[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]
(2021年05月23日[日])
中沢佳子記者による、東京新聞の記事【公然わいせつ、北方領土で暴言…維新の不祥事なぜ相次ぐ? 署名偽造容疑の田中事務局長は衆院選の公認予定も】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/105431)。
《愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で19日に逮捕された活動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)は、日本維新の会支部長を務め、次の衆院選の公認候補になる予定だった。振り返ると、田中容疑者に限らずトラブルでニュースになった維新関係者は多い。サウナ、殺人未遂、公然わいせつ…。なぜ、こんなに続くのか。(中沢佳子)》。
《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態》《一種のテロ行為》《署名偽造によって容疑者が殺そうとしたのは長年大切に育ててきた民主主義である》…で、ようやく逮捕者。それにしても、スッゲェなぁ、お維。《維新関係者の不祥事は目に余る》《不祥事のデパート》。《田中容疑者に限らずトラブルでニュースになった維新関係者は多い。サウナ、殺人未遂、公然わいせつ…。なぜ、こんなに続くの》でしょうねぇ?
『●ご冗談を橋下さん:「泣き落とし」の一環、「やめたらアカン」
……なんて許されない、すっぱり政界引退を』
『●《差別の歴史、力の差を無視して
「どっちもどっち」論に持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
《高江に派遣された大阪府警の機動隊員が県民を「土人」とののしった時、
松井一郎府知事は「相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか」
と言った》
『●〈猛省と自重の決意の証…議員在職中において
公私一切酒を口に致しません〉…飲酒で片づけられる暴言か?』
《「けんかスタイル」で党勢を広げる維新の手法》というよりも、「支離滅裂なスタイルによる…お維の手法」。それを支持する大阪の人たちを理解できない。《命をかけさせられるのはまたも大阪府民なのである》(リテラ)のに。《大阪を立て直したのは維新だと考える市民は今も多い》…あぁ。お維非支持の大阪の皆さんが、ホントにお気の毒。《政治家の資質に欠ける人材が紛れ込むようになり、党の質を低下》…《紛れ込む》というよりも、《政治家の資質に欠ける人材》でない人材を探す方が大変。誰か居たら、教えて下さい。《党の質》が高かった時期などあっただろうか?
お維の不正への組織的関与は?
大村秀章知事「河村氏と高須氏が(リコール運動の)首謀者。人ごとのような言い逃れは通用しない。河村氏はすべて事実を明らかにして責任を取るべきだ」。そして、次の焦点はお維の不正への組織的関与だ。(リテラ)《実際、維新が選挙活動に使っていた車と同一ナンバーの車が、リコール運動の街宣活動に使用されていたという情報もある。ようするに、維新は組織としてこのリコール運動をバックアップし、リコール運動を選挙活動に利用しようとしていた可能性もあるのだ》。次の焦点として、お維の組織的関与の徹底的解明を。
東京新聞のコラム【筆洗/映画の「太陽がいっぱい」でアラン・ドロン演じる若者トム・リ…】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/105368?rct=hissen)によると、《…トム・リプリーが他人のサインを練習するシーンがある▼自分が殺害した大富豪の子息のサイン。サインを覚え、その人物にまんまとなりすまそうという魂胆である。大きな紙にプロジェクターでその人物のサインを投影し、何度も何度も上からなぞり、筆跡を覚えていく。リプリーの必死さが伝わってくる▼こちらの稚拙な署名偽造には太陽ではなく「愚か者がいっぱい」というタイトルをつけたくなる。大村秀章・愛知県知事に対するリコール署名偽造事件で愛知県警は運動団体事務局長で元県議ら四人を地方自治法違反の疑いで逮捕した▼リコール署名が思うように集まらない焦りからアルバイトを使って有権者の氏名を署名簿に書き写させていたとされる。発覚しない方がおかしいほど乱暴で子どもじみた手口である。提出した署名簿の八割が偽造だったとはでたらめにもほどがある▼どこまで罪の重さを認識していたか。署名偽造によって容疑者が殺そうとしたのは長年大切に育ててきた民主主義である。署名が集まらないのなら偽造してしまえ。それは選挙でわれわれの投票用紙を奪われ、支持できない候補に知らぬ間に投票されてしまうことと同じである▼再発防止は無論、黒い企ての全貌を明らかにしたい。かかわった人物はまだ「いっぱい」いるかもしれない。》
『●リコール対象はコチラなのでは? 大阪市廃止「ト」構想の《関連経費
として投入された公金は100億円を超える》、さらに公明党と密約』
『●「広域行政一元化」なんて言い始めた《大阪の3バカが活動拠点を
国政に移せば、日本は目も当てられなくなるだろう》(適菜収さん)』
『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
『●お維大阪「ト」政による医療福祉の削減、大阪市廃止「ト」構想に
かまけてCOVID19対策を放置…リコール対象はお維だったのでは?』
『●「2,912,628票」「3,661,371票」、ホントに小池「ト」知事でよかった
の? COVID19禍の年末年始も弱者の支援や相談に応じていたのは誰?』
『●《医療や保健所を削減…ろくに対策もせず都構想住民投票を強行…
つまり維新による人災》…お維支持者の皆さんは沈黙? お優しいことだ』
『●《吉村洋文…小池百合子…鈴木直道…菅義偉…安倍晋三…「最も評価
できない政治家」…なら理解できるが、やはり日本は完全に壊れて…》』
『●《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態が明らかになった。知事の
リコールを求めた署名の八割余に無効》…リコールされるべきは?』
『●扇動者なりの責任を ――― デタラメで組織的不正な《リコールを後押し
しながら不正発覚にだんまりの百田尚樹、有本香、吉村知事》』
『●《おおっぴらに「賛同」を表明し「応援してます」などとエールを
送っていた》…(組織的不正無しでの)真にリコールされるべきはお維』
『●泥縄、《茶番》――― いずれ静かに消えゆく〝ファクトチェック〟
by お維 ⇨ 組織的不正なリコールの件はファクトか、デマか?』
『●《大阪維新「ファクトチェッカー」が一般市民の事実に基づく行政批判を
吊るし上げ!「まず吉村のイソジンをチェックしろ」と非難殺到》』
『●《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態》《一種のテロ行為》―――
組織的不正なリコールへのお維の関与はファクトか、デマか?』
『●病床のダウンサイジング…《病床削減のために195億円もの巨額が
計上…しかも、その病床削減のための財源は、消費増税分で賄われる》』
『●COVID19変異株による第4波に対して何を? 「#打つ手なし」で
非常事態宣言解除 ―――― 無為無策無能過ぎるカースーオジサン』
『●大阪「ト」知事《「大阪は第4波に入った」「一足早く緊急事態宣言を
解除したので、そのリバウンドもあると思う」…他人事のように分析》』
『●大阪「ト」知事三代が大阪破壊 … 「身体が痛いおばあさんに手術を
待ってもらう知事が、先の万博を胸にぶら下げてる…」(坂本篤紀氏)』
『●《命をかけさせられるのはまたも大阪府民なのである》(リテラ)
――― お維を支持していない大阪の皆さんに、とても同情する……』
『●お維・田中孝博元愛知県議が、リコール不正署名事件で、大量の
署名の書き写し作業の発注を認める…一方、河村たかし氏再選のトホホ』
『●大村秀章知事「河村氏と高須氏が首謀者。人ごとのような言い逃れは
通用しない。河村氏はすべて事実を明らかにして責任を取るべきだ」』
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/105431】
公然わいせつ、北方領土で暴言…維新の不祥事なぜ相次ぐ? 署名偽造容疑の田中事務局長は衆院選の公認予定も
2021年5月20日 12時35分
(リコール活動団体の事務局長を務めた田中孝博容疑者)
愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で19日に逮捕された活動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)は、日本維新の会支部長を務め、次の衆院選の公認候補になる予定だった。振り返ると、田中容疑者に限らずトラブルでニュースになった維新関係者は多い。サウナ、殺人未遂、公然わいせつ…。なぜ、こんなに続くのか。(中沢佳子)
【関連記事】県議任期中に負債を抱え、俳優業にも挑戦…田中容疑者の波乱の人生
◆「不祥事のデパート」の声も
田中容疑者は地方自治法違反容疑で逮捕された。昨年10月、アルバイトを集めて署名を偽造した疑いが持たれている。次の衆院選に維新公認で出馬予定だった。問題発覚後に辞退したものの、記者会見などでは繰り返し不正への関与を否定していた。
維新関係者の不祥事は目に余る。今年4月に知人を車ではねた日本維新の会の国会議員の男性公設秘書が大阪府警に逮捕された。なんと殺人未遂容疑で、世間を驚かせた。その後、容疑名は傷害に切り替わり、起訴猶予になった。
大阪府池田市の冨田裕樹市長も市政を大混乱させた。家庭用サウナやトレーニング機器などさまざまな私物を市庁舎に持ち込み、市議会で追及されたのだ。大阪維新の会の公認で2019年4月に初当選した。問題発覚後に離党し、辞職する考えも表明した。
他にもある。昨年8月、日本維新の会に所属していた東京都港区の男性区議が下半身を露出したとして、公然わいせつ罪で罰金15万円の略式命令を受けた。当時、この区議は維新の支部長。事件を受けて除名処分になった。19年5月には、日本維新の会に所属していた丸山穂高衆院議員が、北方領土のビザなし交流で訪れた国後島で、元島民に「戦争で島を取り返すのは賛成ですか」などと言い、除名された。
これでもまだ一部。「不祥事のデパート」とまで言い出す人がいる始末だ。なぜ続発するのか。
◆「けんかスタイル」
「維新は党として不祥事と正面から向き合おうとしない。原因究明も再発防止策の検討もせず、除名などでお茶を濁す。自浄作用が働かない」とは、大阪政治ウオッチャーのジャーナリスト吉富有治氏。根底には、橋下徹氏が率いた地域政党「大阪維新の会」時代から続く、支持者の期待が根強いことも一因と見る。
「かつて大阪は市職員の厚遇や不祥事などが大きな問題になった。そこへ府知事に就任した橋下氏が改革を唱え、喝采を浴びた」と吉富氏は振り返る。
08年の府知事選で当選した橋下氏は10年に「大阪維新の会」をつくり、翌年の統一地方選で府議会単独過半数に。12年には国政政党「日本維新の会」を発足させた。「大阪を立て直したのは維新だと考える市民は今も多い。それが維新の強さであり、不祥事への甘さにつながった」
吉富氏は「けんかスタイル」で党勢を広げる維新の手法も問題視する。「既存政党や公務員、マスコミなどを敵に仕立てて攻撃し、現状に不満を抱く人を取り込んできた。公認候補も、学歴や経歴など、『見栄え』を重視しがちだ。それで政治家の資質に欠ける人材が紛れ込むようになり、党の質を低下させた」
政治評論家の小林吉弥氏は「維新は関西でこそ強いが、全国で見れば勢力が伸びていない、過渡期の政党。集まってくる人間の資質を見極められていない面がある」とみる。そして小林氏は「党内を引き締める存在もおらず、緩みも目立つ。内部統制をきかせなければ、本格政党として国民の信頼を得られない」とくぎを刺す。
=====================================================
[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
琉球新報のコラム【<金口木舌>KKKのいる世界】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-908645.html)。
《▼KKKは覆面で顔を隠して黒人らを襲った。現代ではネットの覆面に隠れて、人をおとしめる。他人を排除して、目指すのは「単一」の「純血」な世界か。偏狭な世界のその先に何を見るのか。》
ウィキペディアによると、「ミシシッピー・バーニング」には批判もあるということを初めて知った。
スパイク・リー監督作品「ブラック・クランズマン」。
【https://www.youtube.com/watch?v=987lXKJqHbY】
【https://bkm-movie.jp/】
「とある暴力集団」に代表されるような、ニッポンにも醜悪で偏狭なヘイト集団が存在する。《ネットの覆面に隠れて、人をおとしめる》者もいれば、《覆面に隠れ》ることもなく、露骨に観光地にまで現れ、ヘイトを撒き散らして、《人をおとしめる》。さらには、中学生が、人殺しまで教唆する。《偏狭な世界のその先に何を見るのか》? 「どっちもどっち」論で、むしろ、醜悪で偏狭な者たちを後押しする者まで。
『●「日本の恥と呼ぶべき存在」』
《鶴橋で行われた街宣で、女子中学生が「鶴橋大虐殺」の演説をしたことは
ネットで話題になっていましたし、韓国でも報じられていたようです。
これが一気に拡散するのは、この動画に英文字幕がついたものが
YouTubeにアップされて以降》
『●《差別の歴史、力の差を無視して「どっちもどっち」論に持ち込む》
(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
「《高江に派遣された大阪府警の機動隊員が県民を「土人」とののしった時、
松井一郎府知事は「相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか」
と言った》…《バージニア州で12日、白人至上主義者が抗議の女性を
車ではねて死亡させた。トランプ大統領が「双方に責任がある」と語り》、
こちらも、「どっちもどっち」論とはね。いずこの国も酷いもの。」
『●「植民地気分」な日米共犯・両政府から
「犠牲だけを強いられる沖縄」…両国に「真の文明」はあるのか?』
《大阪の鶴橋で女子中学生がこんなことをがなった。
「…もう、殺してあげたい! いつまでも調子にのっとったら
南京大虐殺じゃなくて鶴橋大虐殺を実行しますよ!」》
『●「戦争の端緒」と「表現の自由は他人の自由を侵害したら自由でなくなる」』
「「とある暴力集団」=在特会が「海外からの観光客で賑わう京都で……
異民族を排撃するヘイトデモ」を行ったそうだ」
《アメリカには(白人至上主義団体の)KKKがあり彼らにもデモをする
自由があるが、彼らが言えるのは“We don’t like you”くらいまで。
“殺す”なんて言うと絶対ストップがかかる》
『●沖縄県知事選で「ファクトチェック(事実検証)」報道…
「ネット上にはびこるデマやうそ、偽情報を検証」』
『●デマ言説やデマ本、ヘイト企画、「差別ビジネス」が幅を利かす
ニッポンの出版や報道の世界でいいのか?』
==================================================================================
【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-908645.html】
<金口木舌>KKKのいる世界
2019年4月25日 06:00
差別 人種 ネット 金口
「史上最も大胆な潜入捜査」との標語でアカデミー賞脚色賞を受賞した「ブラック・クランズマン」は、白人至上主義を掲げる秘密結社「クー・クラックス・クラン(KKK)」に黒人の刑事が潜入捜査する実話に基づいた映画だ
▼KKKといえば、白のずきんに白の装束の異様な姿が思い浮かぶ。南北戦争後に組織され、黒人を襲い、殺害もあった。いったん収束したが20世紀になり移民全体を敵視する組織として復活し今も活動を続けている
▼KKKで別の映画を思い出した。1960年代、米南部ミシシッピ州で3人の公民権運動家がKKKにリンチされて殺害された事件をテーマにした「ミシシッピー・バーニング」。米国の闇を描き、衝撃を受けた
▼むき出しの差別感情と、目を背けたくなる暴力の連続。60年代は公に人種差別が横行していた時代で、差別との闘いを描いたが、果たして今はどうだろう
▼米交流サイト大手のフェイスブックが、白人中心の国家を目指す白人ナショナリズムや分離主義についての投稿を禁止した。これまでも白人至上主義や人種に関する憎しみの表現を禁止していたが、さらに対策を強化する
▼KKKは覆面で顔を隠して黒人らを襲った。現代ではネットの覆面に隠れて、人をおとしめる。他人を排除して、目指すのは「単一」の「純血」な世界か。偏狭な世界のその先に何を見るのか。
==================================================================================
[【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ (琉球新報 2019年2月24日)↑]
沖縄タイムスの吉川毅記者のコラム【[大弦小弦]復帰闘争碑に刻まれた願い】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/434992)。
《▼碑文には「全国の、そして全世界の友人へ贈る」と題し、沖縄が日本から切り離されて米軍統治下に置かれた屈辱と平和への願いが刻まれている…▼日本復帰の4年後に建立された碑には「日米国家権力の恣意のまま軍事強化に逆用された」と記され、怒りと無念さがにじむ。戦後74年、復帰47年を経ても、本土とのさまざまな格差も残り、「沖縄ヘイト」への危機感もある。県民の願いは、いつ実現するのだろうか。(吉川毅)》
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
『●翁長雄志さん「那覇市長として…東京のど真ん中で体感した
むき出しの沖縄差別に「衝撃を受けた」という」』
『●安仁屋眞昭さん《沖縄では民意よりも米軍が優先。
沖縄の戦後は終わっていない》…何度事故・事件が起きようとも』
日本復帰前、《米軍支配の人権抑圧から解放され、平和憲法下で共に生きる社会の実現》だったそうだ。現実には、《日米国家権力の恣意のまま軍事強化に逆用された》、そしていまでも、《沖縄では民意よりも米軍が優先》。今も嘉手納や普天間、そして、辺野古破壊…《不条理の連鎖》は今も続く。沖縄デマや沖縄ヘイトの口汚い罵りを聞いていると、まるで、「沖縄は、日本ではない」とでも言いたげだ。
『●阿部岳さん、《基地問題への見解の違いも…
デマで攻撃された因縁も関係ない。今回は…産経の側に立つ》』
『●《差別の歴史、力の差を無視して
「どっちもどっち」論に持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
『●琉球新報社説: 《違法な逮捕は国策に反対する
人々への弾圧であり国家権力の暴走にほからならない》』
『●<金口木舌>《よほど国策ごり押しの現場を
見せたくないらしい。それこそ基地隠蔽》、辺野古破壊隠蔽』
『●《産経新聞が「日本は人権守る側に立て」と論陣》!?
例えば、辺野古破壊では、沖縄の人々の人権は?』
==================================================================================
【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/434992】
[大弦小弦]復帰闘争碑に刻まれた願い
2019年6月20日 05:00
多くの観光客が訪れる国頭村の辺戸岬に、本島最北端の観光案内所がオープンして1カ月がたつ。やんばる3村の観光情報だけでなく、日本復帰運動の資料展示が注目されたが、今週再び訪ねると、当初展示されていた「祖国復帰闘争碑」の碑文のパネルが撤去されていた ▼案内所に理由を聞くと「展示内容は随時更新する」とし、再展示は未定という。復帰運動時の海上集会の写真は展示されているが、説明文や外国語訳もなく、観光客は素通りしていた ▼碑文には「全国の、そして全世界の友人へ贈る」と題し、沖縄が日本から切り離されて米軍統治下に置かれた屈辱と平和への願いが刻まれている ▼沖縄が本土と27度線の国境で分断されていた時代、多くの県民の願いは、米軍支配の人権抑圧から解放され、平和憲法下で共に生きる社会の実現だった ▼県が発表した2018年県民意識調査では、基地を巡る行政への要望は「基地返還」が最多で、「地位協定の改定」「米軍人等の犯罪や事故をなくす」と続く ▼日本復帰の4年後に建立された碑には「日米国家権力の恣意のまま軍事強化に逆用された」と記され、怒りと無念さがにじむ。戦後74年、復帰47年を経ても、本土とのさまざまな格差も残り、「沖縄ヘイト」への危機感もある。県民の願いは、いつ実現するのだろうか。(吉川毅)
==================================================================================
[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
沖縄タイムスの阿部岳さんのコラム【[大弦小弦]香港と沖縄と人権】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/433514)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/180国中67位大丈夫か日本の言論の自由】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906190000226.html)。
《▼産経新聞が「日本は人権守る側に立て」と論陣を張っている。政府に香港市民への連帯を促す。中国の敵は味方、という発想かもしれない。それでも人権の一点なら幅広い層が一致できる ▼人権に国境がないことも確認できればなお良い。沖縄でも人々は基地の集中と新設によって危険にさらされ、自己決定権を奪われている》。
《まず日本の言論の自由が守られていると回答した人が5割程度しかいなかったことをどう見るか。…「国境なき記者団」が02年から毎年続けている今年の世界報道自由度ランキングを発表。180国中、日本は67位。顕著な問題を抱えるグループに属し、G7では最下位。低迷を続けているといえる》。
『●阿部岳さん、《基地問題への見解の違いも…
デマで攻撃された因縁も関係ない。今回は…産経の側に立つ》』
《産経新聞の報道の自由を守らなければ。基地問題への見解の違いも、
「沖縄2紙が米兵の善行を黙殺」とデマで攻撃された因縁も関係ない。
今回は、中国政府に取材を拒否された産経の側に立つ》
《▼中国に抗議した安倍政権も例外ではない。「味方」を重用し、
「敵」とみなせば徹底的に攻撃する。高江の現場では
沖縄2紙の記者を身体拘束するまでに至った。報道の自由への攻撃は、
全メディアへの攻撃である。
国内でも、今回のように一致して押し返すしかない。(阿部岳)》
4月に続き、またしても、官邸にて《日本新悲劇の座長》(星田英利さん)アベ様に擦り寄るセンスの無さ…。
日刊ゲンダイの記事【安倍政権が露骨スリ寄り 吉本興業と“ズブズブ”三文芝居】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256316)によると、《安倍政権が芸能界に露骨にスリ寄り、大ヒンシュクを買っている。4月20日、安倍首相は現役首相として初めて、なんばグランド花月で「吉本新喜劇」に出演》。
『●成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》』
『●《恥を知》らない《日本新悲劇の座長》(星田英利さん)な
裸のアベ様…予算委員会のための時間が無いらしい』
リテラに素晴らしい漫画シリーズが。【安倍応援団をぶった斬るマンガ連載スタート 『スシローと不愉快な仲間たち』第1話 スシロー、「年金100年安心」の斬新すぎる解釈を語るの巻】(https://lite-ra.com/2019/06/post-4777.html)、《僕はもう記者じゃないのよ 太鼓持ち!》
アベ様のポチさんによる、年金「制度」が100年安心という斬新解釈。
『●さながらディストピア状態…年金自助努力問題
《不正確で誤解を与えたのは麻生の態度と発言》(政界地獄耳)』
『●サディスティックな《この政権はその場しのぎの隠蔽を
繰り返し民主主義を壊す「悪魔のような政権」》』
GPIFという振れなくなった「無い袖」の責任を行政府の長や金融相がとるべきでは?
日刊ゲンダイの記事【年金不信と老後不安が浮き彫りに…安倍内閣“不支持”も急増】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256300)によると、《安倍内閣の支持率は前回5月調査から2.9ポイント減の47.6%で、不支持率は1.9ポイント増の38・1%だった》。
今だ、5割弱の内閣支持率。この国は大丈夫?
マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ 第77回:右であれ左であれ、わが祖国】(https://maga9.jp/190619-5/)からのがいい引用。すいません。
《右派系の人たちが、「香港デモ」に妙に同情的なのだ。これまでの「デモ嫌い」はどこへ行ったのか? その理由は、実は単純である。香港の若者たちが、ネット右翼が大嫌いな中国政府に対して反旗をひるがえしているからだ。つまり彼らのロジックは「敵の敵は味方」というもの。ぼくも、独裁臭が漂う現在の中国・習近平政権には大反対だ。彼の反民主主義的な強圧政治は、とても「左翼政権」などと呼べる代物ではないと思うからだ。その意味でも、若い「香港デモ」には胸がうたれるし、彼らを断固支持したい。だけど、それならば……言いたいことがある。強大で暴圧的な中央政権に抗う地方の住民たちを支持するという構図は、どこかで見たことはないのか、とぼくは言いたいのだ。そう、沖縄での辺野古米軍基地建設についての対立の構図だ。安倍政権の強権的な工事推進一点張りに対して、沖縄の人たちは、何度も何度も繰り返して「反対」の意志表示をした。…権力に抗う姿は同じだ》。
《民主主義に右も左もないはずだ ディストピア小説の極北『1984年』の著者ジョージ・オーウェルに『右であれ左であれ、わが祖国』という評論がある。ヒトラー独裁前後のドイツと革命直後のソヴィエト連邦、そしてはざまで揺れる祖国イギリスを見つめた評論だったと思う。いわゆる左右の溝は、SNSが隆盛になってから、日本ではことに激しくなったようで、「ネトウヨ」「パヨク」(ぼくはこのイヤな言葉を基本的には使わない。ほとんど「ネット右翼」「リベラル」などと表記している)と、まるで罵倒合戦の様相を呈している。しかし、いかにネット右翼を自認していても、今の日本で民主主義を完全否定するような人はそうはいまい。お互いに、どんなに批判し合っても「民主主義擁護」に異存はないはずだ。「右であれ左であれ、わが祖国」なのだ。であればこそ、香港のデモに共鳴する右派の人たちに、もう一度、沖縄の現況を知ってほしいと思う。強権発動で住民たちの意思を圧殺する中央政府の姿が、沖縄と香港では同じように見えませんか?》
『●《差別の歴史、力の差を無視して
「どっちもどっち」論に持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
『●<金口木舌>《よほど国策ごり押しの現場を
見せたくないらしい。それこそ基地隠蔽》、辺野古破壊隠蔽』
中国や韓国・北朝鮮をお嫌いな右翼な皆さんや《産経新聞が「日本は人権守る側に立て」と論陣》!? お笑いですね。例えば、辺野古破壊では、沖縄の人々の人権は? まさか、「どっちもどっち」論に持ち込むつもり?
一方、《世界報道自由度ランキングを発表。180国中、日本は67位。顕著な問題を抱えるグループに属し、G7では最下位》という惨憺たる状況。アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟《メディアコントロール》の故。なのに、《5割》ものニッポンの方々は、《日本の言論の自由が守られていると回答》…驚きだね。オメデタイ皆さんだ。
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟
メディアコントロール…「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●国連《表現の自由侵害許されぬ》…アベ様や
最低の官房長官ら馬さんや鹿さんの耳には、哀しき馬耳東風…』
==================================================================================
【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/433514】
[大弦小弦]香港と沖縄と人権
2019年6月17日 05:30
「くまのプーさん」を恐れるような体制は、何かがおかしい。昨年ヒットした実写版映画は中国で公開が認められなかった。体形が習近平国家主席に似ていると笑いの種になるから排除したらしい
▼香港の書店経営者が習氏批判の本を売り、中国本土で拘束される事件も2015年に起きている。言論の自由、高度な自治を保障する「一国二制度」に穴が開き、吸い取られる。市民の不安に、中国への容疑者引き渡しを可能にする条例改正案が火を付けた
▼先週は主催者発表103万人のデモがあり、審議延期に追い込んだ。16日には史上最大の200万人近くが参加、完全撤回を求めた
▼産経新聞が「日本は人権守る側に立て」と論陣を張っている。政府に香港市民への連帯を促す。中国の敵は味方、という発想かもしれない。それでも人権の一点なら幅広い層が一致できる
▼人権に国境がないことも確認できればなお良い。沖縄でも人々は基地の集中と新設によって危険にさらされ、自己決定権を奪われている
▼沖縄から香港に飛び、催涙弾がはじける現場から動画を配信するラッパーの大袈裟(おおげさ)太郎さん(37)が報告している。「右か左かじゃなくて、自由対不自由。個人の権利を守る闘いだから辺野古と全く一緒なんだよ。一緒にやろうよ」。やろう。相手が誰でも、人権の側に立とう。(阿部岳)
==================================================================================
==================================================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906190000226.html】
コラム
政界地獄耳
2019年6月19日9時18分
180国中67位大丈夫か日本の言論の自由
★各社が毎月行う世論調査。ニュースで扱われるのは内閣支持率や政党支持率だが、各社ともその時々の国民の関心事についても聞くことが多い。最近では消費税値上げ、景気の実感、年金への信頼度、副総理兼財務相・麻生太郎の報告書受け取り拒否、衆院議員・丸山穂高辞任是非など政治案件に加えて、レジ袋有料化を法制化、高齢ドライバーの年齢制限などの庶民の関心事も多岐にわたり質問項目に入る。
★その中で特筆すべき設問が、15、16両日に行われた産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の世論調査の中にあった。「日本の言論の自由は守られている」という問いで「思う」と回答した人が52・0%、「思わない」と回答した人が38・9%に上った。大手メディアが自らの自由が守られているかとの設問を作ったことも英断だが、その回答をどう捉えるかも大きなテーマになる。まず日本の言論の自由が守られていると回答した人が5割程度しかいなかったことをどう見るか。一方、言論の自由が守られていないと感じている人はどの部分でそう感じているのか。この設問への興味が尽きない。
★4月、パリに本部がある国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」が02年から毎年続けている今年の世界報道自由度ランキングを発表。180国中、日本は67位。顕著な問題を抱えるグループに属し、G7では最下位。低迷を続けているといえる。政府の情報コントロールが厳しく強引だということなのか、それとも日本のマスコミが忖度(そんたく)し続けているからなのか、自主規制なのか、それとも骨抜きの体たらくなのか、はたまた、国民のリテラシーが高まり言論メディアを疑うようになってきているのか、原因ははっきりしない。ただ、世論に言論界に対して懐疑的だったり、物足りなさを感じている声が少なからずあるということは間違いなさそうだ。言論の安全保障も脅かされているのだろうか。(K)※敬称略
==================================================================================
[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/丸山問題 党の責任は逃れられない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201905170000157.html)。
《★ただ、日本維新の会の議員には議会で暴言を発言し続ける議員が幾人かいて党の体質ではないか、また議員の資質という意味でも公認候補として党が責任をもって推薦する候補者の選定が甘いのではないかという指摘がある》。
お維には「ト」な議員ばかり。《松井一郎は丸山を除名にして事なきを得ようとしているが、党としての責任は逃れられないのではないか》。癒党お維の党首が責任を取るとは思えませんね。その意味では、正に与党自公並みの無責任体質。
散々デマやヘイトを撒き散らしておいて…《この国の言論の自由が危ぶまれる》って、何かの冗談でしょうか? 《自民党でも議員の資質に手を焼いている》…だって、党首がアレですし、副首相・財務相、最低の官房長官がアレですよ。
『●《差別の歴史、力の差を無視して
「どっちもどっち」論に持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
《高江に派遣された大阪府警の機動隊員が県民を「土人」とののしった時、
松井一郎府知事は「相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか」
と言った》
『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ…
「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」』
《窮地の安倍政権 森友学園疑惑は理事長“口封じ”で幕引きか
…12年4月に大阪府の松井知事が突然、設置基準を緩和…
同時に、暴言王の足立康史議員や丸山穂高議員が国会の予算委で
この問題を取り上げ始めた》
『●「官憲が内心に踏み込んで処罰して、
人権を著しく侵害した戦前、戦中の治安維持法」が亡霊のように…』
「採決の動議を出した、「癒」党お維・丸山穂高センセの尻尾フリフリブリ、
あまりに醜い。与党・自民党の中から声が上がるでもなく、
(戦前に起こったことを忘れ)与党・公明も沈黙し、「癒」党・お維に
至っては嬉々とアベ様に尻尾を振る始末」
『●主犯A…『A Few Good Men』のように
ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!』
《閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも
次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態…しかし、下卑た質問を
しながら返り討ちにあったのは、青山議員だけではない。共謀罪審議では
「委員長、もういいでしょう!」などと叫んで動議を促し、採決に導いた
“自民党の別働隊員”たる丸山穂高・日本維新の会議員は、前川氏に
出会い系バー通いについて質問》
まさか、与党自公が加わらないなんてあり得ませんよね。アノ癒党お維でさへ、議員辞職勧告しているのに。
日刊スポーツの記事【丸山氏の辞職勧告決議案、17日中に6党派で提出へ】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201905170000312.html)によると、《一方、衆院議院運営委員会の野党筆頭理事を務める立民の手塚仁雄氏は、与党側の筆頭理事、自民党の菅原一秀氏と国会内で会談し、与党も共同提出に加わるよう呼びかけた。菅原氏は党内での協議を理由に、持ち帰った》…そうですが、一体どんな協議をやって、どんな論理で、辞職勧告に参加しないの? 自公の皆さんも、戦争したくてしょうがないのかな?
『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…
《そんな時代にしてはならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら』
「《映画「GAMA 月桃の花」のモデルにもなった安里要江さん》
…《これまで約40年間にわたって戦争の悲惨さを訴えてきた》方に
あまりに失礼な話が続いている。修学旅行で訪れた大阪府の中学生には
伝わっても、いい大人が戦争ごっことはね。こんな国会議員がいるとはねぇ、
呆れかえります…
【「戦争で奪還」 平和主義を踏みにじる】…丸山穂高衆院議員」
『●〈猛省と自重の決意の証…議員在職中において
公私一切酒を口に致しません〉…飲酒で片づけられる暴言か?』
「リテラの記事【「北方領土を戦争で取り返す」発言の丸山穂高衆院議員
だけじゃない、維新はネトウヨの巣窟だ!】…。それにしても、
癒党お維にマトモな議員無し、「ト」な方ばかり。…《こうした人物に公認を
与えている維新という政党のグロテスクな正体を象徴》」
==================================================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201905170000157.html】
政界地獄耳
2019年5月17日8時52分
丸山問題 党の責任は逃れられない
★北方領土返還に関し「戦争をしないとどうしようもなくないか」と発言した日本維新の会所属議員だった衆院議員・丸山穂高は酔っぱらいなのか、失言癖なのか、それとも衆院議員の資格すらないのか。ご本人は反撃のつもりか、言い分を聞いて欲しいのか、国会には現れず、ツイッターで「野党側の感情論で議案が出され、普段は冷静な与党まで含めて審議へ進むなら、まさにこのままではこの国の言論の自由が危ぶまれる話。可決されようがされまいが任期を全うする」と与野党で進められる辞職勧告決議が可決しても議員辞職する考えがなく、国会に対しても応戦する立場をとった。
★ただ、日本維新の会の議員には議会で暴言を発言し続ける議員が幾人かいて党の体質ではないか、また議員の資質という意味でも公認候補として党が責任をもって推薦する候補者の選定が甘いのではないかという指摘がある。党代表・松井一郎は丸山を除名にして事なきを得ようとしているが、党としての責任は逃れられないのではないか。
★時を同じくして、自民党でも議員の資質に手を焼いているようで、党組織運動本部遊説局が参院候補者らを対象に行った選挙プランナーのパブリックスピーキング研修会をまとめたものを議員に配布した。そこには「聴衆に『届く』演説を考える」「『失言』や『誤解』を防ぐには」と記され、発言は切り取られるなどの“対策”がつづられている。だが、その対症療法の指南よりも政治家を目指す者としての常識のチェックは最低限、国民に公認候補として推薦する政党の義務ではなかろうか。言論の府としての議会でのさまざまな議論はその許容範囲としても、暴言や認識不足、個人的見解の無責任発言の責任は党にもあるのではないか。その責任が丸山問題には潜んでいないか。(K)※敬称略
==================================================================================
[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの記事【「北方領土を戦争で取り返す」発言の丸山穂高衆院議員だけじゃない、維新はネトウヨの巣窟だ!】(https://lite-ra.com/2019/05/post-4713.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/自民と府民のこれから】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201905140000106.html)。
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/戦争だけは嫌!なにがなんでも憲法改正に賛成しちゃダメだ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253989)
《またもや維新議員のトンデモ発言だ。日本維新の会の丸山穂高衆院議員が、北方領土をめぐる「ビザなし交流」の日本側訪問団に同行した際、「戦争しないとどうしようもない」などの発言をした》。
《維新の会が推進する、いわゆる「大阪都構想」に対して「住民投票に賛成する。選挙結果が民意を示しており、政治家は民意が示されたら柔軟に対応することが必要だ」…確かに大阪府連と官邸の関係は維新と官邸が蜜月》。
《丸山穂高衆議院議員・元日本維新の会…いやぁ、久々にびっくりしたな。ひょっとして、ひょっとして、そういういかがわしい思想なのかもと訝しんでいたが、実際、そうだと知って驚いた》。
『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…
《そんな時代にしてはならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら』
〈猛省と自重の決意の証として自主的に、禁酒宣誓書を今井幹事長へ提出してまいりました。あらゆるトラブルを予防するため、今後の議員在職中において公私一切酒を口に致しません〉…国会の「戦争しましょうよ」発言は、飲酒を言い訳に、片づけられる暴言ではない。
それにしても、癒党お維にマトモな議員無し、「ト」な方ばかり。《こうした人物に公認を与えている維新という政党のグロテスクな正体を象徴》。
東京新聞の記事【戦争発言、維新丸山氏が離党届 辞職すべきだと松井代表】(https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019051401002009.html)によると、《「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と元島民に発言したのは不適切だったとして離党届を提出…日本維新代表の松井一郎大阪市長は「自ら判断し辞職すべきだ」と語った。松井氏は「国会議員として一線を越え、これまで北方領土返還に向け、尽力されてきた全ての皆さんの行為を踏みにじる発言だ。党代表としておわびする」と陳謝。「離党などで許される話ではない。党として、除名を含めて厳粛な処分をする」と述べた》。
正論だ。でも、我が振り直せだな、前大阪「ト」知事殿。
『●《差別の歴史、力の差を無視して
「どっちもどっち」論に持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
《高江に派遣された大阪府警の機動隊員が県民を「土人」とののしった時、
松井一郎府知事は「相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか」
と言った》
室井佑月さんは《政治家って、他国と話し合いをし、なにがなんでも戦争を回避するためにいるのかと思ってた。それが政治家のいちばん重要な仕事だと思ってた》…与党自公や癒党お維の議員を見ていると、大いに疑問だ。《うちら戦争に駆り出されたら、五体満足で戻って来ることしか希望がなくなるよ。いやだよ、戦争だけは嫌!》、大賛成。まずは、《戦争絶滅受合法案》制定でしょう。彼/彼女らに壊憲させるなんて、狂気。
『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える』
『●トランプ氏「学校の先生たちを銃で武装させる」…
アベ様は「戦争できる国」になり、「銃を持った善人」に』
《日本政府、つまり安倍首相の考えは、
“核の保有や核兵器の使用は認められるべき”なのだ。
…安倍首相は官房副長官時代の2002年に、早稲田大学で
開かれた田原総一朗氏との対話のなかで
「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。
小型であればですね」と語っている」》
アベ様も同様ですね。…なんといっても「我が軍」ですもの。さらには、《憲法上は原子爆弾だって問題ではない》!? 狂気な凶器。
リテラの記事【安倍首相の思想は“戦争しないと”丸山穂高と変わらない! 過去に「日本人も血を流せ」「尖閣は外交でなく物理的な力で」発言】(https://lite-ra.com/2019/05/post-4715.html)によると、《あの発言の根っこにあるネトウヨ丸出しの浅薄な“戦争扇動”思想は丸山議員にかぎったものではないからだ。歴史修正によって過去の侵略戦争を美化し、国民が国を守るために命をかけることを迫り、日本人が血を流す未来の戦争を煽る──。こうした姿勢の議員は政権与党である自民党にこそ、やまほどいる。そして、この頂点にいるのがほかでもない、総理大臣である安倍晋三だ。…国民が血を流してでも国の領土を守らなくてはならない……こんな発言が野放しになり、再び総理に登り詰めたことには戦慄を覚えずにはいられない…外交努力を放棄して物理的な軍事力でどうにかするしかないなどと主張するとは自分が政治家として無能だと曝け出しているに等しい…そして極めつきが、「核武装肯定」論だろう》。
『●《実際、元大阪市長の橋下徹は都構想の目的として
「大阪市が持っている権限、力、お金をむしり取る」…》』
で、お維の”本国”では…お維の「ト」構想がまだ続くらしいです…お気の毒に。お維の悪夢=「ト」構想が達成されるまでは何度でも蒸し返すつもり。お維に投票している府民の皆さんの問題。投票している皆さんは、どうやら「ト」民になりたいらしい。
それにしても、お維やその関係者はデマやヘイトを垂れ流す「ト」な方ばかり…リテラの記事【丸山穂高「戦争」発言でも長谷川豊、百田尚樹はマスコミ報道を批判!「テレ朝がこっそり録音」とデマ】(https://lite-ra.com/2019/05/post-4717.html)によると、《やっぱりバカはどんなときも止められないらしい。どう見ても擁護できないにもかかわらず、当の丸山議員でなく、発言を報道したマスコミに噛み付いたネトウヨ文化人がいたのだ》。
日刊ゲンダイの記事【「戦争で」暴言の丸山議員に国費2000万円ちょろまかし疑惑】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253972)によると、《「言われたまま黙り込むことはしない。可決されようがされまいが任期を全うする」――。議員辞職勧告決議案の提出の動きに、ツイッターでこのケンカ腰だ》。
アノお維に除名され、議員辞職を迫られるなか、まだ議員なのね? どうなってんでしょう??
あ~、そうそう。ま~さか、野党・癒党が求めている議員辞職勧告、与党自公が加わらないなんて、あり得ませんよね?
日刊スポーツの記事【丸山氏の辞職勧告決議案、17日中に6党派で提出へ】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201905170000312.html)によると、《一方、衆院議院運営委員会の野党筆頭理事を務める立民の手塚仁雄氏は、与党側の筆頭理事、自民党の菅原一秀氏と国会内で会談し、与党も共同提出に加わるよう呼びかけた。菅原氏は党内での協議を理由に、持ち帰った》。
==================================================================================
【https://lite-ra.com/2019/05/post-4713.html】
「北方領土を戦争で取り返す」発言の丸山穂高衆院議員だけじゃない、維新はネトウヨの巣窟だ!
2019.05.14 12:50
(丸山穂高twitterより)
またもや維新議員のトンデモ発言だ。日本維新の会の丸山穂高衆院議員が、北方領土をめぐる「ビザなし交流」の日本側訪問団に同行した際、「戦争しないとどうしようもない」などの発言をした。
報道によれば、丸山議員は11日夜、ロシア側住人と日本側住人との「ビザなし交流」の友好の家で、訪問団の大塚小彌太団長が記者から取材を受けていたところへ、このように割って入った。
丸山議員「団長は戦争でこの島(北方四島)を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」
大塚団長「戦争なんて言葉は使いたくないです」
丸山議員「でも取り返せないですよね」
大塚団長「いや、戦争はするべきではない」
丸山議員「戦争しないとどうしようもなくないですか」
言葉を失いかけるが、一応、つっこんでおこう。丸山議員は「戦争で北方四島を取り返す」と軽々しく言う。では、自衛隊員が奇襲をかけ、島々で生活する民間人を殺して制圧するというのか。それとも、主権をかけてロシアに宣戦布告し、全面戦争でも始めるのか。ロシアの反撃と報復、国際社会からの制裁はどのように想定しているのか。いずれにせよ、多くの血が流される。むろん、憲法違反でもある。
そもそも「ビザなし交流」は、日本側とロシア側の住民同士の対話と相互理解によって、領土問題の平和的解決を目的とした取り組み。そこに、「戦争で島を取り返す」「戦争しないとどうしようもない」としゃしゃり出てきた丸山議員は、はっきり言ってどうかしているとしか思えない。
日本テレビの報道によると、丸山議員はその後「基本的に酒をたくさんの飲んでいた」などと釈明し、謝罪した。丸山議員は2016年にも、都内で飲食した後、トラブルになった男性の手を噛むという不祥事をしでかしたことがある。当時、丸山議員はツイッターで〈猛省と自重の決意の証として自主的に、禁酒宣誓書を今井幹事長へ提出してまいりました。あらゆるトラブルを予防するため、今後の議員在職中において公私一切酒を口に致しません〉(2016年1月13日)と投稿していた。
しかしながら、今回の発言は、酔っているかとか以前の問題だろう。むしろ酒が入っていたからこそ「戦争しないとどうしようもない」とあまりに軽々しく口をついたのではないか。ようは、この輩が常日頃から考えている本音にほかなるまい。
そもそも丸山議員といえば、知る人ぞ知るネトウヨ議員。ネトウヨ御用達のネット番組『報道特注』の元メンバーであり、Twitterでも「帰化履歴を公表しろ」というようなヘイトまがいの発言や、露骨な安倍政権援護のリベラル派バッシングを繰り返してきた。そのタカ派気取りでネトウヨ気質丸出しの姿は、まさに、野党でありながら安倍政権にすり寄る「ゆ」党と揶揄される維新を象徴するような議員と言える。
■衆院に立候補した橋下徹の元秘書の講演会を在特会元幹部の団体が主催
今回の「戦争しないとどうしようもない」発言は、そんな愚か者による最も頭の悪い発言だが、もちろん、これは丸山議員個人だけの問題ではないだろう。周知の通り、維新の会は自民党と比肩するネトウヨ議員の巣窟と言っていい。
その代表格が“暴言王”などと呼ばれて悦に入っている足立康史衆院議員だ。周知のように「アホ」「バカ」「死ね」が口癖で品性下劣そのもの。たとえば、加計学園問題では、朝日新聞の記事にリンクを貼るかたちで、〈朝日新聞、死ね。〉とツイート。また、森友学園問題では、辻元清美議員が豊中市に補助金を出させたなど、ネトウヨの間で流通していたデマをテレビで垂れ流し、街頭演説でも「森友問題は辻元のヤラセ」などと喧伝した。もっとひどかったのが、立憲民主党の蓮舫参議院議員(当時は民進党)の二重国籍問題のときだ。足立議員は、“蓮舫代表の言動は中国の回し者”とTwitterに投稿したあげく〈国籍のことを言うのはポリコレに反するので本当は控えたいのですが、ストレスたまると午後の地元活動に影響するので書いてしまいます〉などと「ストレス発散」でヘイトスピーチをバラまくことを自ら宣言してしまったのである。
地元・大阪ではもっと露骨だ。2017年の衆議院選挙には、橋下徹氏の大阪市長時代の元秘書である奥下剛光氏が維新から立候補したが、その直前、ヘイト団体・在特会の元関西支部長である増木重夫氏が事務局長をつとめる団体が奥下氏を応援する講演会を開催しようとしていたことが発覚した。講演自体は取材の動きを知った奥下氏がキャンセルしたが、会には辻淳子・大阪市議ら維新の地方議員が参加していた。
大阪では、こうしたかたちで維新とネトウヨ・ヘイト勢力の融合が進んでいるのだが、それ以前に政治家としての資質が問われる言動をする府議、市議が多数いる。維新所属または当時所属していた議員の不祥事をいくつか挙げてみるとこんな感じだ。
経営していた整骨院で療養費をだまし取り詐欺罪で実刑判決をくらう市議、忘年会帰りに泥酔してタクシー内で暴れる府議、女子中学生らを集会に勝手に誘ってLINEで無視されると「ただで済まさない」「身元を特定している」などと恫喝する府議、宴席で女性市議の胸を触る写真が報じられ「触診です」と苦しい言い訳の市議、その女性市議の足の匂いを嗅ぐ市議、飲酒運転でひき逃げする市議(有罪)……。
というか、そもそも松井一郎代表じたいが、今年4月の大阪W選挙でネトウヨサイトのデマをリツイートして拡散するような政治家だ。「透析患者は殺せ」の長谷川豊氏を2017年総選挙に続き今年の参院選と国政選挙に擁立しているという“実績”も忘れてはならない。
■橋下徹が「自民党と協力して憲法改正のほうに突入していく」と宣言
そうしたことを踏まえれば、今回、丸山議員がぶちかました「戦争しないとどうしようもない」発言は、彼自身の問題というよりも、こうした人物に公認を与えている維新という政党のグロテスクな正体を象徴するものと考えたほうがいいだろう。
しかも、看過できないのが、このネトウヨかチンピラが入り込んだ政党が、ヨダレを垂らしながら自民党との連立政権を狙っているという事実だ。いまも維新に多大な影響力をもつ橋下氏は、大阪W選挙で勝利した翌日に出演した『とくダネ!』(フジテレビ、4月8日放送)で「公明党を壊滅させる」と宣言。「そうすると、日本の政治構造も大きく変わります。自民党との協力がね、公明党じゃなくてもしかすると維新となって、憲法改正のほうに突入していく」とまで言い切っていた。
一方、大阪では維新のプレッシャーに負けた公明党が「大阪都構想」を決める住民投票への協力を約束、強く反目していた自民大阪府連も住民投票の実施容認の方針を決めた。中央政界で、改憲をめぐって、同じような動きが起きる可能性は非常に高い。
その意味でもやはり、維新の丸山議員の問題発言は、大阪での限定的な人気しかない「ゆ」党の妄言として片付けるべきではない。繰り返すが、現実問題として、維新は安倍政権を支える存在なのだ。領土問題でナショナリズムを煽りながら、自衛隊を名実共に軍隊化しようとしている安倍首相と、「戦争しないとどうしようもない」なる言葉が飛び出す維新の結託がもたらすものは、何か。言うまでもないだろう。
(編集部)
==================================================================================
==================================================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201905140000106.html】
政界地獄耳
2019年5月14日8時53分
自民と府民のこれから
★大阪政界に地殻変動だ。先月の大阪の府知事と大阪市長のダブル選挙、衆議院大阪12区の補欠選挙などで敗北したことを受け、新たに就任した自民党大阪府連会長の衆院議員・渡嘉敷奈緒美は争点だった維新の会が推進する、いわゆる「大阪都構想」に対して「住民投票に賛成する。選挙結果が民意を示しており、政治家は民意が示されたら柔軟に対応することが必要だ」とした。
★この府連の会議でも一騒動あった。府連会長・左藤章が辞任するための新会長選任が渡嘉敷選出ありきだったようで密室の談合の批判が出た。府連関係者が言う。「渡嘉敷ありきがどうのというより、維新に敗北したという事実と、もうこれ以上官邸に逆らえないという複雑な空気が会議にあった。国会議員たちは官邸や首相・安倍晋三と何とか手打ちをしてうまくやっていきたいというムード。だが統一地方選挙でも苦戦を強いられ、維新にやられた自民党地方議員の気持ちはそう簡単には収まらないという雰囲気だった」。
★確かに大阪府連と官邸の関係は維新と官邸が蜜月で、府連の存在意義が問われることが続いた。そのため、首相が維新でなく自民党府連と共にあるという位置づけが希薄だったのも事実。大阪府連市町村議員連盟総務会長で貝塚市会議員・田中がくは会議での発言を自身のフェイスブックで「統一地方選の後半戦を戦っている我々に12区の補選で、安倍総理が来るからと動員のファクスがあった。ふざけてるのかと思いましたし、安倍総理が吉本に出るとこの会議に出席されている中に喜んでいた国会議員が居てましたが、選挙を戦っている仲間や党員の皆さんはかなり怒ってました。そんな時間があるなら、八尾市の市長選挙や同志の応援をするべきでは無かったのか、統一地方選挙、後半戦の結果は、多くの同志のバッチが無くなりました」と記している。民意に従ったのか忖度(そんたく)したのか。自民党の急務は府民の信頼回復だ。(K)※敬称略
==================================================================================
==================================================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253989】
室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
戦争だけは嫌!なにがなんでも憲法改正に賛成しちゃダメだ
2019/05/17 06:00
(丸山穂高議員(C)日刊ゲンダイ)
「戦争しないと、どうしようもなくないですか?」(丸山穂高衆議院議員・元日本維新の会)
いやぁ、久々にびっくりしたな。ひょっとして、ひょっとして、そういういかがわしい思想なのかもと訝しんでいたが、実際、そうだと知って驚いた。
14日の毎日新聞によると、「北方四島ビザなし交流の訪問団の一員として国後島を訪問した日本維新の会の丸山穂高衆院議員(35)=大阪19区=が11日夜、滞在先の国後島古釜布で元島民の男性に対し、北方領土問題について『戦争をしないとどうしようもなくないか』『(戦争をしないと)取り返せない』などと発言し、トラブルになった。」という。
丸山氏はその後、「不適切な発言を撤回したい」といって離党届を出したが受理されず。日本維新の会の松井代表は14日、丸山氏に議員辞職を促すとともに、党として除名処分にした。
これで終わり、って思える? あたしゃ、思えない。この国の国会議員に、「戦争もやむなし」と考えている輩が紛れ込んでいたってことだよ。恐ろしいったらない。
政治家って、他国と話し合いをし、なにがなんでも戦争を回避するためにいるのかと思ってた。それが政治家のいちばん重要な仕事だと思ってた。
国はうちら国民の、生命と財産を守る責任があるんじゃないの? だからうちらも、税金を払って、国会議員を先生と呼び、その身分を支えてるんじゃねーの?
うちら戦争に駆り出されたら、五体満足で戻って来ることしか希望がなくなるよ。いやだよ、戦争だけは嫌!
そんなこともわかってない人が、国会議員やってた? 戦争もしょうがないと思ってる議員は、あと何匹くらいいるの?
もうこうなったら、なにがなんでも憲法改正に賛成しちゃダメだ。危険すぎるだろ。
==================================================================================
[【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ (琉球新報 2019年2月24日)↑]
AERAの渡辺豪氏による記事【お手本はデンマーク? SACWO設置で沖縄「辺野古ノー」実現なるか】(https://dot.asahi.com/aera/2019041500066.html)。
AERAのコラム【内田樹「今の政治から失われた『人間的なつながり』の厚み」】(https://dot.asahi.com/aera/2019041600033.html)。
《沖縄が「辺野古ノー」の民意実現に向け政府に設置を求める協議機関「SACWO」。その先行事例が海外に存在する。舞台は北欧・デンマークだ》。
《私も訊かれたらどうコメントしたものか当惑していた。私の周りには橋下府知事以来の大阪維新の業績を評価する人が一人もいないからである。だから、誰がどういう理由で支持しているのか、納得のゆく説明を聞いたことがない》。
話しは横道。デンマークと言えば、FEC自給圏(©内橋克人さん)としても尊敬できる国だ。「E」の状況については我が国に似ていて、いまや、自給率は…100%を大きく越えているはず。智恵を感じる国。
『●電源構成(エネルギーミックス)案という貧相な「未来図」:
泥棒やその子分に縄をなわせる愚』
「ニッポンにとって、デンマークはとても参考になると思うのですが?
内橋克人さんのFEC自給圏の確立を」
『●スウェーデン「大企業の名誉よりも、言論の自由、
国民の知る権利が優先」…「民度」や「政治」に彼我の差』
『●内橋克人さんインタビュー:
〝貧困マジョリティー〟の形成と『FEC自給圏』への志向』
『●「始まりの地、福島から日本を変える」:
シェーナウ電力、会津電力、飯舘電力…内橋克人さんのFEC』
さて、本題、《沖縄が「辺野古ノー」の民意実現に向け政府に設置を求める協議機関「SACWO」》、番犬様とニッポン政府、沖縄県の三者協議機関の設置の前に、まずは辺野古破壊を止めるべきではないのか。殴り続け、蹴り続けながら、話し合いなどできる訳がない。
『●辺野古破壊という大愚を続行…民意無視、
《地方自治や民主主義、県民の尊厳をどう考えるか…自身の見解を》』
『●武藤類子さん《沖縄で闘っている人の言葉…
「国を相手にケンカしたって勝てない。でも、おれはやるんだ」》』
『●与那国島や石垣島、《沖縄は名護市辺野古だけでなく、
宮古島もまた国防のために政府に翻弄されている》』
『●虚偽説明…《宮古島では、島民の基地負担は
ますます重くなっている。政府がやってるのはいじめそのもの》』
『●沖縄イジメ…《この74年間、沖縄戦以来、陸兵が軍服を着て
宮古島を闊歩する姿など誰も見たことはない》』
『●「沖縄は米国の植民地ではない。私たち沖縄県民は、
米国民との友好は望むが、服従は望んでいない」――。』
与党・自公や癒党・お維の「排他」する側の問題。辺野古破壊なんてその典型です。沖縄の市民の民意を無視する側にこそ、問題がある。
《支持者と反対者が排他的に対立》《政治的立場の分断》…排他的に対立させ、政治的立ち番の分断をさせているのは、与党・自公や癒党・お維の側ではないのか? 「どっちもどっち」論で、与党・自公や癒党・お維に利するときは終わった。
==================================================================================
【https://dot.asahi.com/aera/2019041500066.html】
お手本はデンマーク? SACWO設置で沖縄「辺野古ノー」実現なるか
渡辺豪 2019.4.16 08:00 AERA
(グリーンランドの北極圏に位置するチューレ空軍基地。
冷戦下でソ連に対峙する前線基地として建設された(写真:gettyimages))
沖縄が「辺野古ノー」の民意実現に向け政府に設置を求める協議機関「SACWO」。その先行事例が海外に存在する。舞台は北欧・デンマークだ。
【チューレ米空軍基地はこちら】
* * *
デンマークの自治領グリーンランドには米軍基地がある。2004年、基地運用をめぐりグリーンランド、デンマーク、米国の間で「イガリク協定」が結ばれた。
「東京、ワシントン、那覇の三者間合意が、
国際協定として締結されているイメージです」
北欧政治に詳しい北海道大学の高橋美野梨助教(36)はそう解説する。協定に基づき設置されている三者の合同委員会は、沖縄県の玉城デニー知事が日本政府に設置を求めている日、米、沖縄による協議機関「SACWO」の先進モデルとも言える。
「重要なのは、地方政治主体(自治領、地方自治体など)が国際交渉の
プロセスにおいて、国家間と同じテーブルで対等な立場で発言できる
制度が確立されていることです」(高橋助教)
世界でも稀有な制度実現の背景には何があったのか。
グリーンランドへの米軍駐留開始は1941年。米国とデンマークの間で防衛協定が締結された。当時、グリーンランドはデンマークの植民地だったが、79年に自治政府が発足した。
イガリク協定のベースは、03年にデンマークとグリーンランド自治政府の間で交わされた「イチリク宣言」だ。グリーンランドにとって重要な外交・安全保障に関して「グリーンランド当局が国際交渉を要求し、それに平等にかかわり、影響を与えることができる」「国際法上の協定に対して共同調印者になることができる」などと規定している。ただ、安全保障政策の最終的な決定権はデンマーク国会が保持している。
グリーンランドに現在残るのはチューレ米空軍基地のみ。デンマークではそもそも、米軍基地の設置が可能な区域は、グリーンランドに限定されている。
「米軍基地をデンマーク本国に展開させるオプションがないため、
安全保障政策上、デンマークはグリーンランドに依存している状態。
デンマークが米国との関係を良好に維持するには、グリーンランドの
意向を尊重せざるを得ない立場にあるのです」(高橋助教)
グリーンランドが米軍基地政策へのコミットを求める引き金になったのは、95年公開の米国の機密文書だ。68年にチューレ空軍基地の西11キロの海氷上に墜落した米軍爆撃機B−52が、4個の水爆を搭載していたことが公文書で裏付けられた。核の持ち込み・配備が禁止されていたのに、デンマーク政府が黙認していたことも明らかになった。
沖縄で米兵による少女暴行事件が起きたのも95年だ。この事件を契機に県民の反基地感情が高まり、米軍基地の維持に危機感を抱いた日米政府が普天間返還合意に動いた。
米軍基地の存在が生活にかかわるリスクに直結することが再認識された点は、沖縄とグリーンランドで共通している。では、三者協議機関が実現したグリーンランドと沖縄の差はどこにあるのか。高橋助教は、カギは中央政府と地方政治主体の「リスクの共有」だと話す。
「デンマークとグリーンランドでは、米軍基地の安定的運用を
継続させることが、国家全体の安全保障に寄与することを双方が
認めています」
日本でも、玉城知事は日米同盟の意義を認めている。その上で、普天間返還の手法として政府が「辺野古が唯一」と繰り返すことが県民の反発を強め、ひいては沖縄の米軍基地全体の安定運用を脅かしかねないとの認識だ。「普天間の危険性」というリスクの共有をどう生かし、一日も早い普天間の危険性除去に向けた有効策を講じられるかが問われている。
高橋助教はSACWO設置の意義についてこう話す。
「認識を共有する舞台は重要です。三者協議機関を有効に
機能させるには、国家間の軍事合理性だけでなく、環境保全など
地域の生活者の利益を妨げないことが、結果的に基地の
持続的運用につながるといったテーマ設定も大事です」
(編集部・渡辺豪)
※AERA 2019年4月22日号
==================================================================================
==================================================================================
【https://dot.asahi.com/aera/2019041600033.html】
内田樹「今の政治から失われた『人間的なつながり』の厚み」
連載「eyes 内田樹」
内田樹 2019.4.17 07:00 AERA
(7日、大阪府知事と大阪市長のダブル選で当選を決め、
握手する松井一郎氏(左)と吉村洋文氏(c)朝日新聞社)
哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。
* * *
大阪のダブル選と府議市議選が終わり、維新が圧勝という結果が出た。注目された選挙のあとなので、ふだんならいろいろな人がコメントするはずだけれど、これについて語られた言葉が少ない。私も訊かれたらどうコメントしたものか当惑していた。私の周りには橋下府知事以来の大阪維新の業績を評価する人が一人もいないからである。だから、誰がどういう理由で支持しているのか、納得のゆく説明を聞いたことがない。むろん、それは私の交友範囲が偏っているということに過ぎないのである。実際には、維新の政治によって現に恩沢をこうむっており、この体制の永続を願う人たちが大量にいて、私がその人たちと出会わないというだけのことなのである。
しかし、考えてみるとこれはかなり深刻な話である。そこまで支持者と反対者が排他的に対立して、その間に「行き来」がなくなっているのである。これほどの政治的立場の分断を私は20世紀のうちには経験したことがなかったと思う。
私のかつての岳父は自民党の国会議員を5期務めた人だが、戦前は日本共産党の幹部で特高に逮捕されて拷問された経験を持っていた。その叔父は社会党内閣の農相だったが、戦前は右翼的な農民組合の指導者だった。政治家として実現しようとしていた目的において二人にそれほど変わりがあったわけではないと思う(現に仲がよかった)。その目的を実現するために選んだ組織が違ったというだけのことだった。そういう人たちが昭和の政界には混在していた。「政治的立場は違うが、人間は信じられる」という関係があったからこそ議会内でのすり合わせが可能だったのだと思う。
今の政治から失われたものがあるとすれば、それはこの「立場は違うが、人間は信じられる。仮に敵味方に分かれても対話はできる」という人間的なつながりの厚みだと思う。古来、政治では、政策そのものの当否よりもそれを提案する人物の信義や器量が重んじられた。だから、激しい対立が、領袖同士の対話で一夜にして和解に至るということがしばしばあった。その風儀がほぼ失われたのである。そのことの歴史的意味はたぶん私たちが思っている以上に重い。
※AERA 2019年4月22日号
==================================================================================
[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ/第59回:日本の民度】(https://maga9.jp/190116-5/)。
週刊朝日のコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/竹田恒和氏贈賄疑惑…東京五輪ごり押し一味はみな“悪”じゃ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245656)。
《「フランスは民度が低い」とツイッターで発言している人物がいた。すごいことを言う人がいるものだなあ…と驚いてしまった。ぼくの単純な疑問は「えっ、じゃあ日本はフランスより民度が高いの?」であった。その発信者を見たらなんと、明治天皇の血をひくというので有名な学者(?)だそうなので二度ビックリ。でも、この人の父親がJOC(日本オリンピック委員会)会長の竹田恒和氏だというので納得した》。
《「仮に百歩譲って意図的にお金をワイロのつもりで渡していたとしても合法。違法ではない」(竹田恒泰氏) 面白いもの見つけちゃった。1月13日付の「論壇net」の「竹田恒泰氏、パパの贈賄疑惑について『意図的にワイロを渡していたとしても違法ではない』と主張していた」という記事。…はじまりましたな、安倍応援団特有の見苦しい責任のなすり付け合いが。ほんでもって、最後は親玉を隠すため、トカゲの尻尾切りでチャンチャンってね》。
リテラの記事【竹田恒泰が父・恒和JOC会長の五輪汚職捜査に陰謀論全開!「フランスは皇室がないからひがんでいる」】(https://lite-ra.com/2019/01/post-4495.html)によると、《会見で竹田会長は“回ってきた稟議書にハンコを押しただけ”と主張。JOCの代表者であるにもかかわらず「いかなる意思決定プロセスにも関与してない」と断言するなど、その無責任ぶりが露わとなった。しかし、こうしたなかで注目を集めているのが、竹田JOC会長の息子で“ネトウヨ皇室芸人”と呼ばれる竹田恒泰氏だ。…「これ、どう見たって報復でしょ。間違いない。間違いないですね。フランスの民度が低いと言うことですわ」…フランスは皇室がないひがみから父親を逮捕しようとしている(苦笑)。竹田会長の無責任会見にくわえ、息子がこんな程度の低い陰謀論を開陳するとは、どこまで恥を晒せば気が済むのだろう》。
また、《開催都市トップの小池都知事は今更、「困惑している」と驚き、菅官房長官は「疑念を払拭できるような説明責任を果たして」と突き放す。安倍首相は16日まで沈黙を貫いた。東京五輪招致における贈賄容疑で、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長…》。
《竹田JOC会長の息子で“ネトウヨ皇室芸人”と呼ばれる竹田恒泰氏》が「フランスは民度が低い」だってさ!?
この鈴木耕さんのコラムで、《ゴーン前日産会長の勾留はすでに2カ月に及ぶ。ゴーン氏の妻が怒りを込めてコメントしている。…妻キャロルさんが国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチに、容疑者の長期拘束に伴う「人質司法」の見直しを日本政府に訴える要請文を送った》。
低「民度」なニッポンの《刑事司法はおそろしいほどに後進的…代用監獄…人質司法》…さらに、司法取引…。
『●《日本の刑事司法はおそろしいほどに後進的…
代用監獄…人質司法》…さらに、司法取引まで投げ渡す大愚』
恥ずかしい…低「民度」な金(カネ)色の五つの輪、そしてニッポンの刑事司法。
各省庁のデータ改ざん等々やアベ様のウソを垂れ流す政府広報・国営放送アベ様のNHK…。そして、かけがえのない美ら海、辺野古破壊…。低「民度」なアベ様の《サディスティックな政治》の数々。
鈴木耕さんのコラムの〆の御言葉、《おいおい、「日本の民度」ってのはこんなもんかい!?》。
『●《差別の歴史、力の差を無視して
「どっちもどっち」論に持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
『●鈴木耕さん《美ら海を破壊するために、軍事基地を造っている…
言い換えれば、サディスティックな政治》』
『●辺野古破壊: 政権広報・アベ様のNHKが
「移植できないのは沖縄のせい」と攻撃…開いた口が塞がらない』
『●「『辺野古』県民投票の会」代表がハンガーストライキ…
《沖縄で非暴力抵抗運動の歴史が若い世代に…》』
『●ハンスト=非暴力抵抗運動で抗う沖縄の市民に対して、
「その方に聞いてください」とはどういう了見か?』
『●「日本人の誇り」について熱弁をふるう宮崎政久衆院議員
(自民)は、堂々と「辺野古破壊に賛成」に一票を』
==================================================================================
【https://maga9.jp/190116-5/】
言葉の海へ
第59回:日本の民度(鈴木耕)
By 鈴木耕 2019年1月16日
「フランスは民度が低い」とツイッターで発言している人物がいた。すごいことを言う人がいるものだなあ…と驚いてしまった。ぼくの単純な疑問は「えっ、じゃあ日本はフランスより民度が高いの?」であった。その発信者を見たらなんと、明治天皇の血をひくというので有名な学者(?)だそうなので二度ビックリ。
でも、この人の父親がJOC(日本オリンピック委員会)会長の竹田恒和氏だというので納得した。
JOC会長の贈賄疑惑
ぼくは、ずっと東京オリンピックには反対してきた。
財政状況がひっ迫している現在の日本で、オリンピックにかけるカネなどあるのか、という根源的な疑問。
原発事故は終息にはほど遠い状況だし、社会保障費は先細り、災害復興だってまだまだだ。カネの使いみちは、オリンピックなんかじゃないだろうと思ってきた。そのぼくの思いは、残念ながら正しかったようだ。我らの税金がろくな使い方をされていない…。
東京オリンピックは「既存の施設を利用して費用負担をできる限り抑えるコンパクトな大会にする」というのがうたい文句だったはずだ。ところが費用はうなぎ上り。当初は7000億円だったはずの開催費が、いつの間にか3兆円を超えるという。繰り返すが、すべては我々の税金だ。
そんなずさんな計画の裏で、実はかなりヤバイ資金が動いていたのではないかというのは、五輪招致の段階から噂されていた。JOCがそのカネの動きを知らないわけがない。
招致資金などを取り仕切っていたのは、JOC会長の竹田恒和氏。フランス検察当局が、カネの流れについて重大な疑惑(贈賄)があるとして、竹田会長に対し訴追に向けた手続きに入った。このニュースは、たちまち世界中を駆け巡った。
そこで恒和氏の息子・恒泰氏が、父親擁護のツイート。つまり、フランスはゴーン日産元会長逮捕の仕返しとして、恒和氏の疑惑を取り上げたのではないか、というわけだ。「そんなことをするフランスは民度が低い」というのが、親思い(?)の恒泰氏の主張なのだろう。まあ、その気持ちは分からないわけじゃない。なぜこの時期か、という疑問があるのも確かだし。しかし、恒泰氏のこんなツイートを見ると、やっぱりおかしいと思ってしまう。
また、父は、もし2020年に東京五輪ができないと、【夏】の五輪を
二回開催するアジアで最初の国は韓国になる可能性が高いと言っていた。
そうなったら、アジアにおける日本の地位は揺らぐと嘆いていた姿が忘れられない。
こんなことを言う父親も父親だが、それを得々と公表してしまう息子も息子だ。JOC会長が、オリンピックを国威発揚の手段としてしか捉えていない。こんな人物が会長でいるということが、それこそ「日本の民度」を示しているのではないか。
オリンピックはナショナリズム高揚の場か?
もし恒泰氏がツイートした恒和氏の言葉が事実なら、オリンピックとはどういうものなのか、「日本オリンピック委員会会長」はまったく理解していないことになる。
「オリンピック憲章」というオリンピックの理念を示した文章がある。その中の「オリンピズムの根本原則」には5つの項目が書かれている。少し長いけれど、引用しておこう。
1.オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め、バランスよく結合させる生き方の哲学である。オリンピズムはスポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求するものである。(略)
2.オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。
3.オリンピック・ムーブメントは、オリンピズムの価値に鼓舞された個人と団体による、協調の取れた組織的、普遍的、恒久的活動である。その活動を推し進めるのは最高機関のIOCである。(略)
4.スポーツをすることは人権の1つである。すべての個人はいかなる種類の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない。オリンピック精神においては友情、連帯、フェアプレイの精神とともに相互理解が求められる。
5.スポーツ団体はオリンピック・ムーブメントにおいて、スポーツが社会の枠組みの中で営まれることを理解し、自立の権利と義務を持つ。(略)外部からのいかなる影響も受けずに選挙を実施する権利、および良好な統治の原則を確実に適用する責任が含まれる。
オリンピックとはいかなる精神に基づいているか、ここに簡潔に記されている。それは、個人と団体による協調が基盤にあることを謳い、人権を尊重し、平和な社会を推進し、いかなる差別も許さないと明記している。JOC会長である竹田恒和氏がこれを知らないはずがない。
では、「オリンピック憲章」を理解した上で「韓国に五輪開催を取られたら、日本の地位が揺らぐ」などと話していたのか。
つまり、竹田JOC会長は、オリンピックというものを「国威発揚の場」としてしかとらえていなかったということになる。そんな人物が「日本オリンピック委員会」の会長にふさわしいといえるだろうか? そんな人物をトップにいただく組織がスポーツ全般を支配する日本という国が、果たして「民度の高い国」といえようか?
国連からもイエローカード
ゴーン前日産会長の勾留はすでに2カ月に及ぶ。ゴーン氏の妻が怒りを込めてコメントしている。共同通信配信(1月14日)はこう伝えた。
日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)の妻キャロルさんが
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチに、容疑者の長期拘束に伴う
「人質司法」の見直しを日本政府に訴える要請文を送ったことが13日分かった。
ゴーン被告の家族の報道担当者によると、要請文は昨年12月28日に送付。
書簡は「自白を引き出すため日本では長期拘束が検察官の基本的な
捜査手法になっている」と指摘。「弁護士の立ち合いがないまま検察官の
取り調べを受け、起訴されるまで保釈の可能性はなく、
弁護士との接見も限られている」と強調した。
日本の「人質司法」は先進各国からは、極めて野蛮な権力行使として非難の的になっていたのだが、それが今回のゴーン氏の長期勾留でまたもや世界にさらけ出されてしまったというわけだ。これは、日本の司法当局にとっては、思わぬ落とし穴だったのではないか。
この「人質司法」の例はたくさんある。沖縄の米軍基地反対運動のリーダー山城博治さんの5カ月に及ぶ勾留、さらに森友学園問題での籠池夫妻の実に10カ月の長期勾留も最近の事例だ。要するに、権力に刃向かう人や容疑を否認する人は、とにかく檻の中に閉じ込めておく。これは欧米各国から見れば、やはり異様な光景だろう。
山城さんの長期拘束についても、国連は憂慮を示した。東京新聞(1月14日付)が報じていた。
(略)器物損壊罪などに問われた反対派リーダーで沖縄平和運動センター議長、
山城博治被告が長期勾留されたことについて、国連の作業部会が
「恣意的な拘束」に当たり、国際人権規約違反だとする見解を日本政府に
伝えたことが十三日、分かった。山城被告の無条件の釈放や補償などの
救済措置実施を要請している。(略)
見解は、容疑が表現や集会の自由を行使した結果と認められ、長期勾留に
「妥当な理由があったとは考えにくい」と指摘。政治的な背景から当局が
差別的な措置をとったとみられるとした。日本の刑事司法システムには、
否認すれば勾留が長引く「人質司法」の懸念があるとも指摘した。
日本司法の異常さが世界からの批判の的になっているということを、国連ですら認めているのだ。よく言われるように「日本の常識は世界の非常識」の実例である。
ネット右翼諸兄諸姉は、やたらと「日本のすばらしさ」「日本の民度の高さ」を称揚するが、世界の目などは気にする必要もない、ということなのだろうか。女性の地位、情報公開の進度、報道の自由度、貧富の格差、人質司法、国会の強行採決連発……いまや、どれをとっても日本の順位は切ないくらいに下位である。
しかも、最近は政府統計の捏造や隠蔽が次々と明らかになり、保険金支給が低く抑えられていたことなども発覚。だが、安倍内閣支持率は下降気味ではあるものの、未だに40%以上を保っている。
安倍支持の理由が「ほかに代わる人がいない」が相変わらずトップ。
こんな日本の状況を考えたら、竹田恒泰氏のように「フランスの民度が低い」なんて、ぼくにはとても言えない。「じゃあ日本はどうなのよ」という巨大なブーメランに直撃されそうだもの。
「捜査中なのでお答えできない」
1月15日、追いつめられた竹田恒和JOC会長が「記者会見」を開いた。だが「記者会見」とは名ばかり。自分の主張、身の潔白の言い訳に終始、たった7分間で会見終了。記者からの質問は一切受け付けなかった。
こんなものを「記者会見」とは呼ばない。「言い訳発表会」としか呼びようがない。
佐川宣寿元財務省理財局長が、国会の証人喚問で「捜査中につき、訴追のおそれがあるのでお答えを控えさせていただきたい」と、蛙のツラに〇〇で逃げ切ったのを、その後の政治家や官僚たちが多用するようになった。「平和の祭典」の責任者が平然とそれを踏襲する。
NHK「日曜討論」で辺野古埋め立てに関し、ウソまみれの言葉を連発した安倍首相と、それそのまま垂れ流したNHK。
おいおい、「日本の民度」ってのはこんなもんかい!?
==================================================================================
==================================================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245656】
室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
竹田恒和氏贈賄疑惑…東京五輪ごり押し一味はみな“悪”じゃ
2019/01/18 06:00
(2020年五輪開催都市が東京に決まり喜ぶ安倍首相ら
(2013年ブエノスアイレスで)(C)日刊ゲンダイ
「仮に百歩譲って意図的にお金をワイロのつもりで渡していたとしても合法。違法ではない」(竹田恒泰氏)
面白いもの見つけちゃった。1月13日付の「論壇net」の「竹田恒泰氏、パパの贈賄疑惑について『意図的にワイロを渡していたとしても違法ではない』と主張していた」という記事。
なんでも、2016年5月29日にJOCの竹田恒和会長の長男、竹田恒泰氏が読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演し、冒頭の発言をしていたんだと。それがさ、ついこの間、19年1月11日、櫻井よしこ氏がホストを務めるインターネットテレビ「言論テレビ」に登場し、
「そこではもちろん父親の贈賄問題が取り上げられたのですが、上記の『ワイロでも合法』という発言は一切なく、『父やJOCが直接に贈賄したのではなく、コンサルティング会社が独自の判断で勝手にやったのであれば問題ない』という理解に終始していました。」
だって!
いよいよヤバくなってきたからか。はじまりましたな、安倍応援団特有の見苦しい責任のなすり付け合いが。ほんでもって、最後は親玉を隠すため、トカゲの尻尾切りでチャンチャンってね。
14日、竹田氏はTwitterにも、
「3年前、馳文科大臣(当時)は衆院予算委員会で『電通からブラック・タイディングス社が実績があるとして勧められ、招致員会が契約を判断した』と答弁している。電通から勧められた会社であることは、テレビでは触れないことが多い。電通に関するマイナスの話は、ご法度なのだろうか?」
と書いていた。頑張るのぉ。あなたの担ぐ御大将は、じつはあなたご自慢の血筋なんて屁とも思っていないしな。
ま、なんといおうが、汚い手を使って、東京五輪をごり押しした一味はみんな悪じゃ。国民はそこまでしてカネのかかる五輪を望んでいたか? 恥ずかしいわ。
==================================================================================
[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
琉球新報のコラム【<金口木舌>明治の足尾銅山での鉱毒被害の発…】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-741336.html)。
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/小野寺大臣は飛行再開に同調…沖縄はもう独立した方がいい】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231504)。
《▼民による請願は大日本帝国憲法に定められていた。日本国憲法にも権利として明記された請願権を活用し、静かな空を取り戻す取り組みが宜野湾市で動きだしている…▼「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」は田中正造の言葉。沖縄では空を荒らされ、村が破られないよう知恵や権限を用いた取り組みが続く。田中の死から105年。日本は真の文明を手にしていると言えるのか》。
《県や地元自治体は翌12日の朝には日本政府に原因究明までの飛行停止を求めたが、米軍はその数時間後に飛行再開の方針を打ち出した…米軍は沖縄県民を、ということは日本に在住するすべての人間をさげすみ切っている。それでも一連の事態を県外のメディアは満足に報じず、小野寺防衛相と来た日には、「米軍は安全を確認した上での判断だと思う」と、飛行再開に同調する始末。どこの国の大臣なのか》。
『●「辺野古が唯一の解決策」という呪文を唱えることしか
能の無いアベ様ら…消えた「辺野古」の「へ」の字?』
『●高江ヘリ「墜落」、何時もの如く「見え透いた
“茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる」』
『●普天間米軍のCH53E大型輸送ヘリの窓落下…
「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」』
『●(コラム【金口木舌】)「沖縄版「今年の漢字」」は『落』…
「いずれの「落」も県民の命に関わる」、抜本策は「撤兵」』
『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの
日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか?》』
『●沖縄版「今年の漢字」」も『落』:
「県民の命が脅かされ続ける現状より、軍事優先の現実に愕然」』
『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる』
『●「米軍機接近による児童の避難は…
39日間に合計242回」、「最も多い日は一日に29回」…異常な現実』
『●『銃を持つ権利は子どもが生きる権利より重い』?
普天間で起きている、辺野古で起きようとしていること』
《▼新年度、普天間第二小で既に146回の避難が行われた。
米軍ヘリ窓落下事故以降、学校方面に米軍機の離陸が確認される
と運動場から児童が避難する。元気な声が響き渡るはずの場所で
ごう音が響く…「飛ばないで」という一言がなぜ出ないのだろう…
「…『銃を持つ権利は子どもが生きる権利より重い』と聞こえる」》
足尾と福島と沖縄と…ニッポンに真の文明はあるのか?
『●『DAYS JAPAN』(2013,MAR,Vol.10,No.3)についてのつぶやき』
『●再稼働・輸出問題に続いて、東京電力原発人災下の
五輪招致騒動: 「あろうことか」、の連続』
『●「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」
・・・我国に真の文明は?』
『●原発再稼働・新規建設・原発輸出、無責任な暴走
・・・・・・我国に真の文明は?』
「asahi.comの記事【真の文明は― 足尾そして福島】…。原発再稼働や
原発の新規建設、さらには原発輸出……、脱原発派と一体どちらが
無責任なのか? 原発推進派こそ、無責任な暴走である。こんな我国に
真の文明は在ると言えるのか?……「福島の原発事故は過去の
公害事件と似ている。そう指摘する識者は多い。日本初の公害とされる
足尾鉱毒事件ゆかりの地を訪ね、民衆とともに闘いつづけた田中正造の
足跡をたどってみた。地方を犠牲にして成り立つ文明とは何か――。
そんな問いをめぐらせ「福島」を考えた」」
在日米軍特権な番犬様と、その横暴を許す、見て見ぬふりな、それどころか積極的に後押ししているとしか見えない日米共犯。《沖縄は今も日本の植民地だ。その日本はさらに米国の植民地である》。
『●「FMSは武器取引を通じて、米国が他国を
従属させるシステムでもある。日本の対米追従は強まる一方だ」』
週刊朝日の記事【「ウソツキ」「クソサヨク」“米軍落下物”の保育園に誹謗中傷 沖縄と本土のすれ違い】(https://dot.asahi.com/aera/2018061900048.html)によると、《昨年12月、上空を飛ぶ米軍ヘリの窓(重さ約8キロ)が同校の運動場に落下した。体育の授業中だった児童1人が軽傷。「その後」については、本土メディアではほとんど報じられていないが、子どもたちの教育環境の悪化は深刻の度を増している》。
「本土」のデマ屋やウソ吐き屋にそれほど貶められないといけない程のことを沖縄は要望しているのか? 単に、「子どもを園庭で遊ばせたい」「当然の日常がほしいだけ」という最低限の要望に過ぎないというのに。
『●「百田氏や自民党議員からの圧力は全てのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?』
『●翁長知事「がくぜんとしている、日本の将来に禍根を残す」・・・
深層心理に「沖縄だからいいや」の醜さ』
『●芸術家との意見交換を通じて「心を打つ『政策芸術』を立案し、
実行する知恵と力を習得・・・だそうです』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」』
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」』
『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担』
『●百田尚樹氏、沖縄の地で「デマを並べ、
沖縄への米軍基地集中を正当化」…態度・人間性・思考のお粗末さ』
日刊ゲンダイの記事【週末オススメ本ミシュラン/初歩的な「どっちもどっち」論への反発】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/231392)によると、《わかりやすい解説ばかり求めて、タブーに挑戦しなくなっていることを憂えているのだと思うが、「池上彰」化はまた、あたかも偏らない公正中立な立場があるような幻想を肥大させている。それは池上がいた“NHK病”とも言えるだろう…大阪の鶴橋で女子中学生がこんなことをがなった。「…もう、殺してあげたい! いつまでも調子にのっとったら南京大虐殺じゃなくて鶴橋大虐殺を実行しますよ!」…ジャーナリズムの「池上彰」化に関連して私が著者に最も共感したのは、初歩的な「どっちもどっち」論への反発である。…「くたばれ! どっちもどっち」である。…選者・佐高信》
ヘイト屋やデマ屋の狂気の横暴の一例。女子中学生までが洗脳され、殺人を口にする始末。
『●「日本の恥と呼ぶべき存在」』
《鶴橋で行われた街宣で、女子中学生が「鶴橋大虐殺」の演説をしたことは
ネットで話題になっていましたし、韓国でも報じられていたようです。
これが一気に拡散するのは、この動画に英文字幕がついたものが
YouTubeにアップされて以降》
『●《差別の歴史、力の差を無視して
「どっちもどっち」論に持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
さて、沖縄知事選挙。
沖縄タイムスの記事【宜野湾市長・佐喜真氏、沖縄県知事選へ意欲 出馬環境整うか】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/270694)によると、《自民党の候補者選考委員会が有力候補として人選を進めている…》。
沖縄県知事選が近づく。《こんな人物》でいいの? 《戦前そのもの》を希求するような自公系沖縄県知事候補でいいの? 沖縄は完全に〝破壊〟されつくすのでは…?
『●宜野湾市長選: 直近の沖縄主要選挙で5連敗目をアベ様に』
《園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様…現職で
与党推薦の佐喜真淳氏(51)の再選を阻めば辺野古移設の歯止めになる
ことから、全国的な注目度も高い。もっとも、それ以前にこんな人物を
再選したら、宜野湾市民は常識を疑われることになりそうだ…
佐喜真市長が日本会議のメンバーかどうかは知らないが、
善悪の判断がつかない園児に教育勅語を暗唱させ、一斉唱和させる
なんて戦前そのものではないか》
==================================================================================
【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-741336.html】
<金口木舌>明治の足尾銅山での鉱毒被害の発…
2018年6月19日 06:00
足尾銅山 田中正造 大日本帝国憲法 普天間第二小 窓枠 落下 F15 嘉手納町議会 抗議 金口木舌
明治の足尾銅山での鉱毒被害の発生は日本で初の公害とされる。住民が国に訴える請願、衆院議員の田中正造の直訴によって窮状が広く知られるようになった
▼民による請願は大日本帝国憲法に定められていた。日本国憲法にも権利として明記された請願権を活用し、静かな空を取り戻す取り組みが宜野湾市で動きだしている
▼米軍機の住宅密集地上空の飛行を禁止する条例を制定しようと市議会に請願する運動だ。普天間第二小への窓枠落下から半年。ヘリ接近のたび、授業が中断される状況を改善したいとの思いがある
▼嘉手納基地では墜落したF15同型機が飛行を強行した。嘉手納町議会の抗議を米軍は拒み続けていて、議会は今月5本目の決議を可決した。住民の生命を守る立場から決議せざるを得ない機会が月5度あるのは異常である
▼「日本政府は要望する相手方か」。中城村議会はそんな思いで意見書を出さなかった。F15飛行再開を追認する態度には期待できないとの判断で、何も見限る訳ではない。国民を守る政府であれ、と願わざるを得ないむなしさだ
▼「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」は田中正造の言葉。沖縄では空を荒らされ、村が破られないよう知恵や権限を用いた取り組みが続く。田中の死から105年。日本は真の文明を手にしていると言えるのか。
==================================================================================
==================================================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231504】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ早大商卒業、英国・バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。『日本工業新聞』入社後、『プレジデント』編集部、『週刊文春』の記者を経て独立。弱者の視点に立ち、権力者の横暴を徹底的に批判する著作を出し続けている。消費税の逆進性を指摘する著作も多数。「機会不平等」「安心のファシズム」「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」「ちゃんとわかる消費税」など。
二極化・格差社会の真相
小野寺大臣は飛行再開に同調…沖縄はもう独立した方がいい
2018年6月20日
(F15戦闘機(C)共同通信社)
沖縄・嘉手納基地に所属する米空軍F15戦闘機の飛行訓練が、13日午前7時52分に再開された。午後4時ごろまでの間に約20機が離着陸を繰り返したという。
同じ嘉手納基地の同型機が沖縄本島の南の海上に墜落したのは11日午前6時25分ごろのことである。県や地元自治体は翌12日の朝には日本政府に原因究明までの飛行停止を求めたが、米軍はその数時間後に飛行再開の方針を打ち出した。
1979年に嘉手納基地に配備されたF15の事故は、これで10件目。昨年からはF35など異機種との空対空訓練が増えたのに伴い、事故の危険性も高くなっていた。
米軍は沖縄県民を、ということは日本に在住するすべての人間をさげすみ切っている。それでも一連の事態を県外のメディアは満足に報じず、小野寺防衛相と来た日には、「米軍は安全を確認した上での判断だと思う」と、飛行再開に同調する始末。どこの国の大臣なのか。
……事、ここに至って思う。沖縄はもう、独立したほうがいい。いや、一刻も早く、この国を離れなくてはならない。
日本に属している限り、どれほどの県民が憤ろうと、心ある本土人が支援しようと、沖縄は永久に犠牲だけを強いられる。米軍はもちろん、同胞であるはずの日本政府も、沖縄では何をしても許されると信じ込んでいる。
沖縄は今も日本の植民地だ。その日本はさらに米国の植民地である。戦後初期には本土に集中していた在日米軍基地は、50年代後半から、まだ占領下にあった沖縄に移設されていった。本土の反基地運動に押された格好だが、この関係を日米両政府が利用して、沖縄の不利益は本土の利益、という構造が定着した。
私自身は東京の人間だから、この構造は実に都合がよい。米軍という最悪の災厄を沖縄に押し付けてしまえるのだから。
だが、もう耐えられない。これ以上、人でなしのままでいるのは嫌だ。米軍の恐怖を想像すらできない低能ばかりがまかり通る社会などご免である。
私は沖縄県民に対する同情だけで琉球独立論を述べているつもりはない。米軍基地は日米安保体制の産物として存在するのだから、日本でなくなった暁の沖縄には彼らがとどまる理由はない。とすれば米軍基地を引き取るか、これを機に安保体制の見直しを図るか、いずれにせよ本土の人間も、少しは頭を使うようになれるのではないか。
沖縄の独立は、日本全体にとっての国益なのである。だから言うのだ。
==================================================================================
[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの記事【森友文書改ざん問題を彷彿と話題の映画『ペンタゴン・ペーパーズ』!三浦瑠麗はまたトンチンカンコメント】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3934.html)。
《トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソンの4政権が隠ぺいし、ベトナム戦争に関して国民を欺き続けていた証拠となる資料「ペンタゴン・ペーパーズ」の公開をめぐる、ニクソン政権とワシントン・ポスト紙との戦いを描いた作品》。
トランプ大統領を意識したが故に、短期間で製作されたと云われる『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。琉球新報によると《文書をスクープしたのはニューヨーク・タイムズだが、映画の主役は後追いするワシントン・ポスト…だが最高裁は「制限を受けない自由な報道のみが政府の偽りを効果的に暴くことができる」と新聞社勝訴の判決を出す。報道の自由を巡って政府相手のせめぎ合い、今の日本にあるだろうか》? 「良いことばかりではないでしょうが、アメリカの司法はニッポンよりは遥かにマシなのかな? ニッポンの裁判所は、司法判断することなく、政治判断を乱発。《最高裁は「制限を受けない自由な報道のみが政府の偽りを効果的に暴くことができる」と新聞社勝訴の判決を出す》なんて、ニッポンの最「低」裁では夢のまた夢」。
政治判断の一例として思い出されるのは、西山太吉さんの「沖縄密約事件」。森友、加計、決裁文書改竄、イラク・南ザイール自衛隊PKO日報隠蔽問題…問題山積なアベ様。司法は機能するだろうか? 《報道の自由を巡って政府相手のせめぎ合い、今の日本にあるだろうか》? 《報道の自由を守るには報道しかない》。
『●『創(2011年1月号)』読了』
「森達也さん「極私的メディア論/第57回 尖閣映像流出とポピュリズム」…
ベトナム戦争についての極秘報告書「ペンタゴン・ペーパーズ」を提供した
「エルスバーグに対する政府の訴追も裁判所から棄却された。/ところが
日本では同年、毎日新聞の西山太吉記者が政府の密約と国民への
背信行為を暴く記事を紙面に掲載したが、国民はこの取材にまつわる
不倫問題により強く関心を示し、結果として外務省密約はないものとされた。
/…民意とジャーナリズムのあり方はこれほどに違うのかと、
暗澹たる気持ちになる」。「…ところが日本における民意形成は、
政府の説明責任や不正を追及する方向ではなく、一時の感情に
煽られながら暴走する傾向が明らかに強い」」
『●森達也さん『国民を騙し続けたこの国には秘密保護法など不要』』
「「「うそをつく人たち」にとって都合の「いい内容」」の特定秘密保護法案。
森達也さんは「国民を騙し続けたこの国には秘密保護法など不要」、
と仰っています…」
《森達也リアル共同幻想論…映画『フェアゲーム』が暴くもの
…1976年に作られた『大統領の陰謀』は、ワシントン・ポスト社会部の
記者であるボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインが主人公だ。
実際に2人がスクープした「ウオーターゲート事件」(ニクソン政権に
よる非合法な盗聴工作)をテーマに描いたこの映画も、登場人物は
すべて実名だ。ウッドワードとバーンスタインは、この前年に
ベトナム戦争の極秘報告書である「ペンタゴン・ペーパーズ」の全文コピーを
ニューヨーク・タイムズに渡したダニエル・エルズバーグや、これを
受け取って記事にしたニール・シーハンと共に、今もアメリカでは国家的な
英雄だ(ただしここに名前を挙げた全員が事件当時には、政府から
「国旗に泥を塗った」とか「国家の敵」などと糾弾されている)。…
沖縄密約事件の西山記者は英雄になるどころか日本中から批判された
翻って日本はどうか。政府による情報の隠ぺいと国民への背信行為として
真先に思いつくのは、1971年(ペンタゴン・ペーパーズがスクープされた年だ)
に起きた沖縄密約事件だ。でもこのとき、メディアは当時の佐藤栄作政権への
追及を途中でやめた。だから密約はないものとされてきた。
ワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズの記者たちは英雄となったけれど、
密約を暴いた毎日新聞の西山太吉記者は日本中から批判されながら退職し、
さらに国家公務員法違反(機密漏えい教唆)で有罪とされた。…
密約の存在には触れないまま判決は出された…
ペンタゴン・ペーパーズやウオーターゲート事件のときにアメリカ政府は
記事差し止めを求めて提訴したが、最終的に司法は「政府は説明責任を
果たしていない」としてこれを却下した。今さらではあるけれど、まったく
同じ時期に起きた2つの事件の扱われかたは、何かの間違いじゃないか
と思いたくなるほどに違う》
『●『DAYS JAPAN』
(2013,DEC,Vol.10,No.12)の最新号についてのつぶやき』
「綿井健陽さん【民主主義社会から、国家第一主義社会へ】、
「「政府の情報は、国民のものだ」…「ペンタゴン・ペーパーズ」を
報道したフロイド・エイブラムズ弁護士は…」。岐路
(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/eba7913f790119052ad2a3313ebc4478)」
『●「これは相当に見つけにくかろう」…というか、
真に《不存在》な無い物(国民の信用)は見つけようがない』
《▼米国であった政府文書報道をテーマにした映画が公開中だ。
物は物でも超ド級の極秘文書で、ベトナム戦争の経緯を政府が
国民に隠してきた「ペンタゴン・ペーパーズ」だ。文書をスクープしたのは
ニューヨーク・タイムズだが、映画の主役は後追いする
ワシントン・ポスト…だが最高裁は「制限を受けない自由な報道のみが
政府の偽りを効果的に暴くことができる」と新聞社勝訴の判決を出す。
報道の自由を巡って政府相手のせめぎ合い、今の日本にあるだろうか》
==================================================================================
【http://lite-ra.com/2018/04/post-3934.html】
森友文書改ざん問題を彷彿と話題の映画『ペンタゴン・ペーパーズ』!三浦瑠麗はまたトンチンカンコメント
2018.04.07
(映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』公式サイトより)
スティーヴン・スピルバーグが監督を務め、メリル・ストリープやトム・ハンクスといったオールスターキャストが出演している『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が先月30日に日本公開され話題となっている。
ご存知の方も多いかもしれないが、念のため説明しておくとこの作品は、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソンの4政権が隠ぺいし、ベトナム戦争に関して国民を欺き続けていた証拠となる資料「ペンタゴン・ペーパーズ」の公開をめぐる、ニクソン政権とワシントン・ポスト紙との戦いを描いた作品。
亡き夫の後を継いでワシントン・ポストの社主となったキャサリン・グラハムをメリル・ストリープが、「ペンタゴン・ペーパーズ」公開に圧力をかけるニクソン政権や会社の役員に対し「報道の自由を守るには報道しかない」を口癖に反発し続けるワシントン・ポスト編集主幹のベン・ブラッドリーをトム・ハンクスが演じている。
ニクソン政権は、一番始めに「ペンタゴン・ペーパーズ」をすっぱ抜いたニューヨーク・タイムズ紙に対し、国家の安全保障を脅かすという理由で記事の掲載差し止めを要求する裁判を起こす。この流れのなかで、後塵を拝したベン・ブラッドリー率いるワシントン・ポストもようやく「ペンタゴン・ペーパーズ」のコピーを入手するのだが、ニクソン政権がニューヨーク・タイムズに対して行った報道圧力は、他のメディアを怯えさせるのに十分な効果を発揮した。作品のなかでは、メディア人の矜持を貫き通して文書公開を断行しようとするベンに対し、役員たちは会社の経営のために政権の意向を飲むよう説得。社主のキャサリンは両者の板挟みになり「ペンタゴン・ペーパーズ」公開の可否をめぐって重大な決断を迫られる──。
キャサリンの決断については是非とも劇場で観ていただきたいが(とはいえ史実なので調べれば結果はすぐにわかるが)、スティーヴン・スピルバーグ監督はこの作品を手がけるにあたり、「いま」公開することにこだわった。スピルバーグ監督は昨年の2月にこの作品の脚本を読むやいなやすぐさま製作に取りかかったと語っており、先月6日付朝日新聞デジタルのインタビューでは「撮影中だった一つの作品に関する仕事以外はスケジュールを空けて、この映画を撮ることにしました。17年中に完成させるという目標に向かってみながまとまり、自分の作品で最も短期間で完成しました」と述べている(実際、アメリカでは昨年12月に公開されている)。
トランプ大統領への危機感から、スピルバーグ監督は異例のスピードで製作
もともとスピルバーグは早撮りが得意な監督として知られているが、そんな彼でさえ50年近くにわたる映画監督としてのキャリアのなかで異例となるほど短い製作期間で公開までもっていったのは、これがトランプ大統領登場以降のアメリカで観られるべき物語だったからだ。スピルバーグ監督は『キネマ旬報』(キネマ旬報社)18年4月上旬号のインタビューでこのように語っている。
「この物語には現代との共通点がとても多い。映画で描いた1971年当時と
今のマスコミの状況は同じだ。マスコミは同様に圧力を受けている。
2017年の“17”を逆にすると“71”だ。両者は数字的にいとこのような存在だよ。
歴史の振り子が、現代に戻ってきた感じがする。歴史は繰り返すものだが、
状況としては今のほうが悪いと思うね。だからすぐに作って公開したかったのさ」
言うまでもなく、この『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は、アメリカだけでなく、いまの日本で観られるべき物語でもある。自分たちに不都合な情報を報道するメディアに圧力をかけるニクソン政権は安倍政権にも重なって見える。
トム・ハンクスは映画の公式パンフレットに掲載されたインタビューで「真実を追い求めるのがアメリカのメディアだと思うし、もちろん怖いことだってたくさんある。しかし、それが民主主義の基盤だと思う」と語っているが、まさしくその通り。映画のなかでベンが繰り返し口にする「報道の自由を守るには報道しかない」という言葉は、安倍政権の恫喝に怯えて忖度だらけとなったここ数年の日本のメディアのことを思うと重く響く。
ちなみに、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の公式ホームページを閲覧すると、著名人からの絶賛コメントの欄に、津田大介氏、ピーター・バラカン氏、黒沢清監督、小島慶子氏、中原昌也氏などと並んで、国際政治学者の三浦瑠麗氏も登場している。
三浦瑠麗がまたトンチンカンなコメント!隠ぺい問題を矮小化し“どっちもどっち論”
三浦氏はこの映画に次のようなコメントを寄せている。
〈痛恨の判断ミスを隠すエリート。追及する正義のメディア。
その構図は私たちの時代にまだ生きているだろうか〉
三浦氏の映画へのコメントといえば、黒人に対する差別的な考えをもったデトロイト市警察の白人警官がモーテルに滞在していた黒人青年らに対し不当な尋問を加え、最終的には黒人青年3人が殺害された「アルジェ・モーテル事件」を映画にした映画『デトロイト』に対し、「共感の欠如が、暴動や白人警官の弾圧につながっているというのもあります。差別をなくす道は分かっていても、変化を起こすより単に正義と邪悪なものを対比させて、自分は正義の側だと唱える人権擁護派が多いのも悲しい現実です」(18年1月19日付朝日新聞より)などとコメント。差別を受けている側の暴動と白人警官による弾圧をまるで等価であるかのように並べ、「オルト・ライトに突撃していったオルト・レフトはどうなんだ」と言ったトランプ大統領と同様の悪質な「どっちもどっち」論を掲げて大炎上したのは記憶に新しい。(http://lite-ra.com/2018/02/post-3829.html)
今回は一言だけのコメントなので、『デトロイト』ほどトンデモ感は際だっていないが、「ペンタゴン・ペーパーズ」はベトナム戦争に勝利する見通しがないのにも関わらず、それを隠ぺいして国民を戦争の泥沼に引きずりこんでいったことを表す資料であり、〈痛恨の判断ミスを隠すエリート〉が政府側のことを指しているのだとしたら、そんな軽い言葉で片付けられるようなものではない悪質なものであり、ちょっと首を傾げざるを得ない。しかも隠蔽を矮小化したうえで、多くの人が今作と重ね合わせる森友文書改ざん問題は、隠蔽するエリートと正義のメディアの二元論の構図では語れないと言わんばかりで、結局お得意の“どっちもどっち論”。『デトロイト』のときも感じたが、三浦先生、インタビューを受けたりコメントを出す前にちゃんと映画を観ているのだろうか。映画関係者もまともな映画で三浦先生にコメントを求めるのはそろそろ止めたほうがいいのではないか。
それはそうと、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は「政府VSメディア」の戦いの映画であると同時に、まだ女性経営者などほとんどいなかった1970年代にあって「ペンタゴン・ペーパーズ」騒動を機にキャサリンがトップに立つ人間として成長していくフェミニズム映画として観ることもできる。
豊かな映画体験ができる作品であることは間違いない。自称「映画好き」の安倍首相にも、是非とも観ていただきたい1本である。
(編集部)
==================================================================================
[三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]
沖縄タイムスの阿部岳記者による記事【「息子は元米兵」 米在住の女性、辺野古で戦争の愚かさ訴えた1カ月】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/176871)。
《息子は元米兵。4回のイラク戦争派遣の合間に、名護市辺野古のキャンプ・シュワブに駐留した。そのゲート前で、米国在住の長島志津子さん(67)は1カ月間、戦争の愚かさを訴え続けた。「政治家にだまされないで」。息子の後遺症という被害者性と、歓迎されないまま沖縄に駐留した加害者性と》。
「一度軍に入れてしまったら、もう手が届かない。そこからは地獄だった」、「戦争は政治家がうまくやれば簡単に起こせる。始まったら、本人と家族にとっては一生終わらない」…《「宿題はすごく大きいと思っています」。誰の子どもも戦争に行かせないように、まず沖縄から基地を撤去させる。米国の地で、力を尽くす》。沖縄に番犬様を押し付け、破壊し、差別し、ヘイト者を野放しにするアベ様ら。
どこの親が子や孫を戦地に行かせ、人殺しさせたいと思うだろうか? 《勝者総取り》という独裁的《特異な民主主義》の下…、《議会制民主主義はもう機能していない》独裁政治下で、壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、そして、緊急事態条項の創設…そんなアベ様政権を支持するということは、子や孫を戦地に行かせ、人殺しをさせるに等しい愚行だ。いい加減に、気付いてほしいし、目覚めてほしいい。「2/4は選挙にも行かず、絶対得票率1/4で3/4の議席を占める」というスゴイ「民主主義」的選挙制度…そんなアベ様の「政」を支えてはいけない。
『●自衛隊員の「息子に迷惑をかけぬよう、
「縁を切った」上で」、戦争法案に反対する平和子さん』
《二十代の自衛官の息子を持つ女性が、安保法に反対の声を
上げ始めた。息子に迷惑をかけぬよう、「縁を切った」上での街頭活動。
「恨まれるよりも死なれる方がつらい」との思いに突き動かされている》。
《「息子が部隊を辞めて無事ならいい、という話ではない。
隊員一人でも、何かあってからでは遅い。行かせたいなら、
憲法をねじ曲げ、海外の紛争地域に自衛隊を駆り出すことを
決めた人が行けばいい」》。
「「20XX年、再び戦争が始まった…」を間近に感じる昨今。さらには、
経済的徴兵制、悪徳企業型徴兵制…経団連が望む
「1億総活躍社会」へまっしぐら。自公お維大地の議員に
投票していていいのですか?」
『●「米国の戦争に巻き込まれ息子が殺したり
殺されたりするのは嫌だと思い、いても立ってもいられ」なかった』
『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、
憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?』
『●「自分が何人殺したのかは覚えていない…
人を殺したくなんかなかったけど…地獄のような日々だった」』
阿部岳さんのとても良い記事。そういった記者を憎む沖縄デマ者・沖縄ヘイト者との違いがクッキリと顕われた。
『●全国戦没者追悼式を前に…阿部岳さん「県民大会で、
沖縄は再び「尊い犠牲」となることを拒否した」』
『●《差別の歴史、力の差を無視して「どっちもどっち」論に
持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
『●阿部岳記者「桐生悠々は訓練よりも
「実戦が、将来決してあってはならない」ことを訴えた…先見の明は…」』
『●「不屈」…「瀬長の口、耳、目を封じることはできても、
八十万県民の五官の機能をとめることは不可能だ」』
『●本土ではアベ様が「さらなる強硬手段に出る権力基盤を手に」し、
《強烈な異義申立》が続く沖縄は無視…』
『●百田尚樹氏、沖縄の地で「デマを並べ、
沖縄への米軍基地集中を正当化」…態度・人間性・思考のお粗末さ』
「沖縄タイムスの阿部岳さんによるコラム【[大弦小弦]作家の百田尚樹氏から
「悪魔に魂を売った記者」という異名をいただいた…】…
《▼逆らう連中は痛い目に遭えばいい。ただし自分は高みの見物、
手を汚すのは他者、という態度。あえて尊厳を傷つける言葉を探す人間性。
そして沖縄を簡単に切り捨てる思考》。」
『●「トンズラ総理」の広報機関やオトモダチ、取巻き連中…
どの辺が「中間中立」的な立ち居振る舞いなのか?』
《百田尚樹の差別性を糾した阿部記者に百田が放った下劣すぎる言葉…
〈壇上でマイクを握った百田氏は、最初から最後まで私を名指しして
嘲笑を向けてきた〉》
==================================================================================
【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/176871】
「息子は元米兵」 米在住の女性、辺野古で戦争の愚かさ訴えた1カ月
2017年11月29日 11:45 普天間移設問題・辺野古新基地 辺野古刻々
息子は元米兵。4回のイラク戦争派遣の合間に、名護市辺野古のキャンプ・シュワブに駐留した。そのゲート前で、米国在住の長島志津子さん(67)は1カ月間、戦争の愚かさを訴え続けた。「政治家にだまされないで」。息子の後遺症という被害者性と、歓迎されないまま沖縄に駐留した加害者性と。感情を揺さぶられる日々を終え、29日に沖縄をたつ。(北部報道部・阿部岳)
(米軍キャンプ・シュワブゲート前で、海兵隊員に帰国を訴える
長島志津子さん=28日午後1時半、名護市辺野古)
青森県出身で、夫の転勤を機に米ニューヨーク州に移住した。一家の運命は2001年9月11日、米同時テロで変わる。米国の大学に通っていた息子(39)が「国を守る」と、日本国籍のまま海兵隊に志願した。
息子が志願した海兵隊を、沿岸警備隊と勘違いしていた。試験に落ちると思った。国連決議もないまま、戦争が始まるとは思わなかった。
全ての歯車が少しずつ狂った結果、息子は戦地に行った。「一度軍に入れてしまったら、もう手が届かない。そこからは地獄だった」
息子は計4回、通算2年間のイラク派遣を経て無事に生還できた。10年に除隊したが内向的になり、友人とも絶縁状態に。一緒に住む長島さんともほとんど会話がない。爆風で頭を打った後遺症か、記憶力も悪くなっている。
話の断片から「自爆テロの現場で死体の片付けをした」ことを知った。人をあやめたかどうかは聞けない。「戦争は政治家がうまくやれば簡単に起こせる。始まったら、本人と家族にとっては一生終わらない」
葛藤の末、息子がいた沖縄に来たのは10月30日。連日、シュワブゲート前で辺野古新基地建設への反対運動に加わった。通りすがる米兵が息子と重なる。「米兵は殺人者」という仲間の言葉には涙がこぼれた。
一方で、戦後沖縄が経験した米軍による事故、性暴力の歴史を学んだ。「どれだけつらい思いをされてきたか…。米兵が憎まれるのは仕方がない、と消化できた」と語る。
米兵に対しては仲間と同じように「ゴーホーム」と言ったが、「ご両親が待ってるよ」と付け加えた。
28日午後、この日最後のゲート前集会でマイクを握り、息子が米兵だった事実を仲間に初めて明かした。
「宿題はすごく大きいと思っています」。誰の子どもも戦争に行かせないように、まず沖縄から基地を撤去させる。米国の地で、力を尽くす。
==================================================================================
[報道特集 (2017年7月8日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【政界地獄耳/都民ファ選考「自民以下のブラックボックス」】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201709150000238.html)。
《★自民党都連はその総括もろくにせずに、執行部が総退陣…おっさん政治は変わっていないようだ。…都議・音喜多駿は「異議あり。代表選考の仕方がブラックボックスで、自民党以下だ。挙手による採決をするべきだ」としたが、拍手での選出で押し切られた模様だ。地域政党とはいえ、その代表を秘書で回す小池傀儡(かいらい、陰にいる人物に思いどおりに操られている者の意味)も、おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない》。
『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」』
《リテラ…『酷すぎる安倍政権の沖縄いじめ…米軍属事件対策の
防衛省パトロール隊が基地反対派を監視!
小池百合子も沖縄ヘイト』…小池百合子・東京都知事候補も、
沖縄バッシングに加担してきた人物だ。沖縄担当相だった
2006年には、「沖縄とアラブのマスコミは似ている。超理想主義で
明確な反米と反イスラエルだ。それ以外は出てこない」などと、
百田氏と同様に沖縄メディアを批判。13年3月に開かれた自民党
国防部会でも、「沖縄のメディアが言ってることが県民すべてを
代表しているわけではない」と述べている。…沖縄はとやかく言うな、
黙って犠牲となれ。政府も、安倍首相や小池百合子氏といった
極右議員も、ネット右翼も、結局は沖縄を戦中と変わらない「捨て石」だ
と見ている。それは「国に、権力に楯突くな」という全体主義の空気と
密接につながっている問題だ…小池百合子氏の「思いやり予算よ」
という暴言》
『●「選挙上手・戦略家」氏は羽衣の下には剣と鎧を纏い、
スネにもお金にまつわる多数の傷が…』
『●宇都宮健児さん、「小池さんが東京でカジノをやろうとしたら、
猛烈な反対運動をやらなければいけないな」』
『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
→自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能』
「「ト」な日本会議関連議員らしいし、沖縄ヘイト体質だし、アベ様の
オトモダチ百田尚樹センセと同じ体質。壊憲志向、権力志向…
ため息ばかりだ。小池氏は、選挙が終わるや否や直ぐさま、
トファ代表を辞任し、新代表にその座を譲ったそう。巷間、
「クラス担任があっさり交代」「学級崩壊」が…。新代表野田数氏って、
大丈夫ですかね? 《地域政党「東京維新の会」》ねぇ…、
《アントニオ猪木参議院議員の政策担当秘書》ねぇ…、
《東京維新の会時代の2012年10月には日本国憲法無効論に
基づく大日本帝国憲法復活請願を東京都議会に提出》ねぇ…(←ココ)。
大丈夫か?」
『●室井佑月さん「小池都知事…考え方は安倍首相に近い」
「自民党っていう看板を付け替えただけじゃん」』
『●「文書が不存在」…トファ小池都知事の脳内AIという
超単純回路な「ブラックボックス」で「政策判断」』
『●権力内での席替え: 無言「……」で「のり弁」での
チョッピリ情報開示…自民党亜種トファ的な情報非公開』
「「のり弁」のブーメラン。無言「……」で「のり弁」でのチョッピリ
情報開示…まさに、自民党亜種トファ的な情報非公開な予想通りの
展開。報道機関からのトファ議員へのアンケートなどにも拘束を
かけているとのことで、この党の体質があらわになっています。
また、小池都知事は、依頼を受けていた
関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付を断ったそうです。
小池都知事のヘイト体質も露わになりつつあります」
『●自民党亜種トファの小池都知事が「震災時に
朝鮮人が虐殺された史実の否定にもつながりかねない判断」を…』
『●瞬く間にデマを善人が鵜呑みにし…
上原正三さん「琉球人の俺も、いたらやられていた。人ごとではない」』
『●朝鮮人虐殺…黒澤明監督「何をかくそう、
その変な記号というのは、私が書いた落書きだったからである」』
『●トファは自民党亜種…「第2自民党」なのか第2お維なのか
不明だが、自公お維と同種で、かつ、壊憲体質』
『●「選ぶ側の目こそ問われる」「有権者も…
「二物」を許すほど甘くはなかろう」…サギ師を見抜く甘くない目』
『●自民党亜種トファ・キトの「反作用として期待される
リベラルの結集」…それが最後の望み・希・希望』
『●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌…
民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!』
《おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない》…自民党亜種トファに投票した皆さん、お気の毒に。でも、その「罪」は重いです。トファのやっていること、国政でやろうとしている「ト」なこと、自民党と何ら変わらない。《自民党東京都連のベテラン議員対都民ファの新人候補たちという対決構図》なんて幻だった。自公《おっさん》都政が、トファ公《おっさん》都政に変わっただけ。身内の「ト」な方からさへも、色々な意味でやっていることは《自民党以下だ》と言われる始末。
東京新聞の記事【新党目指す若狭氏 基本政策に一院制】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201709/CK2017091502000121.html)によると、《新党の基本政策の柱に改憲による一院制の実現を掲げると発表した。若狭氏は「衆参両院を統合することで、議員定数を削減できる。国会の予算削減やスピーディーな議会運営にもつながる」と一院制の意義を強調した。民進党を離党し、若狭氏らと新党に関する協議を続けている細野豪志元環境相や小池氏からも賛同を得ているとした。安倍晋三首相が提案した、憲法に自衛隊の存在を明記する案については「一院制と比べて優先度は低い」と指摘。新党として、自民党が目指す九条改憲に賛成するかどうかは、自民党がまとめる案や世論の反応をみて判断するという》。
危ない、危ない…自民党亜種トファの壊憲体質がいよいよ露わに。「民」共「進」な気はなく、自民党政治に「擬態」してしまった最大与党、それでも、そこから出て行った壊憲派議員も参集しつつあるようです。あまりに予想通りな自民党亜種ぶり。大括りの自民党内での「席替え」が済み、自民党系パイの全体が大きくなれば、壊憲の本命「9条破壊」へと舵を切る。
自公お維トファ・「キ」「ト」を支持し、投票する意味をよく考えてほしい。
『●ガジュマル:瀬長亀次郎さん「不屈」の精神…
「忖度政治を危ぶむ全国の多くの人々の心に響くに違いない」』
『●ささやかな核兵器廃絶の願い…高校生の言論封殺:
アベ様のメンツを守るための外務省の横やりという大愚』
『●石破茂氏「日本への核拡散」発言と山尾氏「私事」による離党の
事の軽重…マスコミはわきまえているか?』
『●トランプ氏、「私は、日本と韓国に対して、
アメリカの高性能の軍事装備を大量に購入することを認める…」』
『●《差別の歴史、力の差を無視して「どっちもどっち」論に
持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
『●人治主義国家ニッポンの人事考査: 証拠隠滅で国税庁長官、
犯罪揉消しで警察庁組織犯罪対策部長…』
『●「戦死を美化」することではなく、いま必要なことは
「同じことを二度と繰り返さないという誓い」』
『●「日米の軍事一体化はますますエスカレート」し「兵站」
=「イージス艦に給油」…「自衛隊は格好の餌食」』
==================================================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201709150000238.html】
政界地獄耳
2017年9月15日10時43分
都民ファ選考「自民以下のブラックボックス」
★東京都議選の後遺症が、都民ファーストの会と自民党都連に広がっている。今夏の都議選ではおっさん政治が横行し、「都連は意思決定過程が不透明な『ブラックボックス化』」していると都知事・小池百合子に指摘された自民党東京都連のベテラン議員対都民ファの新人候補たちという対決構図だった。結果は自民党の歴史的惨敗。都民ファの圧勝で第1党に躍り出た。
★自民党都連はその総括もろくにせずに、執行部が総退陣。体制は整えたものの、都連会長選出でもめ続けている。今までは何となく決めていた都連会長を、選挙で選ぶところまでは決まった。ではどういう選挙にするかで、またもめ始めた。13日に党本部で開いた「会長選考あり方検討委員会」の初会合では、有権者の範囲は都連の党員すべてか、議員だけか、各種団体の代表は入れるか、それとも代議員制にするかなど、選考方法で紛糾。都連会長ポストは大した役職ではないが、カネと票田が大きく、来年に予定されている自民党総裁選での意味は大きい。その結果、総裁選代理戦争に変質し始めた。おっさん政治は変わっていないようだ。
★一方、野田数・都知事特別秘書が「秘書に専念する」として都民ファ代表を辞任し、新代表が小池の衆院議員時代の秘書で都民ファ総務会長・荒木千陽(ちはる)に交代した。野田が小池から代表に代わった経緯も不透明だが、今回の経緯も11日に小池と幹事長・増子博樹、政調会長・山内晃が「代表選考委員会」で決定。議員総会での承認事項だったが、異論が噴出した。前の会派では幹事長だった都議・音喜多駿は「異議あり。代表選考の仕方がブラックボックスで、自民党以下だ。挙手による採決をするべきだ」としたが、拍手での選出で押し切られた模様だ。地域政党とはいえ、その代表を秘書で回す小池傀儡(かいらい、陰にいる人物に思いどおりに操られている者の意味)も、おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない。(K)※敬称略
==================================================================================
[三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]
東京新聞の社説【週のはじめに考える 桐生悠々と防空演習】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017091002000138.html)。
《北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返し、国内では避難訓練も行われています。かつて関東上空での防空演習を嗤(わら)った桐生悠々なら何と評するでしょうか》。
『●「軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、
外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割」』
『●番犬様を諌めることもなく「海自、米空母と訓練検討」…
「あくまでも非軍事的解決の道を探るべきである」』
『●高畑勲監督より三上智恵監督へ、
「あなたがつくっているような映画が、次の戦争を止める」』
『●山内康一氏「『米国の軍事力行使を日本は支持する』
…戦争を積極的に肯定…重大かつ危険な発言」』
『●阿部岳記者「桐生悠々は訓練よりも
「実戦が、将来決してあってはならない」ことを訴えた…先見の明は…」』
『●「平和憲法」が風前の灯火: 壊憲の坂道を転げ落ち、
アベ政権と与党自公は戦争へと火に油を注いでいる』
『●戦争法なんて要らない! 「武力による威嚇や武力の行使を
…永久に放棄した日本の役割」を見失っている』
『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、
憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?』
『●戦争で唯一得た平和憲法を壊憲…「日本は自由と民主主義を
失うだけで、代わりに得るものは何もない」』
『●立憲主義も理解できず…「行政の長である総理大臣が
具体的な改憲日程を口にするのは完全に憲法違反」』
『●アベ様による血税4億円のトンチンカン・トンデモ
「ミサイル避難CM広告」によるメディア買収!?』
《この国から倫理観が失われつつある。なにしろ、倫理観ゼロの
安倍さんが総理だしな。…内容はミサイルが飛んで来たら
「屋内に避難」「物陰に隠れる」というトンデモだ。そんなに緊急に
ミサイルの心配をしなくてはならないのなら、まず全国にある原発を
どうにかしなくていいのか? が、そういうことじゃない、きっと。
このCMには4億円もの金をかけている。…そんな中、メディアに
4億円という金が配られる。それはいったい、どういうことを意味するのか?》
『●「「危機が迫っている」とあおり、時の政権の求心力を高める手法」
…メディア買収と国内に向けての圧力』
北朝鮮による核実験やミサイル乱射、それに対する「国内に向けての圧力」としてのCMや「避難訓練」、Jアラート狂想曲。《かつて関東上空での防空演習を嗤(わら)った桐生悠々なら何と評するでしょうか》? 《悠々の評論の核心は、非現実的な想定は無意味なばかりか、有害ですらある、という点にある》。
『●ガジュマル:瀬長亀次郎さん「不屈」の精神…
「忖度政治を危ぶむ全国の多くの人々の心に響くに違いない」』
『●ささやかな核兵器廃絶の願い…高校生の言論封殺:
アベ様のメンツを守るための外務省の横やりという大愚』
『●石破茂氏「日本への核拡散」発言と山尾氏「私事」による離党の
事の軽重…マスコミはわきまえているか?』
『●トランプ氏、「私は、日本と韓国に対して、
アメリカの高性能の軍事装備を大量に購入することを認める…」』
『●《差別の歴史、力の差を無視して「どっちもどっち」論に
持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば』
『●人治主義国家ニッポンの人事考査: 証拠隠滅で国税庁長官、
犯罪揉消しで警察庁組織犯罪対策部長…』
『●「戦死を美化」することではなく、いま必要なことは
「同じことを二度と繰り返さないという誓い」』
『●「日米の軍事一体化はますますエスカレート」し「兵站」
=「イージス艦に給油」…「自衛隊は格好の餌食」』
「裸の王様」や自公政権、「我が軍」がやっていることを「嗤う」《反骨のジャーナリスト》や《気骨の新聞人》が少な過ぎやしまいか…。下足番新聞読売や最早新聞と呼べない広報紙サンケイが幅をきかせているようではね。
阿部岳記者は、《桐生悠々は訓練よりも「実戦が、将来決してあってはならない」ことを訴えた》と言います。いま、日米朝、《頭を冷やせ》と言いたい。そして、志位和夫さんの言う通り、ニッポンは《平和的努力こそ政府がすべきことだ》。挑発するな、挑発に乗るな…決して戦争の泥沼に足を踏み込んではいけない。朝韓日、いずこも《一挙に焦土たらしめるだろう》し、お互いに《阿鼻叫喚の一大修羅場》が待っているだけだ。本社説も、《外交努力を惜しんではなりません。軍事的な対応は憎悪が憎悪を呼び、問題の根本的な解決にならないからです》…と。
『●政権交代の意義が完全に消えた日』
《▼「听う」は口を大きく開けてわらうことで、「莞う」は感じよく
ほほえむこと、「嗤う」はあざけりわらうことだ。軍国主義が台頭し、
言論弾圧が厳しさを増していた一九三三年、軍の空襲への備えを
嗤った新聞人がいた▼その人、桐生悠々が書いた
「関東防空大演習を嗤ふ」は日本の新聞史上、特筆すべき名論説
として、記憶される。首都上空で敵機を迎え撃つ作戦など滑稽極まる。
数機撃ち漏らせば、木造家屋の多い東京は炎上すると、彼は書いた
▼<阿鼻叫喚(あびきょうかん)の一大修羅場を演じ、
関東地方大震災当時と同様の惨状を呈するだらう…しかも、
かうした空撃は幾たびも繰返へされる可能性がある>。
この指摘が現実のものとなり、大空襲で東京の下町が壊滅、
十万の犠牲者を出したのは、四五年三月十日のことだ》
『●自公支持者を「嗤う」、あれで「採決」「可決」!?:
自公支持者も「听う」ことが出来なくなる日は近い』
「先の『読売』や『産経』、『アベ様の犬HK』などの
「アベ様の広報機関」とは違う、『東京新聞』の新聞人の矜持を
示す社説をご覧ください。2番目の記事の、つまり、
《桐生悠々の言葉。…「言いたい事」と「言わねばならない事」は
区別すべきだとし「言いたい事を言うのは権利の行使」だが、
「言わねばならない事を言うのは義務の履行」で「多くの場合、
犠牲を伴う」と書き残している》
……の部分を受け、社説の末尾には、《憲法を再び国民の手に
取り戻すまで、「言わねばならないこと」を言い続ける責任を
自らに課したい。それは私たちの新聞にとって
「権利の行使」ではなく「義務の履行」だからである》と〆ています」
『●阿部岳記者「桐生悠々は訓練よりも
「実戦が、将来決してあってはならない」ことを訴えた…先見の明は…」』
「《桐生悠々は訓練よりも「実戦が、将来決してあってはならない」ことを
訴えた。…先見の明は、その後の空襲被害が証明している》訳です。
壊憲が進み、戦争できる国、戦争したい国へとひた走るニッポン。
ジャーナリズムの劣化もそれに拍車をかける」
==================================================================================
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017091002000138.html】
【社説】
週のはじめに考える 桐生悠々と防空演習
2017年9月10日
北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返し、国内では避難訓練も行われています。かつて関東上空での防空演習を嗤(わら)った桐生悠々なら何と評するでしょうか。
きょう九月十日は明治後期から昭和初期にかけて健筆を振るった反骨のジャーナリスト、桐生悠々の命日です。太平洋戦争の開戦直前、一九四一(昭和十六)年に亡くなり、七十六年がたちます。
本紙を発行する中日新聞社の前身の一つである新愛知新聞や、長野県の信濃毎日新聞などで編集、論説の総責任者である主筆を務めた、われわれの大先輩です。
◆非現実の想定「嗤う」
新愛知時代には、全国に広がった米騒動の責任を新聞に押し付けようとした寺内正毅(まさたけ)内閣を厳しく批判する社説の筆を執り、総辞職に追い込んだ気骨の新聞人です。
その筆鋒(ひっぽう)は軍部にも向けられます。信毎時代の三三(同八)年八月十一日付の評論「関東防空大演習を嗤う」です。
掲載の前々日から行われていた陸軍の防空演習は、敵機を東京上空で迎え撃つことを想定していました。悠々は、すべてを撃ち落とすことはできず、攻撃を免れた敵機が爆弾を投下し、木造家屋が多い東京を「一挙に焦土たらしめるだろう」と指摘します。
「嗤う」との表現が刺激したのか、軍部の怒りや在郷軍人会の新聞不買運動を招き、悠々は信毎を追われますが、悠々の見立ての正しさは、その後、東京をはじめとする主要都市が焦土化した太平洋戦争の惨禍を見れば明らかです。
悠々の評論の核心は、非現実的な想定は無意味なばかりか、有害ですらある、という点にあるのではないでしょうか。
その観点から、国内の各所で行われつつある、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備えた住民の避難訓練を見るとどうなるのか。
◆ミサイルは暴挙だが
まず大前提は、北朝鮮が繰り返すミサイル発射や核実験は、日朝平壌宣言や国連安保理決議などに違反し、アジア・太平洋地域の安全保障上、重大な脅威となる許し難い暴挙だということです。
今、国連を主な舞台にして、北朝鮮に自制を促すさまざまな話し合いが続いています。日本を含む関係各国が「対話と圧力」を駆使して外交努力を惜しんではなりません。軍事的な対応は憎悪が憎悪を呼び、問題の根本的な解決にならないからです。
その上で、北朝鮮のミサイル発射にどう備えるべきなのか。
政府は日本に飛来する可能性があると判断すれば、全国瞬時警報システム(Jアラート)を使って避難を呼び掛けます。八月二十九日早朝の場合、発射から四分後に北海道から関東信越までの十二道県に警報を出しました。
とはいえ、日本の領域内に着弾する場合、発射から数分しかありません。政府は、屋外にいる場合は近くの頑丈な建物や地下への避難を呼び掛けていますが、そうしたものが身近にない地方の都市や町村では、短時間では避難のしようがないのが現実です。
八月の発射でも「どこに逃げるか、どのように身を隠せばいいか。どうしていいか分からない」との声が多く出ています。
住民の避難訓練も同様です。ミサイル発射を想定した国と自治体による合同の避難訓練が今年三月以降、すでに全国の十四カ所で行われていますが、専門家からは訓練の想定や有効性を疑問視する声が出ています。
北朝鮮は、在日米軍基地を攻撃目標にしていることを公言していますし、稼働中であるか否かを問わず、原発にミサイルが着弾すれば、放射線被害は甚大です。
しかし、政府は米軍基地や原発、標的となる可能性の高い大都市へのミサイル着弾を想定した住民の避難訓練を行っているわけではありません。有効な避難場所とされる地下シェルターも、ほとんど整備されていないのが現状です。
訓練の想定が現実から遊離するなら、悠々は防空大演習と同様、論難するのではないでしょうか。
◆原発稼働なぜ止めぬ
戦力不保持の憲法九条改正を政治目標に掲げる安倍晋三首相の政権です。軍備増強と改憲の世論を盛り上げるために、北朝鮮の脅威をことさらあおるようなことがあっては、断じてなりません。
国民の命と暮らしを守るのは政府の役目です。軍事的な脅威をあおるよりも、ミサイル発射や核実験をやめさせるよう外交努力を尽くすのが先決のはずです。そもそもミサイルが現実の脅威なら、なぜ原発を直ちに停止し、原発ゼロに政策転換しないのでしょう。
万が一の事態に備える心構えは必要だとしても、政府の言い分をうのみにせず、自ら考えて行動しなければならない。悠々の残した数々の言説は、今を生きる私たちに呼び掛けているようです。
==================================================================================
沖縄タイムスの阿部岳さんのコラム【[大弦小弦]天井にイスラム教徒を侮蔑する旗が並んでいる。社会勉強のつもりで…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/130306)。
《高江に派遣された大阪府警の機動隊員が県民を「土人」とののしった時、松井一郎府知事は「相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか」と言った》。
『●高江破壊と歴史的暴言: 「みんなが嫌がる“仕事”
押し付け、無用な衝突を招いている張本人は誰か」?』
《▼大阪府の松井一郎知事が機動隊員の暴言を擁護した構図と
そっくりだ。圧倒的な力の差を無視して、
「相手もむちゃくちゃ言っている」と「どっちもどっち」論に持ち込む。
ヘリパッド建設を強行しているのは政府なのに、
「混乱を引き起こしているのはどちらか」と事実の誤認を混ぜ込む。
問題の根本を差別と認めず、「不適切」で済ませるところも同じ
…(阿部岳)》
《バージニア州で12日、白人至上主義者が抗議の女性を車ではねて死亡させた。トランプ大統領が「双方に責任がある」と語り》、こちらも、「どっちもどっち」論とはね。いずこの国も酷いもの。
東京新聞の記事【「白人至上主義と一緒にしないで」 犠牲者の母、大統領批判】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201708/CK2017082002000130.html)によると、《「(トランプ)大統領は記者会見で、私の娘と白人至上主義者を同等とみなした」と批判。「私はそのことを許せない」と話した》そうだ。
数週間前のリテラの【特集1/トランプだけじゃない! 差別主義の日本の政治家】(http://lite-ra.com/)、そのタイトルの抜粋は参考になる…《・トランプ入国禁止令で安倍のポチぶり ・支持率31%、安倍退陣を求めるデモ ・安倍「こんな人たち」を坂上忍が批判 ・稲田防衛相はレイシストと蜜月と最高裁が ・安倍首相と在特会元支部長の写真が ・自民選対委員長の沖縄ヘイトを党は容認 ・極右丸出し”日本ファースト”は小池命名 ・衆院選候補・極右ヘイトランキング(後) ・参院選・極右候補者ウヨミシュラン(前)》。アベ様や小池トファ都知事のヘイト体質を読み解くことができる。
松井一郎「ト」知事の「どっちもどっち」論などが容認されるようでは、ニッポン「本土」の《民度の低さ》が分かろうというもの。
リテラの記事【トランプを徹底非難する米国と大違い! 差別vs反差別で「どっちもどっち」論が横行する日本の民度の低さ】(http://lite-ra.com/2017/08/post-3396.html)によると、《トランプ大統領は15日、記者会見で「両者に非がある」などと発言。また「オルト・レフト」なる造語まで用い、“極左思想主義者たちが白人至上主義者たちに突撃した”などと主張…今回のトランプの差別主義肯定発言から学べるのは、実は、トランプが批判されているグロテスクな“どっちもどっち論”が、日本社会ではスタンダードになってしまっているということだ…ヘイトデモ、沖縄基地反対運動で横行するトランプ的“どっちもどっち”論》…。
さらに、ニッポン「本土」のジャーナリズムの問題。同誌の記事【『バイキング』で有本香がトランプそっくりの「どっちもどっち」論。一方、玉川徹はトランプ発言とネトウヨの共通性指摘】(http://lite-ra.com/2017/08/post-3399.html)には、《白人至上主義者らと反対派の衝突事件をめぐるトランプ大統領の人種差別肯定発言問題。本サイトは18日朝の記事で、差別が絶対的に悪であるという自明の前提を無視したトランプ的“どっちもどっち論”が実は日本で大手を振ってまかりとおっている状況を批判したが、さっそく、ワイドショーでとてつもなくひどい“どっちもどっち論”が垂れ流されていた》。
でも、沖縄での「どっちもどっち」論は、その上手。
『●「沖縄の声に耳を傾けて、理解を得るべき担当相が、
県民を敵視するかのような発言…。もはや失格」』
《沖縄での警察による「土人」発言について、
鶴保庸介沖縄北方担当相が八日の国会で
「差別だと断じることは到底できない」と発言した。
人権感覚に疑問符が付き、担当相の適格性も疑われる》
「「どっちもどっち」論と云う暴論の上を行く、
鶴保庸介沖縄北方担当相の
「差別だと断じることは到底できない」論」
沖縄差別の酷さよ…。
解決の道筋が見えない沖縄(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8bca991e088f2c5c22b9ad96558133cf?st=0#comment-form)…「議員辞職せず、三権分立の破壊、ジャーナリズムの低下」。
即効薬が見当たりません。
まずはアベ様と最低の官房長官が続く限りは、一向に、「基地負担軽減」には進まないと考えます。大見得・啖呵「議員辞職」の有言実行が待たれます。腐りきった自公政権が「本土」で続くようでは事態が好転することは、きっと、ありません。
警察や検察に正義感が全く感じられません。「土人」発言やそれを「どっちもどっち」論で擁護する政治家たち。最「低」裁を頂点とする司法も酷い状態。裁判に訴えても、沖縄の声は届いていません。ヒラメ裁判官を意図的に配置しているとしか思えません。三権分立にはほど遠い。
「本土」の新聞やテレビも、沖縄の惨状についてあまり報道することは無く、『ニュース女子』問題の様にヘイトやデマにジャーナリズムが加担する始末です。「本土」の無関心派に沖縄の訴えや窮状が伝わるような報道、真のジャーナリズムの役割を果たす気概あるマスコミ人、ジャーナリストがもっとたくさん出てこないものでしょうか…。
《差別の歴史、力の差を無視して「どっちもどっち」論に持ち込む》、特に、ニッポン「本土」の民度の低さ…。抗い続けねばいけない。「「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、「ただ『忘れない』ということが大切」。
『●「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、
「ただ『忘れない』ということが大切」』
『●権力内での席替え: 無言「……」で「のり弁」での
チョッピリ情報開示…自民党亜種トファ的な情報非公開』
『●三上智恵さん「結局は止められなかった」という現実…
でも、《人々は分断されている》ことを止めなければ』
『●自民党亜種トファの小池都知事が「震災時に
朝鮮人が虐殺された史実の否定にもつながりかねない判断」を…』
『●瞬く間にデマを善人が鵜呑みにし…
上原正三さん「琉球人の俺も、いたらやられていた。人ごとではない」』
『●朝鮮人虐殺…黒澤明監督「何をかくそう、
その変な記号というのは、私が書いた落書きだったからである」』
『●確信犯なナチス擁護…ウルトラ差別主義者・
麻生太郎殿のその体質は野中広務氏による大叱責でも変わらず』
==================================================================================
【http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/130306】
[大弦小弦]天井にイスラム教徒を侮蔑する旗が並んでいる。社会勉強のつもりで…
2017年8月21日 07:35 阿部岳 差別
天井にイスラム教徒を侮蔑する旗が並んでいる。社会勉強のつもりで入った金武町の米兵相手のバー。経営者は米国人だという
▼壁には「警官の命を守れ」と手書きした紙も。米国で白人警官による黒人射殺が相次ぎ、「黒人の命を守れ」というスローガンが広がった。それに対抗する言葉で、多分に差別擁護のニュアンスを含んでいる。遠い沖縄でわざわざ正当性を主張する感覚が解せない
▼バージニア州で12日、白人至上主義者が抗議の女性を車ではねて死亡させた。トランプ大統領が「双方に責任がある」と語り、事件後もさらに衝撃が広がっている
▼米国の闇は深いが、日本にとっても人ごとではない。高江に派遣された大阪府警の機動隊員が県民を「土人」とののしった時、松井一郎府知事は「相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか」と言った
▼差別の歴史、力の差を無視して「どっちもどっち」論に持ち込む。トランプ氏や松井氏の発言が広く受け入れられる今、命や人権、自由といった基本的価値すら全て相対化されてしまうのだろうか
▼バージニア州で亡くなった女性の母は追悼式で「不正義から目をそらさず、自分に何ができるかを考えてほしい。娘の死を無駄にしないために」と呼び掛けた。考え、声を上げ続けなければ、押し流されてしまう。
(阿部岳)
==================================================================================
日刊スポーツの記事【麻生太郎副総理、ヒトラー発言撤回「不適切だった」】(https://www.nikkansports.com/general/news/1879987.html)と、
コラム【政界地獄耳/ヒトラーから離れられない麻生】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1880450.html)。
《麻生太郎副総理兼財務相は30日、「ヒトラーはいくら動機が正しくても駄目だ」と述べた29日の自身の発言を、不適切だったとして撤回するコメントを発表した。「あしき政治家の例として挙げた。真意と異なり誤解を招いたことは遺憾だ」と釈明…「(政治家を志した)動機は問わない。結果が大事だ。何百万人を殺したヒトラーは、いくら動機が正しくても駄目だ」…「ヒトラーは動機においても誤っていたことも明らかだ。例示として挙げたことは不適切であり撤回したい」》。
《すぐに例題に使おうとする確信犯だ。★30日午前、麻生は「ヒトラーを例示として挙げたことは不適切であり、撤回したい」との文書を発表したが、今後麻生内閣があるとしたら、第三帝国を夢想しているのだろうか。お粗末極まりない》。
『●麻生太郎氏「だれも気づかないでかわった。
あの手口に学んだらどうかね」』
『●麻生太郎氏「ナチス発言」、やはり有耶無耶に』
「山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事
【<主張>麻生「ナチス発言」から1ヶ月――
「権力の監視」の役割に無自覚な大手マスコミ】」
「予想通り、有耶無耶になりました。野党もだらしないのですが、
山岡俊介さんの仰る通り大手マスコミもだらしなく、既に忘却の彼方。
五輪招致でバカ騒ぎするばかり。さて、麻生太郎氏の「ナチス発言」、
世界は忘れているだろうか? 何よりの問題なのは、麻生太郎氏
ご本人が無自覚なこと。「麻生氏が何の責任も問われずにいること」
…原発でもなんでも、さすが無責任な自民党である」
アレから既に5日ほど過ぎ、国内では忘却? 前回同様、どうせ有耶無耶になるニッポン…。
一方、国際的にはタイミングが悪く、トランプ大統領の「どっちもどっち」論による差別主義者・白人至上主義団体擁護問題の影響でしょうか、外交問題に発展した模様。差別主義者な副総理を歓迎しているようでは、トランプ政権も再び再燃するでしょうしね。
日刊ゲンダイの記事【「ヒトラー発言」影響か? 麻生副総理の訪米が突然中止に】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/212678)によると、《“ヒトラー称賛”発言でアウトか――。「日米経済対話」の事前協議として来週4日に、麻生副総理が訪米し、ペンス副大統領と会談する予定だったが、急に中止となった…米国はトランプの白人至上主義発言など、人権問題に敏感になっている時期。麻生副総理の訪米はトランプ政権批判の火に油を注ぎかねないと、ペンスが嫌がった》模様。
コンナ差別主義者を再び首相に、あるいは、フィクサー気取りでのさばらせる…なんてことでいいのでしょうか? 《第三帝国を夢想》して確信犯的にナチスを擁護・《礼賛》し、「ダーク」で「ウルトラ差別主義者」の「炭坑王一族の末裔」・麻生太郎殿は、アベ様共々議員辞職してほしいもの。
『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識』
『●『野中広務 差別と権力』読了(2/3)』
「「永田町ほど差別意識の強い世界」(※2) はなく、「総裁選の最中に
ある有力代議士は…「…総理になれるような種類の人間じゃないんだ」
(p.385) と言ったそう。さらに、最近、ネット上で話題になっていた部分。
当時、「総裁選に立候補した元経企庁長官」 (であり現総理) の
「麻生太郎は…「あんな……を日本の総理にはできないわなあ」と言い放った」
(p.385) そうである。2003年9月、野中は、最後の自民党総務会に臨み、
当時の小泉総裁や麻生政調会長を前に発言を求めた。「…私の最後の発言と
肝に銘じて申し上げます…政調会長。あなたは『野中のような…を総理には
できないわなあ』とおっしゃった。君のような人間がわが党の政策をやり、
これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできよう
はずがないんだ。私は絶対に許さん!」、野中の激しい言葉に総務会の空気は
凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだった」
(pp.391-392)。」
==================================================================================
【https://www.nikkansports.com/general/news/1879987.html】
麻生太郎副総理、ヒトラー発言撤回「不適切だった」
[2017年8月30日11時38分]
(麻生太郎氏(2009年8月17日撮影))
麻生太郎副総理兼財務相は30日、「ヒトラーはいくら動機が正しくても駄目だ」と述べた29日の自身の発言を、不適切だったとして撤回するコメントを発表した。「あしき政治家の例として挙げた。真意と異なり誤解を招いたことは遺憾だ」と釈明した。
麻生氏は29日に横浜市で開いた麻生派研修会の講演で「(政治家を志した)動機は問わない。結果が大事だ。何百万人を殺したヒトラーは、いくら動機が正しくても駄目だ」と述べた。ナチス・ドイツの独裁者を擁護しているとも受け取られかねず、早期に発言を撤回したとみられる。
コメントの中で「ヒトラーは動機においても誤っていたことも明らかだ。例示として挙げたことは不適切であり撤回したい」とした。
民進党の山井和則国対委員長は30日、「大失言だ。閣僚として極めて恥ずかしい。適性を疑わざるを得ない」と国会内で記者団に述べた。(共同)
==================================================================================
==================================================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1880450.html】
政界地獄耳
2017年8月31日9時52分
ヒトラーから離れられない麻生
★副総理兼財務相・麻生太郎のヒトラー失言は即座に撤回されたものの、この元首相は、その失言の多さで失脚したも同然。自民党を下野させたにもかかわらず、学習しない。現在は副総理としての資質が、再度問われることになった。
★思えば首相在任中は漢字が読めないとか、失言のオンパレードで、時の官房長官・河村建夫が連日、麻生の失言の言い訳やフォロー、経緯の説明、解説に明け暮れた。前後を省いたり、政治家としてさまざまな立場の人たちを見渡して話すことができず、重大な資質が欠落していると言わざるを得ない。
★いちいち挙げたら切りがないが、麻生のヒトラー賛美は今に始まったことではない。例題にナチスやヒトラーをすぐ出す麻生は、絶えずそこに思いがあるからだろう。ヒトラー礼賛が念頭にない限り、その場の例題には出てこない。今回は29日の自民党麻生派の研修会で出た「(政治家は)結果が大事だ。何百万人殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメなんですよ」の発言だが、思わず出た軽口ととらえることはできない。逆に原稿があるなら、なお問題だ。
★13年7月、麻生が副総理兼財務・金融相時代の講演で、憲法改正について触れ「ドイツのワイマール憲法も、いつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」と発言。08年8月の党幹事長時代には「審議をしないとどうなるか。ドイツでは昔、ナチスに1度(政権を)やらせてみようという話になった」と、すぐに例題に使おうとする確信犯だ。
★30日午前、麻生は「ヒトラーを例示として挙げたことは不適切であり、撤回したい」との文書を発表したが、今後麻生内閣があるとしたら、第三帝国を夢想しているのだろうか。お粗末極まりない。(K)※敬称略
==================================================================================