー

2016年07月13日 | 日記

 大雨洪水警報発令中の どっしゃぶりの雨。

 その中を、何年かぶりに取り出したYUKIKO・KIMIJIMAのレインコートを着込んで 街へ。

 電車で着いた街はカラリと晴れ。 目指すデパートには、もういっぱいの人。 今日はデパートの「招待会」。

 先着8,000人に “パンケーキプレゼント”。  もう終わってるかも? と思いながら、急いで適当に買い物して、 列に並んで ゲット。

 次に、隣のビルの6階へ。  ここの婦人服招待会に、大慌てで、試着もせず、ワンピースを手に、会計で、プレゼントの “バケット” ゲット。 バケットは、あと3本しか残っていなかったけど、ここは先着1,000人。 やっぱ、こちらのプレゼントは知らない人も多く、客の出足が雨で遅かったのね。うっれっしい。

 バカな主婦でしょ?  もらうものより何倍ものお金をかけて・・。 そこが、主婦根性ってものですよ。買物で、社会に貢献?  店の心意気に応えたのよ。  バカでしょ?ハイ。

 これ以上いると、細い年金暮らしなのに、もっと余分なものを買いそうなので、いつもの喫茶店へ。 心中は、GIへ土産が出来たと、大いに満足して、すっかり雨の上がった、大本命の映画館へ。

  

 「シング・ストリート」 すばらしい 青春音楽映画でした。 アメリカ、イギリス、アイルランド合作。

 15歳のダサい少年が、養護施設で暮らす16歳の大人びた女の子に恋する話でした。

 未来派って名乗って、6人でバンドを作っての青春。 マネージャーも可愛かったね。

 主役の少年が、どんどん垢抜けて、歌も上手くなっていって、いじめにも負けず、家庭崩壊にも負けず、逃げ場のない悲惨な場所から脱出して 生きる道をみつけていく成長物語。  全然話に無理がなくって、音楽があるっていいねと思わせる展開。  悲しみの中の喜びを知って、皆で笑いたいと・・。

 

 1985年のダブリンって、イギリスだとばかり思っていましたが、独立したアイルランド共和国なんですってね。  ただし、北アイルランドは、イギリス領で・・。  よく分かりませんが、北アイルランドは、プロテスタント。  アイルランド(アイリッシュ)は、カトリックらしい・・。 保守的? 宗教が、生活に色濃く影響するんですね。  全てが、荒んでいる灰色の街。

 この頃、私は、自分の無知さを痛感することが、多くなりました。   もしかしたら、映画によって、ようやく自学自習の課題を見つけたのでしょうか?   遅すぎるけど、関心と好奇心でのイギリス深まり興味です。

 イギリスEU脱退で、キャメロン首相(49歳)に代わり、首相になられるメイ内相(59歳)に注目しています。  彼女は、おしゃれ大好きらしい。  これから、イギリスの変遷をTVで観るのが、より楽しみになりました。

 国の行く方と移民の今後と・・。  貧しさと移民はセットだとすると、ポンド低循環・円高は続きますね。

 先日観た映画「ブルックリン」でも、主役は、不況下のアイルランド移民でした。

 今回の「シング・ストリート」は、ダブリン出身の監督の半自叙伝だそうですが、そんなに大不況で、ここまで人心も荒れ果てているなんて、知らなかった。  1980年代  私が子育て中の日本は、豊かで平穏でしたね。  ASKAの 『万里の河』 が流行っていました。

 50キロしか離れていない他国のロンドンにとりあえず憧れ、それより、もっと好きなのは、アメリカだったんですね。 夢見るアメリカの卒業パーティーの妄想シーンなんて、すっごく良かった!

 最後の暗闇ロックも良かった。 なにしろ全部、全部、全編音楽で、愛があって、ラストの荒れた海も 希望を表していて 良かった。   いつも音楽で人生を現していて・・。頑張れって思いました。

                 ちょっと、泣きました。

 

 映画館の帰りに、街の通りでチラシを配ってる若い娘に応えるべく、足裏マッサージ店へ。       

   貴女の人生に無駄はないよ!と応援のつもり?  丁寧で上手でしたよ。

 

  夕飯は、下ごしらえしていたピーマンの肉詰めとゴーヤのコーン炒め。

         GIは、5個も肉詰め食べたよ。お腹空いていた?

   

今年最後のアジサイ。              雨続きで、これくらいの華やぎね。

     

雨の日は、中国の香りで。   GIの初めての、きゅうり。すごいね。上手だねってパクパク。

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映画 「ブルックリン」

2016年07月09日 | 日記

 小雨の中「山笠飾り」を見て、M様とお会いした後、映画「ブルックリン」を観ました。

 

 

 しょうもない腹立たしい 駄作でした。

 主演の女優は、いかにも白人の美しさ、健康さに溢れた 若くて知的で魅力的な女性でした。

 でも、映画の内容は、最悪でした。

 不景気な戦後。(私が3歳のころ) 戦勝国でも、そうだったのね。

 一人ぼっちのアイルランド移民の女の子。神父の紹介でニューヨーク市ブルックリン地区の女子寮に住み、昼間はデパートガール、夜はブルックリン大学で簿記の勉強。 そしてイタリア移民の配管工と恋に落ちて、青春を楽しんでいたら、姉の急死の知らせが。

 急きょ帰省することになり、愛の証に入籍。 母親にも友人にも結婚したことを何故か話さず、故郷で生活をする。

 昔の片思い?の男と再会して故郷の生活を楽しむ。 そこへ、かってのアルバイト先の意地の悪い経営者が、「ブルックリンで婚姻届出してるでしょう!」といったので、「この故郷は、昔から こんな町だった」と、怒ってブルックリンへ戻って、何事もなくイタリア男に愛してるって・・・。 

 えー、なんでーなんでー、汚ったない女! 結婚を隠す理由が分からない!気分は昔の娘だったから?でもそれ、自分以外の全ての人に対して、失礼でしょう?

 ババアを恨むんじゃなくって、目を覚まさせてくれてありがとうじゃないの?

 イタリア男と結婚したのも自分の意志。裕福そうな地元の男や、母親に夢を見させてしまったのも自分が悪い。 まさかババアが意地悪で、幸せから引きづり落としたとは思わないでしょうね。ああ、びっくり。

 広告には、⦅夢と仕事を求めた女性の恋と成長、人生の選択を描いた⦆となっていて、第88回アカデミー賞で作品賞、主演女優賞、脚本賞にノミネートの感動作と書いてありました。でも、イギリス人てこんなに不純で平気なの?と 不信感を抱かせる映画でした。それを賞でまで称賛なんて・・。

  世の中って・・。変なの・・。

 イギリスのEU脱退とかぶりますね。国民投票で勝ったのに、脱退賛成派の強力指導者が誰もいなくなって、賛成投票した国民も、まさか脱退できるとは思わなかったって、聞いてるこっちがびっくりの選択ですよね。国民性でしょうか? イギリス人て・・・。

 でも、他国を笑ってはいられない。我が国も、いつのまにか戦争のできる国に今度の参議院の投票次第で、与党過半数で変えられるかもしれない。国民が知らない間にね。システムとして・・。

 

   バングラデイシュ・ダッカでは、20人のテロの犠牲者が出た。そのうちの7人は、日本人。

 ラマダンで、イスラムの方々が断食している時に、白人と日本人が高級レストランで飲み食い。そこを、ISに計画的に狙われた。  非業の最期に、お悔やみ申し上げます。

 日本は、他国への経済援助、経済協力、経済支援が盛ん。 日本人としては、自分たちはボランティア精神があるので、特に東アジアの方々は、親日と思ってきました。 ところが、いつの間にか、イスラム以外は敵!と変わっていたことに気付けなかった。 経済向上が生きる上で一番大切って人間ばかりじゃないことに気付けなかった・・。

 もしかしたら、上から目線でのボランティア精神ではなかったかしら?

 特に、日本人はアジア人の姿をした欧米もどき人に変わっていたのね。

 もはや全ての善行が、西洋の価値観の押し付け、十字軍と思われるのですね。 

 そんな世界の大変革の時に、こわもての与党と軟弱な野党という 選択しかない選挙って 怖いね。

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6月の読書会 「一茶」 藤沢周平

2016年07月01日 | 日記

 一茶は、子供が好きな好々爺というイメージで考えていて、一茶と良寛が被ってもいたので、ただただ、一同 げんなりの 読書会でした。  それも、4,500円もの いつもよりも高額ランチを、広い濠に浮かぶレストラン「花の木」で、優雅に食しながらですから・・。会話としては、トホホー。

 「ドナルド・キーンが、日本には、俳句という第2の文学が根付いているといってたね」

 「ドナルド・キーンが英訳して、日本の俳句を世界文学の中に明確に位置づけしたものね」

 「江戸時代に、こんなにも俳句が生活の中にあるって、現代以上じゃないかしら?」

 「旅に出る俳諧師に旦那衆が餞別し、その俳人を受け入れる地方の人たちが接待する。これって遍路に通じる お接待文化でしょう?」等   

 ちと高尚な話は出ましたが、なにせ話の 全てが貧しいし、醜い遺産争いの後半生だし、ウンザリ。

 1981年(昭和56年) 「一茶」藤沢周平の解説は、藤田昌司(時事通信社・文化部長)。

 解説の中で⦅人生の底辺に生きる人間への寄り添い方への共鳴こそ藤沢文学⦆と言われています。

 本の中で⦅胸中のものを吐き出して、それで気が晴れるかといえば、そうでもなかった。むしろその裏側に虚無の思いがべたりと貼りつくようでもあった。自嘲の句を吐き出すとき、同時に徒労に似たこれまでの人生が見えてくるのである。そういうとき、はげしい無力感が一茶を襲った⦆ って、藤沢周平らしいね。

 1995年(平成7年)田辺聖子の「ひねくれ一茶」と読み比べてみました。解説は、五木寛之。この作品で、吉川英治文学賞受賞。  一茶は、「おらが春」「七番日記」「父の終焉日記」といった文章をかなり残してるので、あらすじは、ほぼ両作品一緒。どちらかというと私は、藤沢の悲しみタッチの方が、好きかな?

 作家の五木寛之の解説は、作者の田辺聖子への優しさに満ちていましたよ。

 身分格差の江戸時代って、私は、弥次喜多を思い出しもしました。滑稽で、やがて悲しき・・。

 

  

 

 一茶が江戸にいるときに、浅間山が大噴火。灰というよりも、石が降りつづけたという。その浅間には、鬼出し岩がゴロゴロでしたよ。今も、火口周辺は警戒レベル2の活火山として、茶色の地肌に不気味さを見せながら、ゆったりと すそ野を広げていました。

 先日の軽井沢の旅の車窓から、浅間や広大なキャベツ畑を眺めながら、一茶を思いました。結婚できて、良かったねって・・。

  「我ときて 遊べや 親のない雀」って、自分のひとりぼっちの淋しい心を詠んだんですってよ

 また、先日の週刊誌によると、性豪列位で在原業平が1位(好色一代男のモデル?)2位は、小林一茶と。 中風だったのにねー。ここまでイメージと実体との違いに ビックリ!ガックリ! 枯れたほうが、素敵なのにね。

  そのしたたかき一茶を、世に広めたのが正岡子規の「俳人一茶」という。1,000句を作った芭蕉。3,000句を作った蕪村。22,000句を作った一茶。そして、24,000句を作った子規。すごいね。

     さて、我らも 作りましたよ。でも、それは、会員だけの回し読み句です。

 業俳は、俳句で身を立てる人。一茶ですね。

 遊俳は、本業が別にある夏目成美ですね。

 取俳は、俳句が好きな人。お接待する人ですね。

    そりゃあ、業俳が多すぎたら、だめでしょう?今の出版不況と同じですね。

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