心にうつりゆくよしなしごと / 小嶋基弘建築アトリエ

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豊かな住まいについて⑤ 私の家の場合

2014年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム
1975年築 床面積55㎡の賃貸団地2階の私の家のバルコニーからの眺めを通して。

四季と子供の成長を肌で感じられる環境、そしてコミュニティに、私は豊かさを実感しています。


春は桜がとても美しい。自宅に居ながらにして、毎年お花見をしています。
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満開もさることながら、散りゆく花吹雪は真に感動的ですよ。


新緑。これまた大変清々しい。【目には青葉 山ほととぎす 初がつを】といった趣き。
『ほととぎす』の鳴き声は聞きませんが、『うぐいす』や『カッコウ』は聞けます。本当!
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小・中学校の通学路なので、毎朝、子供達と手を振り合います。
『行ってきまぁ~す!』『行ってらっしゃーい!』


五月晴れ。部屋は2階なので、冬至の陽当たりも最高。やはり陽当たりの良い家が一番!
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私の部屋の真下一帯は駐車場ではなくて芝庭。プライベートガーデンといった趣きです。


紫陽花。うちの子供達の幼い頃。
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うるうる(´;ω;`)って感じです、親として。


夏の蝉しぐれの季節を経て、紅葉。
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娘の幼い頃。『ママ~』って言ってるのでしょうね。


秋を経て、冬。
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枝に積もった雪が朝日に照らされ、霧氷みたいでとても綺麗。


子供達にとっては自分の家の庭同然。雪が積もると大はしゃぎ。
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イェ~イ!
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あーちゃんとも楽しいひととき
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正直、豊かな住まいのありようを肌で勉強させて貰っている団地です。

大変気に入っている住まいなのですが、残念は床バリアフリー未対応である点、そして『夫婦+3人の子供の5人家族』は想定していない間取り、かな。

統計として核家族『夫婦+子供2人の4人家族』が、1975年新築当時の間取り設計の前提だったのでしょう。

外付けエレベーターによる高齢者対応と、もう1部屋あったなら、私は終の棲家(ついのすみか)として平安を得られると思っています。


私の家の場合で恐縮です。(^_^;)