時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

小沢氏は、ただちに議員辞職を

2009年03月09日 | 政治問題
世論調査で民主党の小沢代表の辞任を促す声が過半数となり、同党内でも代表の辞任は避けられないとの見方が強まってきた。小沢氏は現時点の辞任を否定しているが、「小沢おろし」の激化を懸念する党内では自発的辞任を求める声が広がっており、進退を判断する時期が焦点となってきたという。
民主党の鳩山由紀夫幹事長も、NHKの報道番組で「進退問題が浮上しないだろうと言い切るつもりもない。新たな事実が判明すれば、新たな展開になる」と指摘し、現時点では執行部として小沢氏の説明を信じて支えるが、捜査の展開次第では進退に影響するとの見方を示した。
地元に戻った議員からは辞任論が噴き出している。小沢氏に近い議員でさえ「有権者の声は『一刻も早く代表を辞めさせるべきだ』が多い。もたないということになるんじゃないか」と危機感をあらわにしている。
こういう中にあって、小沢氏は「現段階で進退については考えていない。いずれきちんと結論が出てからのことだ」と語り、捜査状況を見ながら判断する考えを示したというが、側近である第一公設秘書が逮捕され、疑惑は広がるばかりである。
代表を辞任するというレベルの話ではなく、国民の負託を受けた議員としての資格が問われていることを、小沢氏はもとより、民主党の連中は気づくべきであろう。
ただちに議員辞職すべきであろう。
ところで、なぜ、このような汚職事件が起きるのだろうか?
企業献金を禁止するということで、政党助成金制度を作ったわけだが、結局は、片手で助成金(国民の血税)を受け取りながら、もう片手で企業献金を手放さない政党の姿勢に最大の問題がある。
以前から述べているように、民主党も(自民党と同じように)、経団連もうでを行い、献金の斡旋までお願いしている政党である。
このような政党に、国民の方を向いた政治ができるわけがない。
企業は献金によって必ずその見返り(正確にはそれ以上の見返り)を要求するものである。
それを知りながら、企業献金を平然と受け取る政党のあり方この日本の遅れた土壌そのものを一掃しなければ、次々と同様の事件が起きることだろう。