昨日、28日。
「はむら保育展20周年記念・後援事業」がコミュニティー・センタ-で
開催され、参加しました。
あいにくの天候でしたが、保育士さんは勿論、保育関係者、
子育てにかかわるみなさんが多く集まりました。
榊原洋一先生の講演
「保育の質を高める」と題して。
先生はNHK「すくすく子育て」で講師を務めていらっしゃることでも
著名な先生。
御茶ノ水女子大学院教授であり、日本子ども学会理事長、
小児科医としても活躍なさっています。
「温泉とカラオケがあればどこでも行きますよ!」
山登りに奥多摩や、五日市方面にいらしたこともあるそうで、
とてもフランクな感じで講演は始まりました。
途中、先生が指名したり「ゼミ方式」で進行。
「日本の子供は自己肯定感(自尊感情)が他国と比べると低い」という
ことの問題。
自己肯定感の低さは社会的不適応につながることがわかっているそうです。
もっとも、高すぎても「どうして回りは自分を評価してくれないのか」と
フラストレーションが高まり、他人を攻撃するようになるそうですが・・・
私たち世代は「相対評価」で育ってきているので
自己肯定感が低いというのも理解できます。
他人との比較の中で育ってきたわけですから・・・
子供は大人を見て育つわけです。
大人は?日本の国民性は?
実は世界49か国の中で、日本人は
「神経質(心配性)、外向性がない(受動的、遠慮深い)
開放性がない(保守的)」がとても高いのだそう。
子供に国民性が反映しても仕方のないことなのかもしれません。
保育園、幼稚園に通う時代は「自尊感情、社会性、言語応力、情緒」という
人格の基礎が出来上がる時代。
この時代を大事に育てていくことが大事なのでしょう。
先生の質問に対し、答えていらした保育士さんたちの声には
子供と向き合い、考え、「この子の為に一番いいことはどういうことか?」を
真剣に考えている様子が伝わってきました。
「他人と比較しない」
私自身も肝に銘じました。