蛸島キリコ祭りは毎年9月10日11日の2日間行われる
派手な色模様のドテラと鈴つき前掛けの若衆が担ぐキリコは豪華絢爛の金箔押し総漆塗り
蛸島のキリコは美しさ日本一と言われている
町内の狭い通りを御輿とキリコがすれ違う
男衆は派手な衣装で花笠に赤い長襦袢 華やかなドテラに鈴つき前掛け
顔は白塗りの奇抜な扮装(笑)
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メインイベントの「早船狂言」
ことし成人した若者が口上人、船頭、艫取りを演じる
9月11日高倉彦神社へ神輿が還御すると舞殿で早船狂言が始まる
口上人が現れ早船由来口上書をとうとうと奉読
終わると、船頭と艫取が出て掛合いを演じる
早船狂言は、今から約220年前に始まったと言われている
絶世の美男子、長右衛門という船頭が揚屋の芸者、高尾高崎にドント打込み、
水夫たちの再三のすすめにも応ぜず、一向に船を出さないので、
ある日とうとう艫取りと掛合いになると言う場面
-----平成8年9月石川県無形民俗文化財に指定-----
艫取りは長時間演技中ずっと足を踏み鳴らしているので、涼しい夜だったにもかかわらず
汗がどんどん流れ、相当きつそうでした
早船狂言が終わると祭りも終わり
高倉彦神社の境内へことしは14基のキリコがどんどん集まり
待機するキリコが何層にも重なって、他では見れない美しさ
見ごたえあります
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追記2010/02/04
早船狂言を実行されている方からの情報です。
早船狂言の歴史は約220年。
(一般に配布されている早船狂言の資料は20年以上前のままのようです)
艫取りはシコを踏むのが重要なので練習でも5分もしないうちに汗が出るそうです。
早船狂言の始まる時間は現在は10時頃ですが、
見物に来ている年寄りや観光客のためではなく
出演者のため(狂言終了後に祭りに参加させるため)ということです。
キリコの進行具合で早船狂言の開始時間が決まるそうです。
キリコの数は常時16本で、昨年は不幸があった2町内のキリコが出ていないので
14本だったそうです。
うれしいことに正確な情報を教えていただきました。
ありがとうございます。
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