時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

二大政党:ドングリの背比べ

2009年05月01日 | 政治問題
産経新聞が両日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した世論調査で、麻生内閣の支持率は28.2%となり、前回調査(3月末)より7.4ポイント増加、昨年11月調査(27.5%)水準まで回復したという。
次期衆院選の比例代表の投票先は、自民党が34.6%、民主党34.0%で、麻生政権発足後では初めて自民党が民主党を上回った。自民党の党勢回復傾向が顕著になったと報じられている。
しかし、冷静に考えてもみよう。
国民の4人に1人しか支持しない内閣に、政権を担当する資格があるだろうか?
衆院選での投票先も、以前の調査に比べると、自民党も民主党も3割台で、両党とも低下している。
この間の西松建設の献金問題など、二大政党ともカネまみれで、政権を担当するにふさわしくないというのが、国民の声ではなかろうか。
支持率の上昇、あるいは逆転などと騒いでも、所詮は、国民から見放されたところでのみにくい争いに過ぎない。
政党支持率は自民党29.2%(1.7ポイント増)に対し、民主党21.5%(0.7ポイント減)だったそうだ。
結局は、国民の政治不信を掻き立てただけの数ヵ月間だったと思われる。
ちなみに、小沢氏について「代表を辞任すべきだ」との回答は56.6%で、これが国民の声である。編集長などは、代表ばかりか、国会議員も辞任すべきだと思っているが、この声をきちんと受け止めることがなければ、民主党が政権につくことは無理だと思っている。