はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

出会いと別れ

2010年08月11日 | つぶやき・・・
田舎暮らしを続けること早13年。

希望を抱いて来てみたものの理想と現実の差に愕然として悩む人、やむなき事情で去る人、なんとなく来てみたら意外と肌に合っていた人、都会に出ていたが地元に戻ってきた人、じつに色々な人生模様。

田舎に実際暮らすとなると実にいろいろな問題に突き当たる。それは住んでみないと分からない。良い面、悪い面、自分なりに解釈しながら折り合いをつける方法を探していくしかない。移住当初は、地元の職場に就職したので、ほぼ100%地元の人とのつきあいだけだった。住んでる地域も移住者がいないところだったので、移住して数日後には、地域のソフトボール大会に参加していた。(運動大嫌いの二人なのに!)運動会、飲み会、誘われるものは決して拒まず、それなりに楽しみながらなじむ努力をしたもんだ。しかし、それも2年くらいで終わった。その後は、独立して自営業を始めたこともあり、仕事が忙しく地元の行事には足が遠のき、付き合う人も変化していった。

だんだん自分たちと同年代の移住者とも知り合う機会が増えていき、話が合う友人も出来、大勢で集まってご飯を食べるようなことも頻繁になり、それはそれで楽しくもあり刺激的でもあった。しかし、その友人たちも家庭を持ったり、子供ができたり、だんだん疎遠になっていき、かといって新しく知り合う人と、今までと同じように家を行き来すような付き合い方をするのもめんどくさくなっていき、仕事も忙しくなっていったり諸事情も重なり、今では来る人拒まず去る人追わず的なつきあい方をしている。まあ、要するに出不精でめんどくさがり屋なだけなんだけど。

その間、いろんな出会い、別れを繰り返してきたわけだが、先日は一度ここで暮らした経験のある人と知り合った。不思議なもので住んでる時にはおつきあいすることもなかったのだけど。そして今日は近々去っていく人と最初で最後の食事をした。みんなそれぞれ、どこにいても自分らしく納得のいく生き方で元気に暮らしていたいと強く願う。自分の決めたことを途中で変更するのもそんなに悪いもんじゃないと思う。

どこで暮らしても自分は自分でしかないのだ。