時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

小沢代表「済州島買っちまえ」発言

2009年03月14日 | 政治問題
連合の笹森前会長が、都内のホテルで開かれた民主党衆院議員の出版記念パーティーで、「民主党の小沢代表から『今、円高だから、済州島を買っちまえ』と言われた」と明かした、と報じられている。
笹森氏によると、2月に小沢氏と話した際の発言だという。発言の意図について、笹森氏は「日本が世界に伍(ご)していくには、当たり前のことを考えていてはダメだということだ」と、解説したという。
自民党の外交能力のなさは、麻生総理や中川財務相などの一連の騒動で明白になっているが、民主党のお粗末さもここまで来たかという感じである。
今回の発言は、韓国人による対馬の土地購入を意識したものと思われるが、そもそも、日本人もあのバブルの最盛期には、マンハッタンのビルなどを次々と買い占めてひんしゅくを買ったのと同じである。
これは、単なる失言ではなく、小沢氏の胸中を率直に吐露した発言と見て間違いない。こういう危険思想の持ち主であることがバレただけの話である。
やられたらやり返せ、と言わんばかりの安易な発言は、外交上も大きな汚点を残すことになるとともに、民主党の政権担当能力、外交能力に疑問符が付くのも間違いない。
ところで、こういうニュースが流れると、種々のブログで、政府による情報のリークだとか、自公政権を利するだけだという意見が現れるが、国民の立場からすれば、それが真実である限りにおいては、こういう情報はどんどん公表されて然るべきである。
二大政党の一極の党首の発言はそれほど重く、また、政権担当能力があるかどうかの判断を国民に仰ぐのならなおさらである。
こうやって、二大政党のお粗末さを痛感させられるたびに、国民は、第三極の道を真剣に考える時期に来ていると思われる。