夜中、月明かりに目が覚め、あまりの美しさにしばし見とれてしまいました。
この時期、空気が澄んでいるせいか、月や星が本当に美しく輝いて見えます。
真ん丸に見えますが月齢カレンダーでは十六夜です。
昔の人は、月の出が十五夜より1時間ほど遅くなるのを、「奥ゆかしく出てくる」と見立てて風流に「いざよい」と呼びました。
2021.10.22 2:15 天体望遠鏡 20mm(40倍)
『十六夜日記』は藤原為家の側室・阿仏尼によって記された紀行文ですが、記録が10月16日に始まっていることに由来してこの名が付けられたそうです。
『いさよふ月に さそはれ いで何とぞ 思ひなりぬる』(阿仏尼)
風流とは程遠い自分の場合は、ススキノの居酒屋を思い出します。
下世話な話題で恐縮ですが、大人の酌交場「十六夜 夢蔵」のことです。
飲食店の営業自粛が解禁され、さぞ賑わっていることだろうと、あの「殻付き生牡蠣・うに・いくら載せ」(別名:痛風盛り)を思い浮かべながら、「行っちゃおうか?」「いや、まだガマン!」等と自問自答しているうちに夜が明けてしまいました。
厳選された道産の魚介類は絶品で、コスパ的には高めですが雰囲気も良く、記念日など大切な人と行くには持って来いのお店です。