赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

宇宙・サイバー戦争を制するものが世界を制する

2024-04-30 00:00:00 | 政治見解



宇宙・サイバー戦争を制するものが世界を制する
:240430情報



イーロンマスクのスターリンク(Starlink)はウクライナでの通信利用を可能にし、ウクライナ戦争に大きな影響を与えました。宇宙・サイバー戦は、これから更に加速を見せていくと防衛問題研究家は語ります。


核兵器と情報戦・サイバー戦というテーマで話を進めていく。

◯ 情報・諜報戦ー  イーロンマスクのスターリンクが活躍

情報・諜報戦の画期的な側面として、イーロンマスクのスターリンクが挙げられる。プーチンがウクライナの通信をサイバー攻撃で不通にした。通信ができなければ戦争はできない。

すぐにナンバー2の者がイーロンマスクへ電話をして、「助けてほしい」と言った。スターリンクを使って、通信を宇宙から受けて、インターセプトの機械何千個かを全国に展開すれば、軍も民間も自由自在にコミュニケーションができるようになる。要するに、プーチンから仕掛けられた魔法の氷が溶けるということだ。

サイバー戦・電子戦がこれでできるようになり、民生用ドローンの活用が可能になった。もっと言えば、CIA /NSA /MI6などの協力を受け、情報を分析する頭脳集団による情報分析協力も得た。

スターリンクによって全部このように繋がるわけではないが、それほどの情報・諜報戦をありとあらゆる面で、アメリカNATOがゼレンスキーを支援できる体制が出来上がったのだ。

この情報戦について言うと日本の朝日新聞、毎日新聞、NHKなど日本の大きな影響力を持った人は、日本の政府が言えばすぐに否定反対するが、ゼレンスキーが言うことについて、一言でも反論するメディアがあったか? プーチンを味方するメディアはあるか?

ゼレンスキーという吉本興業から出てきたような男が今やプーチンを情報戦でやっつけた。日本の隅に至るまでこの極東の端っこに至るまで、ゼレンスキーが支配しているこの世界が現出している。これは注目すべきことである。


◯ ウクライナ戦争から見る将来予測

ウクライナ戦争から見る将来戦予測とは、宇宙を制するものが世界を制する、いわばゲームチェンジャーと言える。

今から月にアメリカの宇宙基地ができる。私はそこに、おそらく、大陸間弾道な弾道ミサイルを置くのではないかと思っている。このアメリカやら何やらを全部やっつけても、月の裏側から飛んでくるかも分からない。

そういういう世界ができて、地球を全部、宇宙から俯瞰してしまう。人工衛星もいらない。

だからもうすぐしのぎを削るだろう。やはり宇宙を制する者は世界を制すると言える。

ISR(Intelligence, Surveillance and Reconnaissance)、ミサイル警戒、環境モニタリング、衛星通信、PNT(Positioning, Navigation, and Timing)の全領域において、衛星が活用され戦闘作戦に組み込まれる。

だから、次は衛星をどうやって撃ち落とすのか、あるいは無能力化するのかという戦いになる。

サイバー戦は目に見えない弾である。新幹線を一瞬にして脱線させたり、あるいは日本の原発を全部爆発させたり等々予想もつかない。

今回はおそらくプーチンも手控えた面があるだろうがその予兆は見える。世界の国々はあらゆる情報を集めて次の戦争にはどういうものがあるのかという教訓を一生懸命研究している。それを早く見つけて先手を打った方が勝ちとなる。

サイバー戦はNHKなどで何回も特集されたが、スペイン戦争でヘミングウェイがいわゆるコミンテルンという左翼の前線として従軍したけれど、それと同じように今やサイバー戦を従軍する人が何万人も世界中にいる。この間テレビに出ていたが、日本人もやっているそうだ。

ウクライナの指示によって、例えばロシアの××サイトに対して集中攻撃をかける。攻撃と言っても、そこへ全部アクセスしてパンクさせることができるのだ。

また、超限戦という「戦争と非戦争」「軍事と非軍事」という全く別の世界の間に横たわっていた、全ての境界が打ち破られる。

今まさに、北朝鮮が日本に対して戦争を仕掛けている。
中国が日本に対して戦争を仕掛けている。

日本は諜報機関が貧弱だから、それが分からない。世界の草刈り場と言ったら何だろうか? そういう現象がある。

それから軍と民。「俺たちは戦争は関係ない」「俺たちはどこかに逃げるだろう」ということがあるが、「いいとこ取りだけして、日本にいるのか?」「それは我々共同体として、成り立つのか?」などと、胸に手を当てて
考えてもらいたい。

税金も払わず、戦争にも関わりなく、いいとこだけ取って、極楽蜻蛉のように世界を飛んで逃げ回る。そういうものが倫理規範として、いわゆる国民国家のメンバーとして、あなたたちにはそういう気概があるのかと言いたい。

しかもそれを、「学校教育で教えるな」「何もするな…」と言う。それでどのように国民国家を、あなたたちは規定しているのかと言いたい。


◯ 結言:今すぐに戦争(専守防衛)準備を!

今やっていることは全て戦争準備である。予算を増やしたり、自衛隊が訓練するなど全部そうだ。ただそれが、
早いか遅いかにかかっている。中国の今の脅威を考えると、待ったなしではないだろうか?

日本国民は座して死を待つべきなのかという問いかけをしたい。今からでも戦争(専守防衛)準備は遅くはない。戦争と言っても、立憲・共産党が言うようなどこかに攻め込むわけではない。自分で自分を守るためだ。何か悪いことでもあるだろうか。

今すぐ準備する。これが結言だ。




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