
バックナンバー【2013/06/08化粧火打と化粧方杖】の続編。
立体トラスの幾何学的構成があたかもオブジェ。(それもイメージして設計しました。)
水平材が火打(ひうち)、斜材が方杖(ほうづえ)。差鴨居同様、軸組を固める技法。
方杖は(頬杖ほほづゑ)とも。古い木造駅舎でよく見る事が出来ますね。
デジカメのフラッシュが超仕上げ鉋の光沢を写しています。ちなみに梁成の大きな材はサンディング仕上げ。仕上げの違いをこうして較べてしまうと、いかに超仕上げ鉋(や手鉋仕上げ)の美しさが際立っているかが理解されると思います。
↓化粧雲方杖。直上は棟木。接合部はホールダウン金物等ボルト類で確実に緊結。
現わしの化粧雲筋違いと設計趣旨は同じで、小屋組の垂直方向を固める事を目的としています。
バックナンバー【2013/07/13現わしの化粧雲筋違い】より。
説明はバックナンバーをご高覧ください。
いずれも国産材。
柱は、杉・桧共、埼玉県産飯能の天然乾燥西川材。
横架材は杉で、茨城県産八溝材の天然乾燥材。
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化粧火打ち、化粧方杖については、金物を隠す、シンプルなデザインもあります。
隠し金物工法、設計(意匠・構造)承ります。
2016年7月14日【隠し金物工法、設計(意匠・構造)承ります。】を参考まで。
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