晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

種薯掘り

2012-03-16 07:11:49 | じねんじょ
1粒20円で愛知県から購入した優良むかごを栽培して約1年
先週の日曜日に2ヵ所あるハウスのうち1ヶ所を終えていたので
昨日は半日で掘り出し作業を終えることができました

概要は今朝の中日新聞で報道されているとおりですが
予定では18日に行なうつもりでしたが
雨模様なので急きょ変更したのにもかかわらず15人が参加



この網室は昨年新増設したばかりで
合格種薯とみなす50g以上が続出したのは
新しい圃場のおかげか



ただ借金をしてまで建設した網室ハウスなので
全体でもう少し収穫量を増やしたかったのが本音です

会員一人あたり2kgの種薯では少なすぎで
これを育て来シーズンの切り種薯として使うこととなります
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土壌消毒

2012-03-15 07:27:43 | じねんじょ
作物を栽培するとその作物から生み出される植物病原菌が発生し
年を越しても畑に残って、同じ作物を栽培すれば
菌は増殖し収穫量を大きく落とします

輪作や接木によって軽減されますが土地の少ない
山間地ではやむおえず同じ畑で栽培せざるをえません

土壌消毒も対処療法のひとつですが
収量を維持するにはやらざるをえません



バスアミド微粒剤を散布して耕します
やまのいもへの効能は
根腐病と褐色腐敗病とあります

センチュウ用に別途ネマトリンエースを散布します
こうした防除資材だけで何万円とかかってしまいます



土壌の水分と反応し発生するガスで土中を消毒するので
全面をビニールシートで覆います

地温が15℃以上なら2~3週間でOKですが
まだ寒い今だと1ヶ月くらいかかるか・・・

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匂草

2012-03-14 07:18:18 | 季節のたより
寒さのぶり返しを経ながら春が近づいています
山中の畑に行ったらウメの花が一斉に開花
ミツバチをも誘う甘い香りがただよいます



ウメの別名で匂草(においぐさ)と呼ぶ人がいます

Wikipediaによれば
江戸時代以降、花見といえばもっぱらサクラの花を見ることとされている。
しかし奈良時代以前に「花」といえば、むしろウメを指すことの方が多かった。
ウメよりサクラがより愛好されはじめるのは、平安時代中頃からのことである。

奈良朝の貴族に愛されたウメの香りが現代に引き継がれた枕詞なのでしょうか



ウメの木の先に行くとフキノトウの蕾がこちらも開いています
気温も地温も上がったということでしょう

天ぷらにして食べましたが蕾のような苦味は全くなし
これなら子供でも食べれます


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キュアリング処理

2012-03-13 07:31:15 | じねんじょ
消毒と天日干しまで済ませた種薯は芽だしの前に処理をおこないます

キュアリングとはイモの表皮下にコルク層をつくって
病原菌の侵入を防ぐために行われるものです

これは一般的に収穫後おこなう工程として知られていますが
定植の前作業でも有効とされています



以前は川砂で行なっていたが、これが重くて昨年から
経費がかかるが軽くて排水性のいいバーミュキュライトを使っています

イモの乾燥を防ぐため床部に散水して種薯を置きますが
出来れば首部、中間部、先端部と箱ごとに分けるといいでしょう
部位によって発芽する時期が微妙に違うからです



イモが見えない程度に被せて給水せず
1週間くらい風の当たらないところに置きます
これがキュアリング処理です

箱に日付、品種、個数、部位をメモしておくと
どれが何だったか後で迷わなくて済みます

この日は7箱、約180個分をおこないました

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続けたい平穏な日々

2012-03-12 07:38:34 | 長寿クラブ
3月11日は東日本大震災と福島原発事故の起きた日
1年たっても全くと言っていいほど原状回復されていません

この日私達の町内では鎮魂と防災の願いを込め
町内の半数が集まって二つの行事を開催しました

一つは自治消防団の総会で
20~40歳代までの若者男性ばかりの30人近く
総会の前に水出し消火訓練をしました

もう一つは私も出席した長寿クラブの総会で
60歳以上の60人近くが集まり
東北の人への黙祷から議事が始まりました

今年だけの特別な行事でなく毎年行なっている普通の光景です
平穏なくらしがあってこそ出来ることばかりなのです



災害で一番怖いのは集落の後ろから襲う山津波と思っていました
しかし福島の原発事故以来、原発は信用・信頼できなくなりました

遠い北陸と思っていた福井県に驚くほど設置されており
先ごろ市民団体が風向を探るため福井から飛ばした風船が
隣の春日井市や可児市まで飛来したことを報道していました

つまり地震や津波そしてテロなど何らかの事故が起きれば
放射能は確実に私のふるさとを襲います

都市部を襲えば日本では逃げるところがありません
事故の検証すら出来ていないのに
首相は原発の再開の地元説得に自ら行くと言う

信じられないことを言うトップを選んでしまった
国民の一人として福島の人々に申し訳ない気持ちでいっぱいです
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