時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

自公民3党、太田大阪府知事支持せず

2007年12月03日 | 政治問題
来年1月の大阪府知事選で、自民党府連は、太田房江知事を推薦せず、独自候補を擁立することを決めた。民主党府連、公明党府本部も太田氏を推薦しない方針を表明。これまで太田氏を支援してきた与党3党は、今後、独自候補の擁立作業を本格化させる。太田氏は3選出馬の意向を示しているが、極めて厳しい情勢だ。
太田氏をめぐっては、企業経営者団体の会合で1回100万円の高額講演料を繰り返し受け取っていた問題などが発覚し、府民から批判の声が上がった。また、11月18日の大阪市長選では当選した民主推薦候補と一緒に万歳し、自民、公明両党が強く反発していた。と報じられている。
大田知事が、大阪府民の代表としてふさわしくないのは当然である。
大阪府の事業と関係のある業者と付き合い、カネまで受け取っていたとなれば、辞任するのが当然で、職にしがみついているうえに、3選にまで意欲を示していること事態が異常な感覚だ。
このような知事を支持しないという3党の姿勢も当たり前であるが、この3党は今までは知事の与党として、太田知事を担ぎ上げ、支持してきた責任をどのように考えているのだろうか。
その反省の弁は、どの党からも聞かれない。これも異常な感覚ではなかろうか。
普通、自党が支持している知事が不祥事を犯した場合、与党としてその責任を謝罪するのが普通ではなかろうか。ところが、3与党とも、太田知事批判には熱心だが、そのような知事を応援し、府民の支持を掠め取ってきたことに、まず反省の意を表明すべきではなかろうか。
次の府知事選挙では、3党とも大田知事を支持せず、新しい候補を立てるというが、本当に次の候補者は信用できるのだろうか?また、不祥事を引き起こすのではないかという府民の不安にどのように応えるのだろうか。
太田知事ばかりでなく、太田与党である自公民3党の責任も問われていることを指摘しておきたい。