朱の徒然

変形性股関節症の76歳

もうひとつの読書仲間

2015年01月18日 | 日記

 私の読書仲間は、「帚木蓬生の読書会」と名付けた名の下に集まった同じ位の年齢の方々。

 そしてもう一つが本の回し読みをする息子と娘です。

 息子が海外勤務の時、電車の座席に私を座らせると、長身の息子は通路に立ち、文庫本を読み始めました。その慣れた姿が格好良くて「ああ、我が息子は たとえ地の果ての仕事でも頑張れる!」と、安堵しました。活字好きは、活字さえあれば、どんな孤独にも耐えられますもの。今でも、我が家へ来ると「本はないの本は・・」と「めし めし・・・」と同じように言います。

 娘からはこの間「さよなら、スナフキン」(山崎マキコ)「おばさん未満」(酒井順子)が送られてきました。

 ムーミンとは直接的には関係ないものでしたが「他人に関心をもたない社長をスナフキンと主人公が思ったのでは?」といった話を電話越しに母子でするのも楽しい簡易読書会です。

 「おばさん未満」は表紙絵が私の好きな水森亜土ちゃんだから送ってきたのかな?

 私からは「絶対泣かない」(山本文緒)を送ろっと。

 3人の子育てに奮闘中と思っていた一人娘が、 独学で昨秋 宅建の免許を取得と聞いてビックリ!偉いね!感心だね!

 でもね、母さんの好きな娘は 「アナと雪の女王」みたいなドレス着て わが世の春って歌っている姿なんだけど・・。   女にとっての仕事は大きな遊び!

 とりあえず、山本文緒さんが15もの女の職業を教えてくれる。読んでるだけでグッとくる。

 働くって 仕事って  その中で一番難しいのは専業主婦!と私は思っています。

 毎日レストラン、クリーニング屋、掃除屋、家族の心のカウンセラー、塾の先生、会計係、家族のスケジュール管理する秘書役、イベント業そのほかたくさんの社会の縮図が家庭生活。

 その中でも最も大切なのが、家族の繋がりに心を砕くこと!それは主婦にしかできない!

 外に出て、稼いでくるほうがどれだけ気楽か!馬鹿な男やウーマンリブ屋には分からない深くて広い主婦の仕事。でもその大切な仕事が必要なのは、わずかな子育て期間だけ。それ以降の自分の人生を考えていなきゃー山本文緒さんのようにウツになる。その引き際も難しい。

 そう思うと、まだ若くて美しい娘よ!ドレス着て 踊ってよ!と言えなくなりましたので、

                廻し読みの本を送ります。

 

 

 

 息子と娘の中学時の図工の作品です。二階の踊り場に飾っています。

 もうすぐ節分。鬼の面をかぶった孫との節分が一番面白かったね。

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1 コメント

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専業主婦 (sks)
2015-01-26 22:14:08
専業主婦って働いて外の人間関係にもまれることからは解放されるし、本読む時間もあるし1番気楽かも…。イヤイヤ、そんな生活って社会から取り残されてない?大丈夫?
と、考える時間だけはあり過ぎるのが1番辛い。
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