心にうつりゆくよしなしごと / 小嶋基弘建築アトリエ

山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆうべもよろし

パレオエクスプレス

2006年10月01日 | 日記・エッセイ・コラム

秩父鉄道のSL・パレオエクスプレスに乗って、秩父路の汽車旅を、家族皆でしてきました。

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寄居から乗車した時は曇りだった天気も、途中の秩父辺りからあいにくの雨になってしまいました。(T-T)

秋の秩父路の澄んだ青空に響く力強い動輪の駆動音と、秩父連峰にこだまするかのような豪快な汽笛を響かせながらの汽車旅とはなりませんでしたけど、曇天から小雨に煙る墨絵の鉄路とて、それでも凄い迫力!(゜ 0°;)

沿線には曼珠沙華やそばの花も咲き、レールの継ぎ目を 『ガッタン・ゴットン♪』 と、”ゆぅ~っくぅ~りぃ~” 急かされないで行く汽車旅とは、良いものです。

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ただし、運転台は無骨で剥き出しで過酷な、しかしながら機能美にまで昇華したこの機械へ生を与える為に、人間が格闘する場所。赤い炎のたぎる、男の職場。( ̄―+ ̄)ふっ

還暦は超えているだろう、このC58363蒸気機関車の運転士達は、この機械への愛着と、何より私たち旅行者への素晴らしい贈り物を届けてくれる為に、身体に鞭打って、手や服を油まみれにして、額に汗してくれているのですねp(^-^)q  好きなんでしょうね、この機械のことが… (^-^)v

動輪、メインロッド(主連接棒)、サイドロッド(連結棒)、リターンクランク等々、使い込まれ磨かれて、金属が黒光りしていました。構造の美学ですね。時速300キロメートルで走る新幹線の時代でも、私はこの機械、蒸気機関車が大好きです。そして息子も。新幹線よりも好きみたいです。    

『ポォーッ!(汽笛の音のこと)に乗りたぁ~い!』って、いっつも言ってます(*⌒0⌒*)

今、息子は、車内販売で買って貰った【SL C58くんでGO!】というゼンマイ仕掛けのパレオエクスプレスのおもちゃを、大切そうに枕元に置いて、すやすや寝ています。(-_-)zzz