桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

田おこしと代かき

2011年04月29日 22時49分35秒 | 風物詩

 上部消化器の内視鏡検査を受けました。いわゆる胃カメラです。
 検査入院を勧められていながら、なかなか腰を上げなかったくせに、何日か前から出るようになったおくび(ゲップ)が気になったので、以前入院したことのある新松戸の病院に行きました。
 血液検査をしてもらったら
、胃潰瘍が再発している疑いがある、といわれて内視鏡検査を受けることになったのです。
 結果は見立てどおりでした。ただ、再発して間もなかったようで、投薬で治せるだろうという診断で終わりました。

 内視鏡を嚥むのは四度目です。同じ病院なのに、前三回とは少しばかり勝手が違っていました。
 検査に備えて前夜九時過ぎから水以外摂取してはいけないのは同じです。検査室に入って喉の麻酔薬を飲み、左半身を下にして横になるのも同じです。
 身体を横たえると右腕にブスコパンという注射を打たれました。前三回にはなかったことです。
「なんとかかんとかをを注射しまーす」とナースにいわれ、チクリとやられましたが、その刹那は何をいわれ、なんの注射だったのかわかりません。検査が終わったあとの説明で、検査をしやすくするために胃の働きを弱める「抗コリン剤」だったと知らされました。

 検査室内が明るかったのも前とは違っていました。
 内視鏡検査に慣れた、などということは自慢にはなりませんが、慣れたはずなのに、今回がもっとも苦しいように感じられたし、気のせいか時間が長いようにも思えました。
 そしてこれも気のせいかどうか、喉の麻酔が弱いようにも思えました。
 検査が終わるまではとくに感じなかったのですが、終わったあと、以前は麻酔が残っていて、口が強張ってしばらくは物もいえなかったのに、今回はそんなこともありませんでした。苦しかったのはそういうこともあったのかもしれません。

 検査を終えたあと、診察を受けました。顔は憶えていませんが、入院していたとき、回診にきたことのある女医でした。
 一年半前に入院したとき、私の主治医になり、その後の通院で私にリンパの障害があることを見つけてくれた医師は別の病院に移ったようでした。

 前も服んでいたガストロームという胃の粘膜を保護し、壊れた組織を修復する薬とタケプロンという胃酸の分泌を抑える薬を服んで、様子を見た上、再度内視鏡を嚥むことになりそうです。しばらくは湯島と新松戸の病院を掛け持ちで通わなければなりません。

 多分……再発しているな、と感じていたので、それがはっきりして、気分的にはすっきりしました。目の前をぼんやりと覆っていた霞がとれたような気になっています。



 富士川べりの親水広場では太極拳の集まりがありました。
 


 葉の出るのが遅い無患子(ムクロジ)にもようやく芽吹きが見られるようになりました。



 藤の花が咲き始めているのも目にしました。



 衣替えの季節です。
 冬の布団と夏用のタオルケットを干そうと思っているのですが、陽射しのある日は風が強く、風のない日は陽射しが弱い、という日々がつづいています。

 一昨日は夏を思わせるような雲が出たので、羽毛布団を干したあと、富士川べりを散歩しておりましたら、にわかにかき曇って雷鳴が轟きました。散歩を中断し、慌てて家に戻ったのですが、間に合いませんでした。
 幸いにしてパラパラときたと思ったらすぐに上がったので、事なきを得ましたが……。

  

 富士川沿いの田圃では田起こしと代かきが始まりました。今年は田植えを見てみたい。



 我が庭ではタイムの花が満開になりました。

「とんだりはねたり」さんという方から、矢部駿河守の墓に関してコメントをいただきました。
 私と同じように深川・浄心寺へ墓を捜しに行かれたようですが、見つけられなかったようです。もしかしたら矢部さんの墓は浄心寺にはないのではないかという疑いも兆しますが……。
「とんだりはねたり」さんが矢部さんを罪に落とした鳥居耀蔵の墓についても書いておられたので、思い出したことがあります。鳥居の墓は東京・駒込の吉祥寺というお寺にあります。
 ここにお参りに行かねばと思いながら、すっかり忘れていた、ということを思い出したのです。
 鳥居の墓参りではありません。柴田錬三郎さんのお墓があるのです。

 私は柴錬さんとは一度お会いしただけですが、ちょっとした因縁がありました。いつか墓参に行こうと思いながら忘れていました。リンパの診察で通っている病院からならさほど遠くないので、来月の通院の帰りに足を延ばしてみようと思います。


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