桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

鶯の初啼き

2009年03月07日 21時07分18秒 | 寺社散策

 第一土曜日は休みですが、今日はまた出勤。ただし、午前中だけ……。
 前日、急遽決められた臨時出勤ということには肚も立たなかったのですが、せっかく晴れたというのに、ビュービューと吹きまくる阿呆のような風には往生しました。
 臨時出勤の手当代わりに、昼は近くの豚かつ屋で牡蠣フライのランチをご馳走になって退散。

 昼過ぎには阿呆風も収まって、冬のコートでは暑く感じるようになりました。勤め先から市川大野の駅へ向かう途中、ところどころで蒲公英(タンポポ)が咲いているのを見ました。
 花屋さんには小手毬(コデマリ)が数鉢出ているのも見ました。
 花は満開ですが、去年と較べると、気のせいか少し小ぶりのようで、まだ枝も充分に垂れていません。これなら持ち運ぶのも簡便だと思いましたが、今日は買いません。前々から今日は日暮里へ行こうと決めていたからです。

 午後一時前に新松戸まで戻ってきて常磐線に乗り換え。北千住でまた乗り換えて日暮里着十三時二十六分。
 切支丹お蝶所縁の天王寺(開創1274年)、それから本行寺(同1526年)、経王寺(同1655年)、延命院(同1648年)と足早に見て帰ってきました。



 天王寺の山門です。
「江戸切絵図」や「江戸名所図絵」で見る限り、広大だった寺域はその大部分を谷中霊園に取られ、雪隠詰めされたように崖っぷちに押し込められてしまっています。



 門の奥に見えるのは天王寺大仏の名で親しまれている、高さ4・8メートルの銅造釈迦如来坐像。元禄三年(1690年)の建立。

 散策にはちょうど佳い陽気になって、いわゆる谷根千巡りをしているらしき人々は大勢いましたが、天王寺の参詣客はおぢさんを含めて五人だけでした。
 山門前の掲示板だけ覗いて立ち去る人、寺のあることすら関心を示さぬ人、多々おりましたが、ここが切支丹お蝶所縁の天王寺だと思ってきた物好きはおぢさんのほかにはおりますまい。陽気も佳かったし、お寺より煎餅や佃煮のほうに関心が向いてしまうのは当たり前のこと。



 旧谷中天王寺町。現在は台東区谷中七丁目。




 本行寺(上)と経王寺。



 延命院。

 明日日曜日はまた曇りという予報なので、庵に帰ってきて一週間分の洗濯です。
 洗濯物を干そうとベランダに出たときに、鶯(ウグイス)の初啼き聴きました。目を凝らして見ましたが、姿は見つけられません。啼き方はまだ「ホーホ」がなくて「ケキョケキョ」と、練習中のようです。

 天王寺と延命院に関するブログは後日。


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