一時期は、金属窃盗のことが随分話題になっていたが、最近下火になっているのかと思いきや、先日、路線バスからバッテリーが盗まれたというニュースが報じられていた。
バッテリーそのものが目的なのか、それに含まれる鉛が目的なのかはわからないが、いずれにせよ、相変わらず金属価格の高騰は続いているようだ。
中国などの経済発展で、鉄はもちろんのこと非鉄金属、貴金属の価格も上がり続けている。
こういう傾向は一体いつまで続くのだろうか?
さて、ちょっと気になったので、金属の埋蔵量や採掘可能年数を調べて見た。
その結果、今後世界的な経済の発展によって、金、銀、鉛、亜鉛などは、20年以内に埋蔵量を超える量が使用されると予測されているようだ。要するに、足りなくなるとの予測が出ている。
確かに、金属といえども無限に存在するものではない。あちこちの鉱山を掘り返しているうちに、とうとう枯渇するものも出てくるだろう。
そうなると、各国が競ってこれらの資源の争奪戦を繰り広げることが予想される。原油に続いて、新たな政治問題になりそうな気配である。
それまでに、代替の金属や新たな素材が開発されることがあるかもしれないが、いずれにせよ、金属資源は無限ではない。そのことを念頭においた生産活動が大切であろう。
一方で、「都市鉱山」と呼ばれるように、日本にはさまざまな電化製品などに含まれる形で、希少金属の多くを保有しているとの記事もあった。それによると、・・・
・インジウム:1,700トン(世界の現有埋蔵量の61%)
・金:約6,800トン(同16%)
・銀:60,000トン(同22%)
・アンチモン:340,000トン(同19%)
・スズ:660,000トン(同11%)
・タンタル:4,400トン(同10%)
ということなので、世界の埋蔵量の多くを日本が所有していることになる。
ただ、こういう金属は本当に微量しか含まれていないので、これらを含む製品の効率的な回収や取り出し方なども今後更に研究が必要になるだろう。
いずれにせよ、発展途上国の経済発展に伴って、金属資源はますます重要性を増すだろう。多くの金属はあと50年もすれば枯渇し、一部の金属ではあと20年も経たないうちに枯渇すると言われている。
こういう金属を対象に投機マネーが飛び交うことになるのだろうか?そして、金属窃盗の記事がまた新聞紙上を賑わすことになるのだろうか?
バッテリーそのものが目的なのか、それに含まれる鉛が目的なのかはわからないが、いずれにせよ、相変わらず金属価格の高騰は続いているようだ。
中国などの経済発展で、鉄はもちろんのこと非鉄金属、貴金属の価格も上がり続けている。
こういう傾向は一体いつまで続くのだろうか?
さて、ちょっと気になったので、金属の埋蔵量や採掘可能年数を調べて見た。
その結果、今後世界的な経済の発展によって、金、銀、鉛、亜鉛などは、20年以内に埋蔵量を超える量が使用されると予測されているようだ。要するに、足りなくなるとの予測が出ている。
確かに、金属といえども無限に存在するものではない。あちこちの鉱山を掘り返しているうちに、とうとう枯渇するものも出てくるだろう。
そうなると、各国が競ってこれらの資源の争奪戦を繰り広げることが予想される。原油に続いて、新たな政治問題になりそうな気配である。
それまでに、代替の金属や新たな素材が開発されることがあるかもしれないが、いずれにせよ、金属資源は無限ではない。そのことを念頭においた生産活動が大切であろう。
一方で、「都市鉱山」と呼ばれるように、日本にはさまざまな電化製品などに含まれる形で、希少金属の多くを保有しているとの記事もあった。それによると、・・・
・インジウム:1,700トン(世界の現有埋蔵量の61%)
・金:約6,800トン(同16%)
・銀:60,000トン(同22%)
・アンチモン:340,000トン(同19%)
・スズ:660,000トン(同11%)
・タンタル:4,400トン(同10%)
ということなので、世界の埋蔵量の多くを日本が所有していることになる。
ただ、こういう金属は本当に微量しか含まれていないので、これらを含む製品の効率的な回収や取り出し方なども今後更に研究が必要になるだろう。
いずれにせよ、発展途上国の経済発展に伴って、金属資源はますます重要性を増すだろう。多くの金属はあと50年もすれば枯渇し、一部の金属ではあと20年も経たないうちに枯渇すると言われている。
こういう金属を対象に投機マネーが飛び交うことになるのだろうか?そして、金属窃盗の記事がまた新聞紙上を賑わすことになるのだろうか?