過日読んだ村上春樹著「小澤征爾さんと、音楽について話をする」の中で、村上・小澤両氏が激賞していた内田さんとザンデルリンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を聴きたいと取り寄せました。
収録曲は、いずれもベートーヴェンで、
・ ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
・ ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 です。
特に、第3番が群を抜く出来だというのですが、凡才の哀しさ、小生にはあまりよい演奏にはきこえません。たぶんオーデイオ的に聴いてしまうのが原因のようで、このコンビによる5番のCDも持っているのですが、従来、あまり広がりのない地味な演奏という印象しか持ちませんでした。
勿論、有名人の誰かが良いと言ったから感心したりするのもどうかと思いますが、これに接する契機にはなったわけで、せいぜいじっくり聴いてみたいと思っています。