赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

チュチェ思想下の沖縄

2023-02-27 00:00:00 | 政治見解



チュチェ思想下の沖縄:230227情報


土曜日に引き続き、元日本共産党専従の篠原さんのお話です。


それを中国が黙って見ているわけはないと思います。利用しています。もともと、例えば琉球先住民族論という議論があります。この間、那覇の市内で琉球独立党というのがマスクを配って大騒ぎになりました。

まず、琉球という言葉自体は、アメリカがつくったものです。アメリカ軍なのです。これは、私が生前お付き合いがあった、沖縄人民党の党首で、最後は日本共産党の衆議院議員だった瀬長亀次郎という人が、『沖縄からの報告』という岩波新書の著書に書いています。「琉球というのはわれわれは認められない」ということです。驚きです、私も琉球独立論の人たちは瀬長亀次郎の像を掲げてやっているのです。

辺野古にもありましたでしょう。でたらめなのです。「琉球って使っちゃいかん。われわれは日本人だ」と、なぜかというと、要するにアメリカが占領統治をやっている時に、パスポートを発行した時に、外に出た人がいるわけです。例えば、占領下でブラジルなどの方に移民をした人もいます。その時に「琉球人」というパスポートを持たせたのです。

それが大問題になって、「何でアメリカ市民じゃないの」「アメリカ市民じゃないんだ。琉球人なんだ」「琉球っていう国はないでしょう」という話になってしまいました。

要するにアメリカが、自分の所の市民ではないけれども、うまく占領行政をごまかすために琉球という仕組みをつくった、それが独立という話になるということです。要するに、「琉球はもともと琉球で、日本国民ではないのだ」ということを占領のいいわけで言いたかったのです。

それを引き継いだのが何と中国です。中国の沖縄独立学会というのが、上海で言い出しました。初めは反対していましたが、チュチェ思想研究会は変なのです。

「沖縄は日本の一部だ」と言ったのに、2000年代に入ってガラッと変わったのです。琉球独立学会というものの親分は沖縄大学のチュチェ思想研究会のメンバーの教授です。

それが昨日も述べた高良鉄美(たからてつみ)参議院議員です。彼は、明確にチュチェ思想研究会のメンバーです。かつて、大高さんや上念さんが彼に質問状を出したら、とぼけています。チュチェ思想研究会のセミナーに出席していても、「なぜだ」と言うと、「いや紹介されたから、有力者から」と適当なことしか答えません。

しかし、彼の大学の仕事を見ても彼はチュチェ思想派です。そういうのが明確に出だしたという点では、沖縄のオール沖縄政治はいい加減やめさせないと、沖縄がなくなってしまいます。

もともと、沖縄社会大衆党というのは、1人チュチェ思想派です。前の党首の島袋宗康も参議院議員の時に、実は金日成をたたえていて、黄長燁(ファン・ジャンヨプ)が来るときに日本の実行委員長をやった人です。それぐらい影響があったのですが、今は直接入っているのは高良鉄美さんくらいです。
また、琉球の独立ということを、先住民族だということを国民にも働きかけた「やらせ」の中で、利権をあさろうとしているのはチュチェ思想研究会です。これによって日本から相対的に独立させて、中国が進出するというのを狙っているのが重なっていたわけです。

これは沖縄の現場でやっている感じです。中国と北朝鮮というのは国家同士の信頼関係は薄いです。ただやはり、諜報活動や、国益が共通する所では協力するというのはありますが、お互い信用し合っているわけではありません。

むしろ日本人同士や、こちらに来た中国人を通してですとか、私などはオール沖縄の金の流れを調べたことがありますが、オール沖縄を中心的に支援している金秀グループという所は、中国と経済的に深く結びついています。

合弁会社を持っていたり、物流の会社などを持っていますから、スポンサーになっています。そして、その先で活動家で動いているのはチュチェ思想研究会のメンバーです。そういう構図ができています。


(つづく)


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