『私のエッ!?日記』(暇爺の“ボヤ記”) 

 ~平凡な日常を画像で綴る Photo diary ~

パワハラ騒動

2018年09月01日 15時23分37秒 | 日記

 またもやアマチュアスポーツ界を揺るがすパワハラ疑惑が発覚しました。

 今度は体操協会で、塚原光男副会長と塚原千恵子女子強化本部長(共に夫婦)による、リオ五輪代表で10月の世界選手権代表候補でもある宮川紗江選手(18)へのパワハラ問題です。

 マスコミ報道や関係者の証言から、塚原本部長が宮川選手を自らが務める朝日生命体操クラブへ勧誘・移籍させるための裏工作であることが見え見えです。

 つまり、朝日生命体操クラブの弱体化を食い止めるために、宮川選手を引き抜くには同選手が慕う速見佑斗コーチが邪魔になり、二人を引き離そうと過去の暴力行為を証言するよう録音までして強要した卑劣極まりない行為です。

 過去のパワハラ事件と共通しているのは、自らの功名心や権力保持のための組織の私物化であり、そのためならトップ 一体、日本のスポーツ界はどうなっているのか? 東京五輪まで2年を切ったというのに誰のための協会なのか?何であんな人間がトップに就くのか? アスリートの選手生命や人生などお構いなしの異常体質。

 国のリーダーがあんなんだから、政治家も官僚も企業もスポーツ界までもが何でもありの無秩序状態に陥ってしまっている!!!

 

 

 

 そんな中で一つの安心材料は、協会内部に具志堅幸司副会長という「まともな人物」がいたことと、かつてのメダリストのOBやOGたちが宮川支援の声を挙げ始めたことである。

 宮川選手の会見を見て「可哀想すぎる」と涙した池谷幸雄や、今はフリーの森末慎二が相次いでテレビ出演し、協会の改革や体制の刷新を訴えたことでした。上下関係が厳しいスポーツ界で様々なシガラミに囚われず勇気をもって正論を発したことは称賛に値します。これに続いて、ロンドン五輪代表の田中理恵が自身のツイッターで「紗江のことが心配で仕方ない。選手たちのためにも協力します」と宮川支援を表明し、さらにロンドン五輪代表鶴見虹子も「元朝日生命で元日本代表として全力で紗江ちゃんを応援したいです。皆さんも応援してあげて下さい。」と記した。 

 部外でいち早く動いたのは高須クリニックの高須克哉院長で、「頑張っているアスリートが道を断たれて途方に暮れている時に応援せずにいられない。」と、宮川選手の受け入れを表明したニュースは爽やかで、一服の清涼剤として心が洗われる思いである。 

 

 

 

        特別ゲストの森末慎二氏と(2010.6.13「札幌トリムウォーク」~真駒内陸上競技場

 

 [ 森末 慎二 ]

 1984年のロス五輪において、種目別・鉄棒決勝で10点満点(規定演技、自由演技もあわせると3回の鉄棒演技すべてで10点)を出し金メダルを、また跳馬では銀メダルを獲得した。体操団体では銅メダルで、1つの大会での金、銀、銅の3つのメダルを持っている。また、平行棒におけるオリジナル技モリスエ」(後方棒上かかえ込み二回宙返り腕支持:難度D)の名は世界共通言語である。(鉄棒にも同名の技がある)


 


 アスリートとしての成績だけでなく、人生の歩みを含め彼の人間性や生き方そのものに共感を覚えるのです。

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