時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

この1週間

2008年07月14日 | 社会問題
先週、インターネットに突然接続できなくなった。
原因を調べて見ると、どうもパソコンに接続されているモデムの不具合らしい。
家族揃って、こういうものに疎いので、このモデムは一体どこから入手したものか、それすら記憶に残っていない。
職場で話を聞いてみると、どうもプロバイダーからレンタルされているというので連絡すると、早速新しいモデムが送られてきた。
そこからの接続(コードの接続は簡単だが、)PCの設定に一苦労し、やっとの思いでネットに接続できるようになった。
さらに、運の悪いことに、体調がすぐれず、頭痛や眼の違和感に悩まされる日が続いた。
この1週間、記事の更新ができなかった背景には、そういう事情があったわけだ。
さて、この1週間を振り返ってみよう。
サミットの閉幕。
結局、温暖化ガスの削減目標は、2050年までの長期目標を決めただけで、中期の目標をアイマイにしたままで終わってしまった。アメリカの同盟国というならば、「友人」として、アメリカの環境政策に忠告をすべきであろう。もっとも、そんなえらそうなことが言えるほど、日本政府も確固とした環境政策を持っているわけではない。
そもそも、我こそは「先進国」などと偉そうな顔をしているが、結局、こういう地球規模の問題を引き起こしてきた張本人がこれらの諸国である。自らの歴史的な恥ずべき行動を真に反省するところから、環境対策への第一歩が始まるのではなかろうか。
さて、「反省」といえば、以前にも記事を書いておいたが、世界遺産であるイタリア・フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に学生が落書きをしていた問題で、岐阜市立女子短大の学長と学生らが現地を訪れて謝罪したという。
謝罪に訪れたのは、岐阜市立女子短大の松田之利学長と、今年2月の研修旅行中に落書きをした学生の代表ら4人だそうだ。フィレンツェ市や大聖堂の責任者が市役所で応対し、「一緒に平和の鐘を鳴らすことでこの事件を終わりにしよう」と声をかけたという。
前回の記事では、これらの短大生を批判しておいたが、今回の行動は、大変に勇気のある行動であり、率直に拍手を送りたい。
イタリアでは、公共物などに落書きしても別にとがめられることもないのだという。こういう風潮の中で、日本の女子大生が自らの行動を恥じ、謝罪とともに、修復費用まで持参と報じられているから、たいしたものである。
これを機会に、日本はもちろんのこと、イタリアでも、公共物、他人の所有物への落書きや損壊などについて考える風潮が芽生えることを願っている。