はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

二日目(ピカソ、ミロ美術館)

2008年12月22日 | 旅行
バルセロナのホテルは、こじんまりとした小さな老舗ホテルで英語が通じて24時間軽食が無料で食べられました。パン数種類、ジュース、フルーツ、そしてエスプレッソマシーンがあるのでコーヒー各種飲み放題!場所は、繁華街のど真ん中ですが古いので値段はさほど高くなく、眺めの悪い安い部屋(ダブルで85ユーロ)とバルコニー付きの眺めの良い部屋(ダブルで115ユーロ)でした。ちなみに現在1ユーロ125円前後です。まずは安い部屋に2泊して、グラナダに行ってる間、荷物を預かってもらい、最後の2泊はリッチに高い部屋に泊まりました。値段の差は、ちゃんとありましたよ。

さて、二日目です。まずはピカソ美術館へテクテク歩いていきました。ガイドブックなどでスリ、強盗の多い危険地区の一つのゴシック地区にありますが、朝の通勤時間で一般のひとたちも多く、それほど危険な感じはせず到着。



ピカソについて、日本では画集以外では有名どころの絵しか本物は観た事がなかったのですが、意外や意外、色使いがシックなものが多くてびっくりしました。もちろん技術的にも上手いのは知ってましたが、これほど上手くて、これほど器用で、これほどパワーがあふれる絵が描けるとは知りませんでした。画集では伝わらない筆跡や質感を感じとれるのは、やはり実物を観るに限ります。老年のピカソが見向きもしなかった岡本太郎氏のことを思い出しました。ああ、日本人としては、確かにすごいし、頑張っていたし、ちょっと前に太郎美術館に行って感動した自分ですが・・・・「ちがーう!!!全然!ちがーう!!!」私が感動するツボに近い存在ではあったけど、私としては、ピカソやクレー、ミロ、などの絵からなんともいえないシックな感じや叙情的な深みを感じるんです。太郎氏がたいしたことないって言ってるわけじゃないです。長くなりましたが、私は、ピカソに太郎氏に感じたものの原点をより大きく感じた。ってことです。個人的な好みです。あしからず。

話は戻り、ピカソ美術館で鑑賞後、館内カフェにてしばし休憩。その後、タクシーでミロ美術館に向かう。ミロ美術館は、結構広くてゆとりの設計。見晴らしのよいベランダもあり、地元の高校生らしき若者がはしゃいでいた。どこも一緒ですな。ミロは、バランスの天才です。色、カタチ、上手い!そして美術館内のショップは必見です。充実してました。大満足!



その後、昼食をとり、地下鉄で一旦ホテルへ戻る。スリや強盗の多い地下鉄初体験です。構内にきれいなデイバックが落ちてました。落とし物?いえいえ、たぶん盗られた後の抜け殻でしょうか?おお恐い。気をつけて見ていると街の中でも結構落ちてましたよカバン系。なんつー街じゃ!

スペイン一日目

2008年12月22日 | 旅行
さて、いよいよ出発の朝、関空で今回一緒に行く写真家O氏と合流。
が・・・「俺、気持ち悪い・・・胃ガンかもしれん・・・」「え???」どうやら神経性?胃炎のような症状で気弱になってるご様子。15年ぶりのスペイン、青春の思い出のスペイン、懐かしい人たちとの再会、久しぶりのスペイン語、田舎者2人引き連れての旅行、などなど、ああみえて結構気をつかうヒトなんです。この方。数日前から調子が悪くなったらしいです。

しかし、行かないわけにはいきません。飛行機乗り込みました。3人並びの席だったのですが、ふと横を見たらいきなりワイン飲んでるじゃないですか!「え?飲めるの?」「あー?わからんけど酒飲んで寝る」「・・・・」その後、ビールも飲んでましたけど元気になってくれればよしとしよう。と、ほっといて「WALL E」っつー映画観て過ごしました。いい映画だったな。ロボットなのに感情が伝わってくるんですわ。向こうの雑貨屋でグッズが売ってました。人気あるんだろうなー。

で、ですねー、フランクフルトで飛行機乗り換えだったので、フランクフルト空港でもう一度セキュリティーチェックを受けたわけです。す、すると・・・ひっかかるわけですよ。O氏が。「あー?俺いつもだから・・・」ぶつぶついいながら別室へ・・・善良な日本人旅行者に見える2人も一緒にくっついて行きました。どうやらカメラがデカイのでレンズの中に何か仕込んでいるんじゃないか?って理由で念入りに一個一個取り出してじろじろ眺め回して調べてました。もちろん何も出てきませんからO氏の機嫌悪くなるし、大迷惑です。しかし、それも無事通過して次の飛行機に乗り込み、日本出発してから約17時間後バルセロナに到着しました。

ホテルにチェックインして、疲れたのでもう寝ましょ。って思っていたら、O氏が「よし、散歩にでかけようぜ!」って、あなた・・・お元気になったわけ?まあ、いいか。少しだけ。と思い、くっついて行く。

・・・えー???まだ歩くのぉ????
スペインに着いて俄然元気になる若干一名。眠い目をこすりながら歩きました。説明も聞きました。記憶ないけど・・・ここがどうで、あそこがどうで・・・「あの・・・とりあえずホテル帰って寝たいっす」「あ、じゃあ一軒だけ」ってバルに入っていきました。なのに、この人、胃が気持ち悪いから飲めん食べれまへん。バルの雰囲気のみ味わってホテルに戻りました。

はい。一日目はこんな感じで終わりました。