ファミリーレストラン大手「すかいらーく」の契約店長だった埼玉県加須市の男性(当時32歳)が昨年10月に脳出血で死亡したのは、長時間労働による過労が原因として、埼玉・春日部労働基準監督署が労災認定していたことがわかったという。遺族が記者会見して明らかにした。
会見した遺族と支援した労働組合スタッフによると、この男性は高校2年のときに自宅近くのすかいらーくでアルバイトを始め、卒業後も働き続けた。2006年3月、すかいらーく栗橋店(埼玉県栗橋町)で1年ごとに契約更新する契約店長となった。店長になってから残業時間が増え、帰宅が午前3時になることもあり、家に帰れず、店の駐車場に止めた自分の車で仮眠したこともあったという。
労基署からは、過労死ラインとされる月80時間を超える残業があった、との説明を受けたという。しかし、年収は200万円程度。母親は「帰ってきても少し寝ただけですぐ出勤する日が続き、すごく疲れている様子だったが、会社は何もしてくれなかった」と涙ながらに話したという。
暗澹たる思いがする記事である。
一体どこの国のどの時代の出来事かとわが目と耳を疑うような記事である。
アメリカの黒人奴隷の時代の出来事ではなく、現在の日本で起きた事件だと思うともうウンザリしてしまう。
契約社員で、しかも店長とは名ばかりで、年収が200万円というから、とんでもない労働条件である。ネットカフェ難民ではあるまいし、あまりにもひどい働かせ方ではないか。
生身の人間を死ぬまで働かせる企業に、社会的な存在価値などはない。
こういう事例は氷山の一角にすぎないに違いない。
まだ死んでいないから問題にならなかったり、病気などで職を離れて泣き寝入りしている事例はまだまだ山ほどあるだろう。
自分たちの回りに、もし同じような境遇の労働者がいたら、迷わずに個人加盟の労働組合や労働相談、過労死110番などに連絡してほしい。
声を上げなければ、ますます労働条件は切り詰められ、低賃金に追い込まれてしまうのがこの社会の特徴でもある。
まず相談する勇気を持ってほしいと願っている。
会見した遺族と支援した労働組合スタッフによると、この男性は高校2年のときに自宅近くのすかいらーくでアルバイトを始め、卒業後も働き続けた。2006年3月、すかいらーく栗橋店(埼玉県栗橋町)で1年ごとに契約更新する契約店長となった。店長になってから残業時間が増え、帰宅が午前3時になることもあり、家に帰れず、店の駐車場に止めた自分の車で仮眠したこともあったという。
労基署からは、過労死ラインとされる月80時間を超える残業があった、との説明を受けたという。しかし、年収は200万円程度。母親は「帰ってきても少し寝ただけですぐ出勤する日が続き、すごく疲れている様子だったが、会社は何もしてくれなかった」と涙ながらに話したという。
暗澹たる思いがする記事である。
一体どこの国のどの時代の出来事かとわが目と耳を疑うような記事である。
アメリカの黒人奴隷の時代の出来事ではなく、現在の日本で起きた事件だと思うともうウンザリしてしまう。
契約社員で、しかも店長とは名ばかりで、年収が200万円というから、とんでもない労働条件である。ネットカフェ難民ではあるまいし、あまりにもひどい働かせ方ではないか。
生身の人間を死ぬまで働かせる企業に、社会的な存在価値などはない。
こういう事例は氷山の一角にすぎないに違いない。
まだ死んでいないから問題にならなかったり、病気などで職を離れて泣き寝入りしている事例はまだまだ山ほどあるだろう。
自分たちの回りに、もし同じような境遇の労働者がいたら、迷わずに個人加盟の労働組合や労働相談、過労死110番などに連絡してほしい。
声を上げなければ、ますます労働条件は切り詰められ、低賃金に追い込まれてしまうのがこの社会の特徴でもある。
まず相談する勇気を持ってほしいと願っている。