最近は、物騒な社会になってきた。暴力事件や凶悪事件の増加もあるが、これに加えて詐欺事件なども増えており、平穏に暮らすという当たり前のことが難しい世の中になってきた。
犯罪の増加に伴って、受刑者が急増し、全国の刑務所で収容定数を大幅に上回り、受刑者が収容しきれなくなり、新しい刑務所も建設中という。現在の刑務所内での生活は、(テレビなどで見る限り)まるで軍隊のような生活や訓練であるが、これに加えて、ギュウギュウ詰めの刑務所ではさぞかしストレスも溜まり、とても更正どころではないだろう。
犯罪の抑止や受刑者の更正について、編集長からいくつかの提案がある。
犯罪の抑止のために、特に有効と思われるのは、警察官と地域諸団体(町会や自治会、商店会、PTAなど)と協力しての日常的なパトロールの強化である。このための警察官の増員には賛成である。これは住民意識の向上にも繋がる。いっそ、自衛隊などは解散し、空港やターミナル駅の警備、街の巡回パトロールなどに予算を使ったほうがテロ対策や防犯対策にはるかに効果的であると思われる。
もう一つは、罰則の強化である。無期懲役になっても仮出獄は可能であり、いわゆる終身刑ではない。ましてや、有期刑であれば、刑期の3分の2程度で仮出獄が認められる場合が多い。刑罰の強化は、犯罪の抑止に一応有効であろう。とすれば、懲役刑を外国のように、懲役70年とか150年とか極端に長くすることは有効であろう。なお、編集長はどちらかといえば、死刑には反対である。
詐欺、横領などの経済事犯は、何億円もの被害を与えても、数年で出所してくるような例も多い。詐欺などに遭い、生活を根底から破壊された被害者の気持ちを思うと、この刑期は余りにも短すぎる。長期にわたり拘束し、労役により、その罪を償うべきであろう。
次に、刑務所では、ほとんどの場合、労役が課せられるが、北海道の一部の刑務所で行われているように、農作業や林業を行うことを提案したい。
過疎の町村では、過疎化対策も兼ねて、刑務所の誘致を行うところもあると聞いている。周辺部に放置され、荒れ果てた田畑や山林を受刑者の手でよみがえらせ、収穫物は全国の刑務所で消費し、残った分は市場で売却し、売却益の一部は被害者の救済基金として積み立てるというのはどうだろう。自給率の向上にもつながる。
受刑者は、出所後に結局更正することができずに、再犯に走る場合が多い。これは、犯罪者に対する世間の風当たりの強さや近親者などからも見放される結果であろう。また、自ら進んで、背徳の道に逆戻りするケースもあろう。出所者が希望すれば、過疎地の農地の一部を用いて、新たな暮らしを始めても良いではないか。また、それを管理するシステムを作ればよい。
刑務所時代から親しんだ農作業や林業の仕事で、しかも食べるに困らなければ、継続してこういう暮らしを希望する出所者も多いのではなかろうか。
拘置所などは、審理の必要性から裁判所などに近い都心部にあることが条件だろう。しかし、都心部の一等地に刑期が決まった受刑者を収容する刑務所が必要とは思われない。刑務所の過疎地への移転と作業内容の見直しを是非検討して欲しい。
古来、「浜の真砂は尽きるとも世に泥棒の種は尽きまじ」と言われるように、犯罪を根絶することはできなくとも、徐々に犯罪の芽を摘み取り、撲滅に向けて取り組むことは可能であり、重要と思われる。
犯罪の増加に伴って、受刑者が急増し、全国の刑務所で収容定数を大幅に上回り、受刑者が収容しきれなくなり、新しい刑務所も建設中という。現在の刑務所内での生活は、(テレビなどで見る限り)まるで軍隊のような生活や訓練であるが、これに加えて、ギュウギュウ詰めの刑務所ではさぞかしストレスも溜まり、とても更正どころではないだろう。
犯罪の抑止や受刑者の更正について、編集長からいくつかの提案がある。
犯罪の抑止のために、特に有効と思われるのは、警察官と地域諸団体(町会や自治会、商店会、PTAなど)と協力しての日常的なパトロールの強化である。このための警察官の増員には賛成である。これは住民意識の向上にも繋がる。いっそ、自衛隊などは解散し、空港やターミナル駅の警備、街の巡回パトロールなどに予算を使ったほうがテロ対策や防犯対策にはるかに効果的であると思われる。
もう一つは、罰則の強化である。無期懲役になっても仮出獄は可能であり、いわゆる終身刑ではない。ましてや、有期刑であれば、刑期の3分の2程度で仮出獄が認められる場合が多い。刑罰の強化は、犯罪の抑止に一応有効であろう。とすれば、懲役刑を外国のように、懲役70年とか150年とか極端に長くすることは有効であろう。なお、編集長はどちらかといえば、死刑には反対である。
詐欺、横領などの経済事犯は、何億円もの被害を与えても、数年で出所してくるような例も多い。詐欺などに遭い、生活を根底から破壊された被害者の気持ちを思うと、この刑期は余りにも短すぎる。長期にわたり拘束し、労役により、その罪を償うべきであろう。
次に、刑務所では、ほとんどの場合、労役が課せられるが、北海道の一部の刑務所で行われているように、農作業や林業を行うことを提案したい。
過疎の町村では、過疎化対策も兼ねて、刑務所の誘致を行うところもあると聞いている。周辺部に放置され、荒れ果てた田畑や山林を受刑者の手でよみがえらせ、収穫物は全国の刑務所で消費し、残った分は市場で売却し、売却益の一部は被害者の救済基金として積み立てるというのはどうだろう。自給率の向上にもつながる。
受刑者は、出所後に結局更正することができずに、再犯に走る場合が多い。これは、犯罪者に対する世間の風当たりの強さや近親者などからも見放される結果であろう。また、自ら進んで、背徳の道に逆戻りするケースもあろう。出所者が希望すれば、過疎地の農地の一部を用いて、新たな暮らしを始めても良いではないか。また、それを管理するシステムを作ればよい。
刑務所時代から親しんだ農作業や林業の仕事で、しかも食べるに困らなければ、継続してこういう暮らしを希望する出所者も多いのではなかろうか。
拘置所などは、審理の必要性から裁判所などに近い都心部にあることが条件だろう。しかし、都心部の一等地に刑期が決まった受刑者を収容する刑務所が必要とは思われない。刑務所の過疎地への移転と作業内容の見直しを是非検討して欲しい。
古来、「浜の真砂は尽きるとも世に泥棒の種は尽きまじ」と言われるように、犯罪を根絶することはできなくとも、徐々に犯罪の芽を摘み取り、撲滅に向けて取り組むことは可能であり、重要と思われる。