会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

採種梅雨

2017-04-09 17:43:15 | Weblog
2017年4月8日(土)曇 20.2℃~8.3℃
 「俳句の季語に思う」

 フェーン現象で真夏を思わせるようなお天気になったところがあったり、桜が咲いてお花見真っ盛りというニュースが流れるとよい季節になったなと思う。だが、上着を1枚羽織るような低温の日があったり、傘を持って出かけなければならない日がある。桜の開花宣言がなかなか出ない。お花見のイベントが日延べするニュースも流れる。

 会津も全国的な気象の変化と同じで、20度以上の日があるかと思うと10度以下の日もあり、鶴ヶ城の桜の見ごろは昨年より遅れるらしい。
 桜や桃のピンクの花が咲き、公園や川の土手、畑の周りが菜の花の明るい黄色に染まって来ると春本番を感じるが、まだ遠い。
 俳句を詠んでいる知人は、この時期の梅雨を思わせる、ぐずついた天気を春の季語で”採種梅雨”と言った。

 冬の間に列島を覆っていた高気圧が北上し、日本列島の南岸沿いに停滞するため、主に関東より西で起こる「春雨」とも、「催花雨(さいかう)」ともいわれ、一雨ごとに暖かさを運び、菜の花や桜をはじめ、草花の成長と開花を促す役目を果たしている。
 あまり俳句には詳しくないが”採種梅雨”などという季語を知って日本語の表現の豊かさに感心した。
 わが国では、急激に”人、物、金・・・”あらゆるものがグローバル化(国際化)が進んでいる21世紀に対応するため、英語を重視して学校教育がすすめられている。
 本当にそれでいいのだろうか? 季語にあるような繊細な美しい日本語を子どもたちに学ばせてやりたい。大人の自分ももっと学びたい。




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