朱の徒然

変形性股関節症の76歳

絶景 九大の森・バスツアー

2017年04月28日 | 日記

 

 

 さあ、四季の中で一番心躍る緑の季節になりました。

 昨年から、様々な紙面に「篠栗・九大の森」の写真が載るようになり、ここは絶対に訪れたい場所になっていました。

 やっぱり、私のような方は多かったらしく、遂に観光バスツアーが組まれました!

 九州大学演習林を巡るコース。池の周りの遊歩道には、チップが敷かれ、貸し杖も置かれている。思ったより平坦な道で、池一周2kmを、40人近くのツアー客のほとんどが70歳以上で、男性群は、80歳超えられていたのでは?  で、40分のところを1時間で回りました。そりゃあ、皆さんカメラやスマホで熱心に撮られていました・・。

 

 写真で魅了された『落羽松』(ラクウショウ)は、本来は日本にないらしく研究のため九大の森だけに自生している別名『沼杉』。

  まさかGIにも、こんなにプロ顔負けの幻想的な写真が撮れるなんて・・・。すごい!

 

 

 昼食は、門司港で伊万里牛の陶板焼き。で、この門司で3時間の自由時間がありましたので、かっての料亭「三宜楼」や、港のビルの7階のレストラン「陽のあたる場所」のケーキセットで  のんびりと海を眺めて過ごしました。

 長い工事中の門司駅から ゆっくりと 周りを見回してみて、門司港って 幾つかの小さな山に囲まれているんですね。ほんとに岡の様な小ささで・・・ 歴史を知りたくなりますね。日本丸という帆船も停泊していましたが・・・。

 ツアー最後が、「河内藤園」。入場料は一人1000円とお聞きして、ビックリ!個人経営らしく、バスツアーの禁止や料金改定を検討していると書かれたパンフレットにも驚きました。人気の高い藤アーチもいいけど、上から見下ろす藤も良いものでした。

       一日で18000歩 歩いてました。

 

 

 実は、最近の私の左足。先日の術後3年検診のX線検査では、まだ軟骨は  ある とのことでしたが、腿そして股の付け根そうグリグリ(リンパ)が、腫れているような かすかな痛みが・・。そんな時の不安感と悲しみは、家の中ででも下を向いて縮こまりそう・・。  

 多分、3年半前の右足は、いきなり末期になった訳ではなく、もっと前から、少々痛くても ガサツな私は、歩き過ぎだけど楽しいしと、あまり気にしていなかったんだと思います。もう どうだったのか忘れてしまっています。 まさか あんな激痛が起きるまでは・・。激痛の死にたいと思った冬からしか 股関節の事は鮮明には覚えていません。

 あの時の右足の経験を生かして、この左足。 なだめ使いながら 休ませながら 用心しながら、 でも、人生を楽しむために足は使わなきゃね。 

       GIと歩かなきゃ 思い出を作らなきゃ 何のために二人でいるのか分からないものね。

 

 

うつぎの白い花の盆栽と赤いインパーチェス。     蘭は霜にも負けず、駐車場で咲いてくれて ありがとう。

 

息子の小学生時の工作鉢の中のコナンと多肉植物。     狭い庭に放ったらかし咲きの宿根草の花々。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書会 「結婚式のメンバー」カーソン・マッカラーズ(村上春樹訳)

2017年04月21日 | 日記

 

 平成28年4月発行の村上春樹の新訳本。

 『帚木蓬生の読書会』では、何年か前に 村上春樹の作品は「ノルウェーの森」を採り上げましたので、帚木蓬生様への仁義として、彼以外の作家の作品は、1回しか採り上げられないのですよ。  何でって?   いや何となくですよ。

 でも、巷では新作「騎士団長殺し」が、発売前から大量重版と騒いでいたので、我らは、村上春樹・研究として「結婚式のメンバー」を、今月は 選びました。

 会員の方々の意見は、様々・・。

 

 第2次世界大戦中のアメリカの12歳の少女の夏の話。吊り目の日本兵なんて訳しながら村上春樹は、何を思われていたのでしょうか・・。

 思春期特有の どこかに行きたい 何かを待っている極端過ぎる少女の心理が何となく分かる気もしたけど、あの戦時中には、日本の少女達は、未来も自由もなく もっと不幸だっただろうね・・・と考えてしまいました。

 だから、村上春樹が訳者解説で「たけくらべ」に似ていると書いているのに、私は違和感を覚えました。

 太宰治の「女生徒」と読み比べてみて、やっぱ、太宰の勝ち! 日本の少女は、おセンチで 可愛いね。 

 

  4時間近くの、今回の会場・和食『花万葉』炬燵式個室では、近所付き合いで悩み、今回欠席の会員の方に、私達は何が出来るのだろうか・・・という話にもなりました。

 誰しもが(辛い気持ちを聴いてほしい)(人との関係に疲れた)(気持ちが落ち着かない)(将来が不安)という時期があると思います。      だからこそ、ひとりで本を読むのよ! 孤独を力にし、そして分かち合うのに 読書会があるのよ。

    何故こうなったんだろう と 悩まずに 考えるのよ。自分に負けないために!

 で?私だったら? ラジオ人生相談での加藤の親父の格言。アドバイスにヒントを得ます。

(自分の心の問題を 他人を巻き込んで解決しようとしないこと)という言葉に、なーるほどって納得したら、ひとり笑顔になるよ。  傾聴は、アドバイス不要、ただ寄り添って聞くだけだそうだけど、人って力強い言葉や思わぬ方向性って欲しくないのかな・・・。

 

 読書会も、年月・年齢と共に、少しづつ変えていかざるを得ませんね。でも、本を糧にするという精神は持ち続けなきゃね。

  庭の花たち。

 

 GIのホウレン草の花が咲くのを待ってます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大分県日田市で  桜・堪能

2017年04月14日 | 日記

 

 雨嵐かと思っていたら、 快晴!  まだ桜咲いているね 出かけよう!と、朝から、暇な老夫婦のドライブ開始。

 憧れの「いいちこ日田蒸留所」を、目指しました。

 原酒を育む酒の杜は、桜さくら 150本の散策道。桜のトンネルでした!

 

 

  見事に手入れが行き届いた庭の眺めが有難く、入場料代わりに 飲めない酒を買いました。

     また、新緑の頃訪れたい 飽きない 豊かな自然庭園でした。

 お昼は「かんぽの宿・日田」で、バイキングと源泉かけ流し温泉へ。 そしてGIは 少し昼寝休憩。

 さあ帰ろう と見上げたら、小高い山に桜。市内一望の「鏡坂公園」。 素晴らしい桜でした。

                    

                       

 展望台で出会った方のお話では、見下ろした目の前の小さな山「亀山公園」の桜も お勧めとのことでしたので、寄ってみました。

 ここでは、桜よりも満々と満ちた三隈川の「小水力発電」の、様々な形で落差を利用した水の力の「三隈堰」に魅力を感じました。 さすが、美しい水郷・日田。    有明海までは、70キロだそうで 何となく ロマンがありますね。

   

 

 思った以上の素敵なお花見所や、高速道路からの、這いつくばるように広がっている白い花に「もしかしたら、あれは巨峰の花かしら?」等と話しながら、こんなにも 春の桜花を意識して二人で見るのは初めてかも?

 GIとは、単身赴任での別暮らしが長く、彼の退職と私の股関節手術が同時でしたので、この3年は慌ただしく時が過ぎました。

 今年の桜からこそが、 二人にとっての平穏無事な本格的な老後の第一歩でしょうかね。そのうち老いすぎて二人でのドライブも出来なくなるでしょうしね。  (ネックレスは、長姉から・・)

 

 今回のドライブのお供は、天才・長渕剛。  ギター一本での「上を向いて歩こう」も涙が出るほど 上手い。

 でも、私の一番のお気に入りは、まるで小説のような 歌詞の  (しあわせですかー)が泣ける 和製シャンソン。

 

      ◎18インチの罠 (1982年作)(最初の妻の 石野真子さんの投影らしいね)

     可愛い瞳をした少女がひとり  造花のバラに水をやっている

    17の春の荷造りを終え 都会に歌を探しに来たという

           しあわせですか  ねえ しあわせですか    

                うたかたの夢が そこに ひとつだけ あった

 

     出会いは いつも甘い蜜の味                と続く、ひとりの少女の物語です。   ラストは

           しあわせですか  ねえ しあわせですか   

                確かな夢が  ここにひとつだけあった。     

 ここは、桜並木の住宅街で 私の住む美しい街。しあわせです。

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

散る桜を愛でる

2017年04月11日 | 日記

 「明日は嵐だから、桜は散ってしまうので 最後の桜を見よう」と、小雨の中を、花見に出かけました。

 「二人 で見れるのは、もう何十回とはないだろうね」 と これからの年月を語るほどの しんみり年になりました。

 高速に乗って、見える山々には桜がいっぱい。通り過ぎる町々も桜でいっぱい。この時期、日本中が桜の白色とピンク色。

 ここまで、国土が桜の木で溢れているなんて、春じゃないと分からない すごい桜の国なんだね!

 小雨だけど、恐らく桜の名所は、お花見客が多いでしょ?

 と、「GI&BAダム友の会」は、山懐にある ダムにしました。

 

 

 初の『猪野ダム』。 やっぱね、桜咲く 二人だけの静かなダム湖は  素敵でした!

    この小さな都市型重力ダムの、一番の特徴は、ダム橋の飾りに、カエルとホタルが精巧に彫られていることでした。

 

   蛍もあったよ。

 次に 山向こうに、桜に囲まれた塔が見えましたので、山を登ってみたら 白亜の『久山・仏舎利塔』でした。

 

 

 

   

 

 満開の桜に、金色のお釈迦様。「へー、仏舎利塔って、こんな感じなんだね」と、GIが鐘を付きました。

     「天下泰平国土安穏」と記された文字に、この時期だから 感銘を受けました。

 シリア政府が、化学兵器サリンで子供まで殺傷したと、アメリカが激怒してシリア軍基地に59発ものミサイル攻撃。次には北朝鮮にも・・?と、迫りくる世界危機を皆が感じていますので、この桜に囲まれた山の中で、世界平和のお祈りがなされていることを偶然知って 有難く思いました。

    降り続く雨に、桜も振るえながら  美しく舞い散っていきました。

          今年も二人で 桜に感動出来て 良かったね!

 

   

 ヒノキと杉と我が家の花たち。アレ、大根の花も・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国ソウルの2泊3日の旅 ( 孫との春休み)

2017年04月02日 | 日記

 時差のない 福岡から1時間30分で行ける隣の国・韓国へ2泊3日の旅をしました。

 10年ぶり、7回目の訪問の娘の案内で行くソウル。(娘は、大学で第2外国語が韓国語だったらしい)

 GIは、仕事で1回だけ、20年前にロッテホテルに泊まったという2回目のソウル。

 そして、春休み中の3人の孫とBAは、初めての韓国。 BAの目的は、他国を孫達に今、見せる!ただこれだけ。

    

 

 ホテルは、「ソラリア西鉄ホテル明洞」。

 洗面所・風呂とウォシュレット付きトイレが全く別室の 日本人の心に合うホテル。2015年オープンで新しい。繁華街ど真ん中で安心・安全・快適。 賑やかで眠らない街・明洞を見下ろしながら、2部屋6名でゆっくり寛ぎました。

                    

 翌朝は、1898年建立の「明洞聖堂」へ。通りのすぐ側なのに、開放されている静かな寺院。 のんびりと散策してから、朝食は軽く・・といいながらも、子供たちも沢山食べたねー。前夜は焼肉だったのですが・・。

 次に地下鉄で「景福宮」と「古宮博物館」へ。6人だけの自由行動ですので、広い場所でも歩いたり止まったり座ったり出来ました。

 午後は、BAと娘の母娘二人だけで「南大門市場」へ。彼女が結婚する前に一緒に行った香港を思い出しました。香港の女人街のような市場でした。

  ホテルに戻って、今度は、娘は、おしゃれ大好き「憧れるー」の次男坊とショッピングへ。 次にGIと父娘で眼鏡屋に・・。

 と、『乱取り』(娘は高校は合気道部)と称して、次々に相手を変えて元気に 出かける出かける。39歳は 若くて元気ねー。   温かく面白い客引きも多くて楽しい明洞街。 雑多な文化・商業が詰まってる。

 夕飯は、ソラリア西鉄ホテル内のレストランで日本食食べれて、初めての韓国組は、ホッとしたね。

 最終日の朝は、タッチパネル注文の「マクドナルド」へ。どこか日本より進んでるね。新5年生に体験させられて良かったわ。

 でも、孫ちゃん達にとっての春休みは、韓国でもどこでもゲームさえ出来れば良しだし、それに、ご近所の新中1の大好きちーちゃんに会えれば嬉しい だったね。  ちーちゃんは、大人になる春なのに、ガキ君達と2日間も遊んでくれて ありがとう。

 

                                

 

 私の韓国観は、近くて遠い国として、何だか敬遠していた国でした。

 帚木蓬生の『三たびの海峡』で、日本人の罪の重さを知らされてからは尚更・・。申し訳ないような怖いような・・。また、今 日本で知る情報では、大統領の逮捕や従軍慰安婦像等マイナスばかり・・。

 今日買った雑誌「フライデー」でも、『狂乱のソウル』の見出しで 夜のソウルを載せていたけど・・。  それは、日本も同じでしょ?      やっぱり、出かけてよかった、他の国です。 今までとは違うプラス気分で韓国を見ることができます。

 何しろ、似て非なる隣国は、(わずか明洞2日間の旅でしたが)エネルギッシュ。スマホで下向きなんて人いないし、みんなが前向いて動いている感じ・・。反日でもないし・・。地下鉄でも、老いた方に日本語で話しかけられ、みんなが親切でしたよ。  

 流行でしょうか?男の子は、おかっぱ頭でスタイルがよく、女の子はツヤツヤ光るほっぺに真っ赤な口紅。愛想がよく、笑顔で 仕事に一生懸命って感じ・・。中国が渡韓制限と聞いていたけど、心配いらない。どこも人でいっぱい。

 全人口の5分の1が暮らすというソウルの町は、内需が若者たちによって盛んの様子。他国の思惑なんか気にしないという成熟さを感じました。  デパートも「新世紀」と「ロッテ」を覗いてみましたが、TAX・FREEじゃない売り場も、日本よりも華やかで賑やかでしたね。

 残念ながら、物の価格は日本と同じくらい。なので、これからは、日本人にとって、韓国での物の購買意欲は もっと薄くなっていくのでは?だって、安くないと海外で物品購入の意味がないでしょ?   なにしろ、BAの余計な同情などいらない 若者文化の根付いた活気のある国でした。

 こんなイケメンパネルが街中に氾濫。イラストも・・。

 王宮守り門将と。 チマチョゴリの日本の女の子と。

 

    1592年に、 秀吉がこの王宮を焼き払い、また、1910年には、またもや日本の総督府が、建物を破壊したことを、チマチョゴリの よく似合う可愛らしい日本の女の子達 知ってる? 孫達も、歴史を知って考える人になろうね。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする