答案を見てもらうときの注意点

2018-09-17 11:46:00 | 司法試験関連

時期的に、合格者に答案を見てもらうことが増えてくると思います。その際、返ってくるコメントは2つに分けられると思います。

一つは、「基礎力不足系」、もう一つは「書き方が上手くない系」です。前者はL1・L2レベルに難があり、後者は私の言う「5ツール」のうち「答案作成能力」を中有心としたL3レベルには難がある場合、と大別出来ると思います。

後者の場合は、答練を中心にある意味テクニカルな部分を修正していく必要があります。よく聞く「最後の一年はゼミを中心に取り組んだら合格できた」というのはこの部類に難のあった人達のものです。前者のコメントの場合は基礎力に難があるので、「とりあえず答練受けて」的な勉強をしても正直得るものは少ないです。軸にすべきは基礎固めということになります。特に短答で7割ベースを取れない人は、そもそも答案の書きかた云々の前の問題だと自覚すべきなのです。

来季合格の為には年内100日、年明け4ヶ月というように2タームに分けて合理的な計画を練るべきです。答案は、なるべく沢山の人に見てもらうといいと思います。合格者といえども全系統のレベルが高いというわけではないからです。その際、自分なりに分析した結果に基づく悪い点などを言ってからコメントを貰う、という「自主的な姿勢」が必要です。相手に丸投げで「コメント頂戴な」ではいけません。「ここがこういう理由で悪かったのではないかと思うがどうでしょう」的な感じですね。

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