『私のエッ!?日記』(暇爺の“ボヤ記”) 

 ~平凡な日常を画像で綴る Photo diary ~

緊急地震速報チャイム ♪

2021年12月07日 19時45分10秒 | 日記
 なんだか最近、地震が多いような気がするけれど…もしかして大地震の前兆ではないか等と心配するのは私一人でしょうか?

 鹿児島県のトカラ列島近海では、今月4日から地震が相次いでいて、これまでに200回以上も起きています。

 前日3日に山梨県で発生した震度5弱の地震では、SNS上で富士山が噴火するのではないか?等の噂が飛び交い、気象庁が「直接的な関係はない!」と沈静化に努めたのも束の間、今度は和歌山県で震度5弱の地震が発生し、ついに南海トラフ地震の前触れかとの騒ぎにまで発展し、気象庁が「南海トラフ地震の可能性は少ない!」と冷静な行動を呼びかけたところです。


 そんな折、PMFの“情報定期便” 月刊メール「 PMF MUSIC PARTNER」が送られてきました。

 今回の企画は、工学博士で緊急地震速報チャイムの作曲者として知られる伊福部達氏の特別エッセイでした。

 あの「チャラン、チャラン ♪」という独特のチャイムは一度や二度は誰もが聞いたことがあると思いますが、どのように作られたのでしょう。






 伊福部先生の「音の福祉工学」という分野において、特に興味深かったのは「地震チャイムの5つの条件」というものでした。
 音楽家でもない伊福部先生が依頼を受けてチャイムを作るにあたっては、長年にわたる聴覚研究と福祉工学の立場から、①あまり不安にさせずに、②行動を促し、③騒音の中でも、④難聴者でも聞き取りやすく、⑤今まで聞いたことがない音という5つの要素が必要であると考えたそうです。

 これまで東日本大震災をはじめ他の多くの地震災害から一体どれだけの命がこのチャイムに救われたことでしょう。

 オミクロン株の流行により再びコロナ禍への警戒や自粛生活が余儀なくされる昨今ですが、せめてあの「チャラン、チャラン ♪」が鳴らない静かな年末・年始を迎えたいものです。


 


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