心にうつりゆくよしなしごと / 小嶋基弘建築アトリエ

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空気の通り道⑥棟換気

2013年07月05日 | 日記・エッセイ・コラム
屋根頂部の隙間。土台下からの上昇空気を抜く孔、空気の通り道です。
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黒いボード状の物が《棟換気部材》。起り通気垂木と現場発泡ウレタン断熱材が垣間見える。

棟換気設置は合計で5箇所(画像では4箇所しか写っていない)。
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棟換気の有効開口面積は208c㎡/本×5本=1040c㎡。
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外殻通気システムの終着部分。この《棟換気》から上昇空気が排出されます。

瓦屋根といえども、圧力差が最も大きくなる頂部のし瓦下から上昇空気を排出する空気量優先の設計。瓦職人には平瓦下取付型よりもシビアな雨仕舞いの精度が要求されます。

【雨仕舞い】及び【空気の通り道】は慎重な施工を要求される工事。
屋根を丁寧に施工して貰った鈴木瓦職人さんと施工管理者、現場監督に感謝致します。




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