田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

祝砲2発

2012年03月15日 | ギャラリー

昨夜、国立競技場で行なわれた男子サッカーオリンピック最終予選C組のバーレーン戦。

後半10分と14分。
日本代表は、前半のイライラを吹き飛ばすような豪快な弾丸シュートを決めて、2対0で快勝。五輪出場を決めました。オメデトウ!

写真は、SANSPO.COMから拝借しました。


たこ焼き2

2012年03月14日 | 田舎暮らし

真冬に、屋根の庇(ひさし)にへばり付いた氷塊を割るためにツルハシを使ったら、屋根のトタンにツルハシの先が刺さって穴があいてしまいました。

いつまでもそのままにしては置けないので、本日、ホームセンターへ行き、補修材(セメダイン)を求めました。

その際、隣接するスーパーで「たこ焼き」を売っているというので、買って帰りました。拙宅で焼いているものより一回り大きなものですが、6ヶ入って390円でした。

そして食べてみると、確かに「たこ」は入っていますが、生地は厚手のブヨブヨでとても美味しいとは言えない代物でした。

やはり、たこ焼きは自家製にかぎると感じた次第です。


たこ焼き

2012年03月13日 | 田舎暮らし

大阪風お好み焼きが拙宅の定番昼食になって久しい。
こんな美味しいものを発明、発展させてきた大阪人はすごいと思う。

お好み焼きがこんなに美味しいなら、同じ大阪人が食する「たこ焼き」もうまいに違いないと、カードのポイントを使って、「電気たこ焼き器」なるものを手に入れた。

そして、ネットであれこれレシピを探しトライしてみると、案外、簡単に美味しいたこ焼きができた。

早速、ご近所さんをよんで試食していただいたら、概ね、好評だったので、先ずは成功と言えよう。

昨日の昼、復習の意味で焼いてみると、これもかなり美味しくできた。

コツは、生地を薄めに作ること。
何だか水みたいだなと思うほど薄いのが良く、これが外側がカラッで、中はジューシーな美味しいたこ焼きにするコツなのだ。


絶対悪

2012年03月12日 | ドラミング

この世に「絶対」などというものは存在しないと思っていた。

しかし、福島第一原発事故によって、世の中には「絶対」というものがあり、しかもそれが「絶対悪」であることに身震いする思いだ。

つまり、原子力発電は、一旦、事故が発生すると取り返しがつかないことを三度、世界に示した。放射能汚染は福島に限らず、海を越え世界に及び、また、それを除去する手立てすらない。

福島の原発近郊は、現在の線度が1ミリシーベルトになるのに126年かかるという。要は、不加逆性を持つ原発は「ノー」という答えしかないのだ。「想定外」が許されない存在だ。

昨日、福島県をはじめ全国各地で、「反原発」の集会やデモが行なわれたというが、これは至極当然のことで、一日も早く、地震大国日本から原発をなくさなければならない。

そうしないと、この「絶対悪」としての原発がまたいつ、事故って放射能を撒き散らすかわからないのだ。


3.11のマーラー

2012年03月11日 | ギャラリー

2011年3月11日午後7時30分。
東日本大震災の影響で、東京は帰宅困難者で溢れパニック状態に陥っていた。

そんな中、墨田(すみだ)トリフォニーホールでは、新日本フィルハーモニー交響楽団による定期演奏会が予定通り開かれた。演奏曲目は、マーラーの交響曲第5番。

昨夜、午後11時からNHK総合で放映されたこの演奏会を扱ったドキュメンタリーにはいろいろ考えさせられた。

未曾有の大震災だというのに、演奏会など開いていていいのかという声があがる一方、プロであるからには、例え一人でも聴衆がいるかぎり演奏会を成功させるべきだ。

主催者は、ホールの安全点検を行なった結果、問題ないとして開催を決めた。

しかし、問題は楽団員のメンタリテイーだったと言う。
地震と津波による未曾有の惨状を知るにつけ、正常な感覚で楽器を演奏できるか心配だったが、第1楽章「葬送行進曲」冒頭のトランペットが吹き鳴らされると、楽団員の動揺はおさまり、70分もの大曲だったが、最後まで演奏を続けることができたという。

会場は1,800人収容の大ホール。聴衆は105人であった。
それにしても、主催者と楽団員のプロ根性に脱帽ではある。


LP VS CD

2012年03月10日 | 音楽三昧

究極の高音質録音方式(DSD)によるLPレコードのデジタル化を始めて1ヵ月半ほど経った。この間、作業を終えサーバーに取り込んだLPは40枚ほどになった。

この作業は、CDの取り込みに比べ数倍の手間がかかり、目標の一日一膳(枚)には達していないが、途中で投げ出すこともなく何とか続いている。

理由は二つある。
ひとつは、よく出来たLPは、CD以上に音が良く、時代を越えて聴くものを納得させる力を持っていることだ。

例えば、1968年に録音されたアンセルメ指揮スイスロマンド管弦楽団によるベルリオーズの「幻想交響曲」のLPなどは群を抜く出来で、現代のCDによる音楽を凌駕する。

この「幻想交響曲」だが、拙宅のサーバーにはカラヤンものが2種類、ゲルギェフ、シャルル・デュトワ、ショルティ、ミンシュ、ガーディナー指揮のものなど7種類のCD(ベースのファイルが)登録されている。

これらを上述のLP(からデジタル化した音源)と並べて聴いてみると、奏でられる音楽の質の高さにおいて、LPのそれを上回るものはない。

ふたつは、ジャケットや解説など、LPパッケージの持つ魅力を楽しむことが出来る点だ。

現在、作業にかかっているCBSソニーの世界音楽大全集は、100枚余のLPから成るが、その一枚々々が近代絵画の傑作を使ったジャケットに収容されている。

これは、ブラームスとフランクのヴァイオリンソナタを収録したアルバムだが、ドミニク・アングルの著名な「グランド・オダリスク」が使われている。音楽もさることながらこの絵も魅力的だ。


スキー日和

2012年03月09日 | 田舎暮らし

今朝は、早くから青空が広がり絶好のスキー日和となりました。
早速、ゲレンデに向かいましたが、平日でもあり、お客様はさほど多くなく、いくつもの斜面が貸切り状態でした。

ただ、山麓に近いエリアは、雪が緩んであまり良いコンデションではありません。

晴天で、山頂への登山路は早い時間から解放されたので、大勢のスベラーが列をなして登って行きました。

こうした絶好のスキー日和は、今頃の時期に限られ一冬に何度もありません。せいぜい大事に滑りたいと思っています。


司馬遼太郎著「短編全集10」

2012年03月08日 | 読書三昧

65~66年の2年間に執筆され、オール読物、文芸春秋、小説現代などに掲載された短編14編をおさめた780頁の大冊です。

司馬氏の短篇執筆が最も盛んだった頃の作品群ですが、中でも、島津家光の愚鈍ぶりを描いた「きつね馬」、幕末、上野に立てこもった彰義隊を粉砕した元込め砲が佐賀藩に輸入され、自製されるまでを描いた「アームストロング砲」や最後の会津藩主松平容保の波乱に満ちた生涯を概括した「王城の擁護者」など高名な短編が並ぶ。

また、一連の"豊臣家の人々"シリーズの内、「殺生関白」「金吾中納言」「宇喜多秀家」「北ノ政所」の4編が収容されていて興味深い。
ご一読をお勧めします。


NISEKO EXPRESS 2012

2012年03月06日 | ギャラリー

昨日、電子証明書を更新してもらうため町役場に行くと、NISEKO EXPRESSの最新号(VOL.26 2012)が展示されていました。

この雑誌は、ニセコ山系観光連絡協議会といういかめしい名前の団体が企画・発行している観光情報誌(112頁)なのですが、毎号、ニセコの自然をいろいろな切り口から紹介していて好評です。

今号は、「山ガールはニセコをめざす」という特集が組まれ、可愛くかっこいい山ガールがニセコ山塊を闊歩する様子を詳しく紹介しています。勿論、温泉、グルメにスイーツの紹介も欠かしません。

表紙を飾るのは、ニセコ在住の画家、徳丸滋氏の「樹」です。


地吹雪

2012年03月05日 | 田舎暮らし

今朝は快晴の予報でしたが、お山は強風が吹き荒れ大変でした。

海抜1,100mの稜線は、地吹雪で視界がきかず、あわや遭難するのではと気が気ではありませんでした。

それでも何とか山麓までたどり着き、ふもとのロッジに逃げ込みました。ただ、そこで食べたマフィンがとても美味しかったので、ご機嫌も直りました。

そこで、少々、スベラー(滑る人)ウオッチングをしてから再度、山麓エリアを滑り帰途につきました。

自宅に帰りつくと、風もなく日差しもあって穏やかな小春日和でした。改めて、お山の天気は思うに任せないと思いました。


いやはやのeTax

2012年03月04日 | 田舎暮らし

ここ数年、所得税の確定申告をeTaxで行なっていますが、その操作の過程で毎回トラブッて、スムーズに行ったためしがありません。

昨年は、パソコンのOSが変わったことによるカードリーダーの不具合で苦労しました。

今年は、一応スムーズに行ったのですが、いざデータの(税務署への)送信という段階になって、「電子証明書の有効期限が過ぎています」というアラームが出てストップしてしまいました。

つまり、住基カードに記録された申告者を特定するための認証データが、有効期間の3年を過ぎていて(本人かどうかわからないから)ダメというわけです。

電子証明書に有効期限があるとは知らなかったのですが、証明を受けた際町役場から交付された書面を見ると、確かに「有効期間3年」と記載され、この2月9日で満了しています。

というわけで、eTaxは今年も見事にトラブッて、電子証明書の書き換えをしてもらわないと完結しないことになりました。フゥ~シンド。

それでも、データによると税金が5万円ほど戻って来そうなので、早速、明日には役場へ出頭しようと思っています。


開き直り

2012年03月03日 | ドラミング

2月13日、札幌地裁第805号法廷で、「泊原発廃炉訴訟」第1回口頭弁論が行なわれました。

被告の北電は、「原発に絶対的な安全性を求めることはできない。常に幾くばくかの危険性は伴う。時には、危険性の程度と科学技術利用で得られる利便との比較を考慮して利用する」と述べました。

開き直りもいい加減にして欲しいとはこのことで、こんな一般的な論理で原発を建設、運転していたのかと驚きあきれるばかりです。

福島第一原発の事故がどのような惨事を現出し、国土と名声を傷つけ子供たちの将来を奪ったか、まるでわかっていないようです。

以下、当日、原告団を代表して行なった常田(ときた)副代表の陳述を「HAIROニュース2号」から転載します。

「なぜ泊原発を廃炉にしなければならないか」
原告団副代表 常田益代(北海道大学名誉教授)

常田益代と申します。2年前に定年退職するまで北海道大学で建築史と美術史そしてデザイン論を教えていました。 2011年3月11日に福島第一原発事故がおきました。この日を境に日本中の人々が原発に向き合わざるをえなくなりました。一市民として私が学んだことは原発問題はたんなる電力の問題ではないということです。原発は人間の生き方を問い、正義を問い、倫理を問い、人間の地球への関わりかたを問う問題です。そして私は、原発は廃炉にするしかないという結論にいたりました。

自然の威力
その理由の第一は、自然の威力の前で、人間の叡智などちっぽけなものにすぎないということです。それゆえ「確率が極めて小さいから想定しなくてもいい」という傲慢があってはならないのです。人間の想定しえないことが、自然界にはおこります。

日本列島の周辺には4つのプレートと多数の活断層があり、大規模な地震を起こします。泊原発の近くでも活断層が新たに見つかっています。現在、地球は地震活動期にありスマトラ島沖地震(2004年M9)チリ中部地震(2010年M8.8)、東日本大地震(2011年M9)とここ数年だけでも津波を伴う歴史的超巨大地震が発生しています。日本の地形さえも変えてしまった今回の大地震の余震と誘発地震が今も各地で起きています。

しかし現在の科学では正確に地震を予測することができません。世界有数の地震国日本にとって原発はもっとも危険な発電方法です。現在日本にある原子力発電所は最もあたらしい泊3号機を含め、地震活動期以前の甘い耐震基準で設計されています。

無毒化できない放射能と核廃棄物
次に人類は放射性物質を無毒化できないという事実も学びました。私たちは核廃棄物の処理方法さえ知りません。原発はウラン鉱石の採掘から核処理場にいたるまで、その全行程で放射性物質を放出し続けます。核廃棄物から出る放射性物質の半減期はセシウム137で30年、プルトニウム2.4万年から10万年を要すると言われています。つまり、原発をつづけるということは、途方もない未来の世代に毒物を押しつけることにほかなりません。

人権と倫理
原発の点検と事故の収束は作業員の被爆という犠牲の上になりたっています。内部被曝を受けながら働く作業員の人権はまったく無視されています。また原発事故は子どもからもあたりまえの日々を過ごすという基本的人権を奪ってしまいました。子どもは転校や屋内遊戯や家族との別れを強要されています。

福島の事故で明らかになったように、ひとたび原発事故が起これば、放射性物質は、人間が設定した同心円状の避難地域とは関係なく、風下に向かって拡散していきます。

上空には常に西風が吹く泊原発周辺に当てはめるなら、原発の東方わずか43キロ足らずの小樽や、70キロしかない札幌にも当然、汚染が及びます。仁木町から余市町に広がる果樹園やニセコや支笏湖の自然など、北海道の基幹産業である農業、畜産業、水産業、観光業すべてに甚大な被害が及びます。そして泊原発から100キロ圏内に全道の実に6割弱の人々が暮らしているのです。

原発事故のおそろしさは、その不可逆性にあります。汚染された.七地を回復することはほぼ不可能です。電力の一部を賄う原発のために、命綱である安全な水と土と空気を引き換えにするほど愚かなことはありません。故郷も健康も生きがいもお金では戻りません。社会の公益に資するべき電力会社が、安心して日常生活をおくるという人々の基本的人権を脅かしてまで原発を稼働することは倫理的に許されることではありません。

原発に安全確認はない
「安全神話」は見事に壊れました。経済産業省原子力安全・保安院と原子力安全委員会のいう「安全審査基準に適合している」ことが「安全性の確保」にならないことが証明されました。そもそも、原発の安全確認ということがありうるのでしょうか。故障しない機械や設備はありえません。仮に完壁な原子炉が机上で設計されたとしても、その複雑な製作工程と施工そして運転と制御と点検をするのは人間です。そして人間に思わぬ間違いはつきものです。

原発事故が人間の手には負えないことも証明されました。収束技術も模索中です。すべて、これからのおおきな宿題です。もし、人間にわずかばかりの叡智があるなら、同じ間違いを繰り返さないことです。事実を認め、事故に学び、学んだことをこれからの判断に生かすことです。安心して暮らすには原発をとめるしかありません。子供、孫、そして未来の世代と地球を共有する万物のために、この大地を守るために、原発を廃炉にし、北海道にふさわしい再生可能エネルギーに転換する時です。 


宮本輝著「慈雨の音」

2012年03月02日 | 読書三昧

同氏のライフワーク、長編「流転の海」第6部。
07年発刊の第5部「花の回廊」以来、4年ぶりのリリースです。

第1部は84年の発刊ですから、すでに28年が経過しています。

著者の父親を模したと思われる主人公と息子(著者)との葛藤を軸に、昭和30年代前半の大阪の混沌とした世情と、彼らを取り巻く人々との絆を色濃く描いています。09年7月~11年6月「新潮」連載。

著者は常々、このライフワークを終えないと死ねないと言っているので、いつ完結するかはっきりしませんが、それだけ力のこもった作品に仕上がっています。

すでに次のリリースが待ち遠しい読者には、気の遠くなるような時間ですが、待つ以外方法がありません。


イシュトヴァーン・ラントシュ ピアノリサイタル

2012年03月01日 | 音楽三昧

昨夜、札幌Kitaraで掲題のピアノリサイタルを聴きました。



ラントシュ氏は、ハンガリーのご出身でリスト音楽院(ブタペスト)の現役教授です。かって、北海道教育大学で教鞭をとられたこともあり、また、札幌で毎年開催される「リスト音楽院セミナー」の指導者として度々、来札しています。

そのためか、会場(小ホール450席)には、セミナーの受講生や音楽家志望と思われる若い方々の姿を多くみかけました。

プログラム
ベートーヴェン:
 ・ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10-1
 ・6つのバガテル 作品126より
   第1番 ト長調、第4番 ロ短調、第6番 変ホ長調
 ・ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 作品31-3

ブラームス:
 ・ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 作品5

演奏は、音楽教育に携わる人にふさわしく、正確無比、緻密極まりないもので、安心して聴くことができました。反面、情緒に欠け、堅苦しさを感じさせる部分もありました。

特に、最後のブラームスは、日頃、耳にする機会の少ない曲でもあり、丸ごと演奏を楽しむには至りませんでした。ベートヴェンのパガテルや第18番は、弾き手の特長がよく出た好演だと思いました。