訪朝3日目 その2。
『祖国解放戦争勝利記念館』を後にした我々は、次に『大同江果樹農場』へ向かいました。
もともとここはトウモロコシ畑だったようですが、ご覧の通り膨大な土地を利用したリンゴ畑となっております。
苗は主にイタリア等から取り寄せたもの。
農場内にはリンゴジュース等を製造する工場や、スッポン、アヒル等の養殖場も併設されているとのことです。
迎えてくれたガイドのお姉さんによると・・・
「金正日総書記の直接的な提案で造られた総合的な農場」
「広さは全約1,000ヘクタール」
「周辺に化学工場も無く、肥料も科学的なものは一切使用していない」
「収穫されたものは、人民へ配給される」
曇っていて本当に残念なのですが、ウグイスが鳴いてて静かで、とても落ち着く場所でした。
ガイドのお姉さん、歌をご披露してくれました。「リンゴ娘」という朝鮮の歌。
前にも書いたかもしれませんが、こちらの方々は歌と踊りがうまい。
娯楽としてしっかり定着してるかららしいです。
そんなお姉さんの美しい歌声に、静かな風の音、時折さえずるウグイス。嗚呼自然の織り成すハーモニーよ。
・・・こう言ったらなんですが、映像的にとても「絵になる」ものでした。
お返しにこちらからは「リンゴの唄」をご披露しました。
しましたというか、オッサン達がしておりました。
こっちはなぜか自然がハーモニーしてなくてアレでした。
お姉さんにお礼を言い、次に土産物の買える商店へ。
わたしはこの日あまり買い物はしませんでした。ただ商店とその周りには興味があるのでキョロキョロと見ておった次第です。
ボーイスカウト的なものでしょうか。少年少女が列をなして闊歩しておりました。
これは射的ですね。こういった、平壌市民の普通の娯楽って興味あります。
ゲームセンターなんかもあるらしいのですが。
平壌市民とスト2で対戦とかしてみたい。
その後、『マンギョンデサーカス劇場』へ。
デカイ。
ここでサーカスを観覧しました。空中ブランコが失敗する場面もあり、レベルが高いかというとどうか分かりませんが、なんかやたらと「がんばれがんばれ!」と応援してしまった。
あと何より笑いをとるような芸は本当に面白く「こういうとこを日本でも放送したりすれば親近感わくのにな」と思いました。
こういうところなんですよね。思ったより堅い人達ではないんですが、そこらへんのユルさって、行ってみないと分からない。
例えば、歩いてる人でも皆胸に金正日バッジを付けているのですが、暑いからと胸のボタンを外してはだけさせてたり。こうした普通にだらしないオッサンもいたりして。
劇場前は市内でも比較的綺麗な住宅街でした。
そんな中にもスローガンを掲げた看板はあり。
街中でよく見られる「草むしり」作業も。これは当番制とのことです。
サーカスを見終わると日も暮れ始め、ご飯を食べに行きました。
明日、われわれ訪朝団の中で一人が先に帰るため、ちょっとした晩餐を『海運イタリア特産物食堂』というイタリア料理店で。
ここは本場イタリアで修行を積んだシェフが指導し、本格的なイタリア料理を提供するレストランで、確かにパスタ、ピザ共美味しいものばかりでした。
あとなぜか調理してるお姉さんたちがやたらかわいい。
撮ってないけど。
われわれが席に着くと、ピアノの演奏が始まりました。
するとよど号メンバーの方が「ああ、勘違いしてる」と。
どうも在日の方の集いと勘違いしたようで、朝鮮総連関係の曲を弾き始めたらしいです。
酒も回って盛り上がってきたところで、よど号メンバーの安部(魚元)さんによる「イムジン河」のカラオケが。ピアノ生演奏つき。
安部さんは歌がとてもうまいです。
続いて元・連合赤軍兵士 植垣さんによる全共闘替歌。
♪「赤く咲くのは赤軍派 白く咲くのは中核派 どう咲きゃいいのさノンポリは 夢は夜開く~」
よど号メンバー赤木さん、笑いながら「ああいうセンス、俺には無いなー・・・」
宴も終わり、せっかくだからとホテルへ戻る前に『羊角島ホテル』の展望室で歓談。
エレベーター内。赤木さんと。
ここが展望室。ゆっくり、ゆっくりと旋回しており、平壌の夜景を見渡すことが出来ます。
俯瞰で綺麗な夜景撮れないかな、と期待したのですが、前述の通り旋回している上、ガラスに反射してあまりいいものは撮れませんでした。
さて、これにて観光メインの日程は終わり、翌日から本格的によど号グループの皆さんと討論を始めます。
それに伴い、宿泊もホテルからよど号グループ「かりの会」事務所へ移ります。
続く
前回まではこちら
【北朝鮮 よど号グループ取材記・1 北京】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・2 平壌へ よど号グループとの初対面】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・3 よど号グループ帰国問題談話・平壌観光】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・4 人民大学習堂/万寿台の丘】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・5 主体思想塔と平壌の遊園地】
北朝鮮 よど号グループ取材記・番外編 北朝鮮のハンバーガー
【北朝鮮 よど号グループ取材記・6 祖国解放戦争勝利記念館】
『祖国解放戦争勝利記念館』を後にした我々は、次に『大同江果樹農場』へ向かいました。
もともとここはトウモロコシ畑だったようですが、ご覧の通り膨大な土地を利用したリンゴ畑となっております。
苗は主にイタリア等から取り寄せたもの。
農場内にはリンゴジュース等を製造する工場や、スッポン、アヒル等の養殖場も併設されているとのことです。
迎えてくれたガイドのお姉さんによると・・・
「金正日総書記の直接的な提案で造られた総合的な農場」
「広さは全約1,000ヘクタール」
「周辺に化学工場も無く、肥料も科学的なものは一切使用していない」
「収穫されたものは、人民へ配給される」
曇っていて本当に残念なのですが、ウグイスが鳴いてて静かで、とても落ち着く場所でした。
ガイドのお姉さん、歌をご披露してくれました。「リンゴ娘」という朝鮮の歌。
前にも書いたかもしれませんが、こちらの方々は歌と踊りがうまい。
娯楽としてしっかり定着してるかららしいです。
そんなお姉さんの美しい歌声に、静かな風の音、時折さえずるウグイス。嗚呼自然の織り成すハーモニーよ。
・・・こう言ったらなんですが、映像的にとても「絵になる」ものでした。
お返しにこちらからは「リンゴの唄」をご披露しました。
しましたというか、オッサン達がしておりました。
こっちはなぜか自然がハーモニーしてなくてアレでした。
お姉さんにお礼を言い、次に土産物の買える商店へ。
わたしはこの日あまり買い物はしませんでした。ただ商店とその周りには興味があるのでキョロキョロと見ておった次第です。
ボーイスカウト的なものでしょうか。少年少女が列をなして闊歩しておりました。
これは射的ですね。こういった、平壌市民の普通の娯楽って興味あります。
ゲームセンターなんかもあるらしいのですが。
平壌市民とスト2で対戦とかしてみたい。
その後、『マンギョンデサーカス劇場』へ。
デカイ。
ここでサーカスを観覧しました。空中ブランコが失敗する場面もあり、レベルが高いかというとどうか分かりませんが、なんかやたらと「がんばれがんばれ!」と応援してしまった。
あと何より笑いをとるような芸は本当に面白く「こういうとこを日本でも放送したりすれば親近感わくのにな」と思いました。
こういうところなんですよね。思ったより堅い人達ではないんですが、そこらへんのユルさって、行ってみないと分からない。
例えば、歩いてる人でも皆胸に金正日バッジを付けているのですが、暑いからと胸のボタンを外してはだけさせてたり。こうした普通にだらしないオッサンもいたりして。
劇場前は市内でも比較的綺麗な住宅街でした。
そんな中にもスローガンを掲げた看板はあり。
街中でよく見られる「草むしり」作業も。これは当番制とのことです。
サーカスを見終わると日も暮れ始め、ご飯を食べに行きました。
明日、われわれ訪朝団の中で一人が先に帰るため、ちょっとした晩餐を『海運イタリア特産物食堂』というイタリア料理店で。
ここは本場イタリアで修行を積んだシェフが指導し、本格的なイタリア料理を提供するレストランで、確かにパスタ、ピザ共美味しいものばかりでした。
あとなぜか調理してるお姉さんたちがやたらかわいい。
撮ってないけど。
われわれが席に着くと、ピアノの演奏が始まりました。
するとよど号メンバーの方が「ああ、勘違いしてる」と。
どうも在日の方の集いと勘違いしたようで、朝鮮総連関係の曲を弾き始めたらしいです。
酒も回って盛り上がってきたところで、よど号メンバーの安部(魚元)さんによる「イムジン河」のカラオケが。ピアノ生演奏つき。
安部さんは歌がとてもうまいです。
続いて元・連合赤軍兵士 植垣さんによる全共闘替歌。
♪「赤く咲くのは赤軍派 白く咲くのは中核派 どう咲きゃいいのさノンポリは 夢は夜開く~」
よど号メンバー赤木さん、笑いながら「ああいうセンス、俺には無いなー・・・」
宴も終わり、せっかくだからとホテルへ戻る前に『羊角島ホテル』の展望室で歓談。
エレベーター内。赤木さんと。
ここが展望室。ゆっくり、ゆっくりと旋回しており、平壌の夜景を見渡すことが出来ます。
俯瞰で綺麗な夜景撮れないかな、と期待したのですが、前述の通り旋回している上、ガラスに反射してあまりいいものは撮れませんでした。
さて、これにて観光メインの日程は終わり、翌日から本格的によど号グループの皆さんと討論を始めます。
それに伴い、宿泊もホテルからよど号グループ「かりの会」事務所へ移ります。
続く
前回まではこちら
【北朝鮮 よど号グループ取材記・1 北京】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・2 平壌へ よど号グループとの初対面】
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