桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

緑陰とショウジョウソウ(猩々草)

2021年07月15日 21時21分25秒 | 風物詩

 十五日は阿弥陀様の縁日です。
 いくつか持病がありながら、先月の十五日にお参りしてから一か月の間は、曲がりなりにも大
禍なく過ごせたのも阿弥陀様のご加護があったからであろう。いつからかそういうふうに考えるようになったので、毎月この日は阿弥陀如来を本尊にお祀りしている東漸寺へお礼参りに出向くのです。
 我が庵は平賀中台と呼ばれる台地の上にありますが、東漸寺に向かうときは途中で台地の端っこを通ります。目に入る遠くのマンションやクリーンセンターのものらしき煙突などを目安にして地図を見てみると、船橋あたりの方角が望めるようです。

 この日はその東南東から南南東にかけての方角に、雷雲らしき雲があるのが見えました。夕方のTVのニュースでは、千葉市内のざんざん降り(一時間で22ミリ)の様子が映し出されていましたが、船橋も同様だったようで、アメダスによると、15ミリという雨量が記録されました。ところが、私が暮らす松戸では雨は降りませんでした。



 東漸寺には涼し気な緑陰が拡がっていました。
 この日の我が地方の最高気温は29・8度でしたが、松戸には観測施設がないので、これも船橋にあるアメダスの記録です。体感温度ではとても30度を切ったとは思えない一日でしたが、千葉市内に雷雨があったころ、船橋でも雨が降って、気温が下がったのだろうと思われます。



 本堂へのお参りを終えると墓所へ向かいます。本尊に阿弥陀様を迎えてくださったのは開山の経譽愚底さんだと考えるので、そのお墓にもお礼参りをするためです。



 歴住の墓所に向かうと……。 ? なんという花だろうと思ってカメラに収めましたが、紅いのは花ではなく、葉っぱです。
 グーグルレンズで検索するために、スマートフォンのカメラで撮り直し、検索してみたら、ショウジョウソウと出ました。漢字では「猩々草」と書きます。
「猩々」とは、中国で考えられ、猿に似た架空の動物です。転じて酒の好きな人、すなわちいつも顔を真っ赤にしている大酒呑み。
 あとでポインセチアの変種だと知って、なるほどそういえばよく似ているワイと感じました。



 よく見ると、一般の人の墓石の前にもありました。



 東漸寺歴住の墓所です。
 東漸寺の本堂や観音堂だけでなく、本堂左手にある歴住の墓所に参拝するのは毎月十五日と二十七日です。中央にあって一基だけ竿(四角い石)があり、一段高いのが開山・經譽愚底(きょうよ・ぐてい)上人の卵塔です。
 ショウジョウソウはこの墓所の入口あたりにありました。



 墓所から本堂の屋根越しに眺めた空。
 この日の夕方になって、明日には関東地方も梅雨明けか、とTVの天気予報はいっていましたが、巨大な入道雲も顔を覗かせて、すでに完全な夏空です。



 日課の慶林寺参拝は午後になりました。



 今日のハス(蓮)はピンク。咲いたらしいのはこの一輪だけでした。



 ガマ(蒲)。山野ではなく、街中で育っているためか、なんとなく繊細さを伺わせる面立ちです。


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