予備試験合格者の方

2017-11-09 16:40:46 | 予備試験関連

予備試験最終合格者に皆さん、おめでとうございます。いよいよ本試験ですね。

残り半年で予備試験から本試験へモードを切り替える必要があります。本試験では、私がL3と読んでいる要素が入ってきます。事実関係の重要性が飛躍的に増します。「事案の特殊性」と言ったものも出てきますし、当てはめは当然重要です。また、添付資料の利用、問いに答える、といった形式面への対応も必要です。何よりも「問題文の読み方」スキルが重要となってきます。

そこで、過去問題の「分析」が必要となってきます。過去問題・採点実感・出題趣旨の三種の神器をフル活用することになります。とりあえずこれだけで十分です。過去問題としては、現行スタイルが定着したといって良い第7回以降でとりあえずOKです。出題趣旨・採点実感等を参照しながら、問題文をどう読めば、その論点や事実関係の重要性に気がつけるのか、また気が付けるようにするためには何が足りないのか(判例の理由付けを正確に覚えているのかいないのか、重要な事実関係を意識しているかどうかなどです)、まずそこから始めましょう。分析の仕方の参考書として、拙著になりますが、「司法試験一発突破 論文センス練成道場」なども参考にしてみてください。過去問解析講座などを買う余裕のない場合、これなら書籍なので安価で手に入りますので。

予備試験では、道具を「装備しているか」を見られます。本試験では道具の「使い方」を見られます。例えていうならば、両者はこのような違いがあるのです。

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