67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ライブの現場はさぞかし壮観だったことでしょう!

2014-12-14 18:59:55 | jazz & vocal

Gretsch Drum Night At Birdland (Roulette R52049) / Art Blakey

 ドラムのリーダーアルバムって言うのは総じて評価が難しい。ドラムが出しゃばり過ぎると概してつまらない感じがします。特に自分のようなレコード鑑賞として聴いている輩には面白くない場合が多いような気がします。ところがライブだとどうでしょう。Roulette Recordが1960年4月に企画した"Drum Night At Birdland"っていうライブ盤があるのですが、このメンバーが出演しているのなら出かけていきたいものですよね。タイトルにGretschと入っているので、これが協賛企画だったのでしょうかねぇ???とにかく、ドラムが4人。Art Blakey, Philly Joe Jones, Elvin Jones, Charlie Persipというのだから現場にいると壮観としか言いようがないですよね。時代は1960年なのです!BlakeyがA, B面両方に参加し、A面ではPhilly Joeと、B面ではElvinとCharlie Persipとの共演の格好で事実上のリーダーと考えていいと思います。ベースはRon Carter、ピアノはTommy Flanaganというのだから強力リズム隊です。

 一方、フロントラインはSylvester Red Kyner(as), Charlie Greenlee(tb)の2管です。知らない名前だな・・・?なんて思っていたら、Sylvester Red KynerはSonny Redのことでした。ボントロについてはやっぱり自分の頭の中には入っていないプレイヤーです。ご存知の方がおられたら、情報をいただければと思います。

 ライブでA面に"Wee Dot"と"Now Is The Time"の2曲、B面が"El Sino"という構成です。フロントおよびトミフラに十分なソロスペースがあるのが良いですね。そして これらのメロディ楽器とドラムのチェース、ソロを交代でとるジャムセッション形式なのでドラム中心とは言え、そんなにストレスはなく楽しめます。個人的にはブレイキーのスネアのソロとエルビンのブラッシュワークが出色だと思います。

 ジャケットも結構行けていると思いませんか?ライブならではの録音の粗さが少し気になる以外はそこそこ楽しんで聴けるドラムアルバムですね。

 


修理完了、Hartmannのトランクが帰って来たぞ!

2014-12-11 22:07:18 | ファッション

 もっぱらバッグ関係は女房のお得意の領域なのですが、こういった旅行鞄関係になると途端に自分の意志が働いてしまいます。というのも大学時代の恩師が退官を控えて弟子たちに私物を分け与えたときに、頂戴したのがこのトランクなのです。先日アップしたように、このHartmannのトランクを何とかリペアしようと職場に整理する業者さんのH君にお願いして東京・銀座にオープンしたばかりのキラリトギンザの1Fにあるハートマン銀座に修理をお願いしてありました。というのも恩師がさんざん海外をひっぱって歩いた鞄だけに、不具合も出て来ていたのですが、我が家の家族旅行で5人分の旅支度を一手に引き受けて運んでくれていたこの鞄もヘタリが相当に出ていました。ひもで引っ張って運ぶのですがキャスターの動きが渋く、倒すこともしばしばでした。今回、修理にハートマン銀座に持ち込んだところ底板の損傷がメインでキャスターの設置が不十分となっていることが判明し大修理となった訳です。

 トップ画像のようにでかい段ボール箱に納められ、自分の職場に届けられました。段ボールにも眩しいばかりにHartmannのデカールが貼付されています。損傷していた底板は中央で割れ、キャスターを止めている部分でベニヤ板がバキバキに折れていました。道理でキャスターの動きが渋くなる筈ですよね。キャスター接地が悪いもので底にある樹脂製ガードや角にあたるレザー部分も激しく損傷し、交換を余儀なくされてしまいました。画像は割れた底板とガード類です。

 代金は2諭吉でしたが、リペア後を見てみると、こんな感じで美しく修理が施されています。これで暫くはまた使えそうです。皮のやれ具合も貫禄十分ですし、キャスターも現行のトランクに比べれば小さいですがクラシックな佇まいは流石としか言いようがありません。個人旅行はリモワで十分ですが、多人数の家族旅行には欠かせない相棒です。こういうアイテム、大事に使用したいものです。


紅葉を求めて!30KMサイクリング。

2014-12-07 23:19:00 | サイクルライフ

 結構寒いですが、金曜、土曜に比べればまだましです。紅葉を見れるかなと考え、ソフトボールを引退したDR.Kと津野町のかわうそ公園までサイクリングしてきました。そうです、いつもキャンプでお邪魔しているキャンプ場です。自宅からは片道15KM弱。往復で30KMのサイクリングです。結構、風が強く自宅からは新荘川に沿っての緩い登りですが風が強くペースは上がりません。DR.Kのスポルティーフは700のホイールのため、普通に走っていても650のランドナーはおいていかれますよね。まあ、なんとかかんとか40分かけて到着です。寒波の影響で周囲の山には雪も残っていましたが、この辺りはまだ紅葉というよりは黄葉と言った方が良いかもです。まだまだ赤くなるのかもしれませんが、今回の寒波で葉がかなり落ちてしまってます。

 キャンプ場を下流の方に行って、撮影してみました。落葉が絨毯のようになってきれいです。DR.Kのスポルティーフはサイクルショップヤマネに相談してディレイラー、ブレーキの調整、フレームの矯正を行いテストライディングです。さすがプロの手を借りると良くなるようで、今までトーシロー整備で乗っていたのが嘘のような快適さだったようです。復路は川沿いにどんどん下っていく経路ですので、追い風もあって楽勝でした。

 帰ってきて女房がクリスマスツリーを引っ張りだして、飾り付けをしていましたので参戦し、例年のように同じ場所に設置して終了です。寒かったこともあり、のんびり過ごせた休日でした。今年も残すところわずかですね。これから忘年会の嵐です。今年は職場のクリスマスコンサートに参戦することになり、クリスマスまでは忙しい日々が続きます。クリスマスが終われば、すぐツリーを片付けて正月飾りです。慌ただしいですが、何とか乗り切らねばと思う師走です。


こんなリラックスしたガレスピーがいいね!

2014-12-06 08:24:53 | jazz & vocal

"Have Trumpet Will Excite!"/Dizzy Gillespie (Verve MGVS-68313)

 モダントランペットを語る上では絶対外せないプレイヤーがディジー・ガレスピーですよね。パーカーとの火の出るようなセッションが有名でしょうが、自分は後年のステレオ時代になった後の録音が良いガレスピーが好きですね。実際、晩年に何度も来日し日本のファンの前でプレイもしてくれたので結構「なまガレスピー」を聴いたことのある我が国のジャズファンも多いのではないでしょうか?そういう自分も1982年に大分・別府の城島高原のジャズフェスで聴きました。ほっぺたをカエルのように膨らませる形相でベルを上方に曲げたラッパで吹奏する姿には度肝を抜かれたものです。

 さて、本日はVERVEのリラックスしたセッションをアップしますね。メンバーが素晴らしいですよね。Dizzy Gillespie(tp), Les Spann(g), Junior Mance(p), Sam Jones(b), Lex Humphries(ds)のクインテットです。サックスが入らない編成でくつろぎに満ちたセッションになっていると思います。選曲が渋く、A-1に"My Daddy Belongs to Me"辺りを持ってくるところからもう力が抜けてますよね。A-4の"St. Louis Blues"ではレックスのドラムソロに拍手(間の手)が入る辺りはくつろぎに満ちていますね。B面のラテンリズムを駆使した十八番"Woodyn' You"もいつになく軽いノリで好きですね。全曲にわたりリズム隊が優秀でジュニア・マンスのスウィンギーなピアノが光ますよね。御大はミュート、オープン両方を駆使してユーモアあふれるソロを展開しています。さすが千両役者ですね。

 所有盤はMGM、T字VERVEのステレオ盤です。

 ところで四国の大雪、全く季節はずれです。先週は日中に20℃オーバーだったのに、一転して冷蔵庫です。川之江~池田の192号線が大雪で車が立ち往生で不通、近所では孤立集落まで出る始末です。高知も寒いです。朝、ウォーキングに出たときに見たわが町の山もこんな雪化粧です。被災した方々、お見舞い申し上げます。


この"Song For My Father"は聞き物だぜ!

2014-12-04 20:55:39 | jazz & vocal

Soul Message/Richard "Groove" Holmes (Prestige 7435)

 オルガンという楽器はジャズでは軽んじられていることはこの前のミルト・バックナーのログでも少し触れましたが、「オルガン=ジミー・スミス」の図式は根幹に存在します。オルガンの隆盛は大きくわけて3つの時代があると思うのです。スミスは50年台に登場し、ブルーノートのおかげでメジャーになりこのインストルメントをハードバップジャズの重要な役を担わせたことは誰も異論のないところでしょう。この前後にまた2つの隆盛があるのです。恐らく最初にオルガンでジャズを演ったプレイヤーはFats Wallerに違いありません。これが20年代です。そしてベイシーもこの楽器を好んで弾いていますよね。これも戦前の話です。そして40年台のWild Bill Davis, Milt Buckner, Bill Doggettが登場します。その後、ジャズ界はパーカー、ガレスピーのビバップエラに突入します。この時代にはオルガンは表舞台から姿を消してしまうのです。確かに、パーカー、ガレスピーがオルガン相手に吹いている録音を自分は知りません。そしてスミスの登場です。これが第2隆盛期です。そしてこの後の第3隆盛期ではスミスの影響を受けたオルガニストがガンガン登場してきます。いわゆるコテコテデラックスの中心となるオルガン奏者たちです。プレステッジが火付け役ですよね。シャーリー・スコット、ジャック・マクダフ、ジョニー・ハモンド・スミスをはじめ幾多のプレイヤーが世に出ます。プレステッジはこんなイーストコースターを最初に録音しますが、西海岸から登場して来たのが本日アップのリチャード・グルーブ・ホームズです。

 彼のアルバムもたくさんリリースされていますが、一枚あげるとなれば、やっぱりこのプレステッジ盤に落ち着く気がします。コテコテで「オルガンの名盤」と称された"Soul Message"です。典型的とも言えるオルガントリオフォーマットでRichard "Groove" Holmes(org), Gene Edwards(g), Jimmie Smith(ds)のパーソネルです。A-1のブルース"Groove's Groove" からアーシーなコテコテらしい演奏が始まります。つかみはOKです。しかしながらこのアルバムの魅力は有名ジャズスタンダードのホームズ風解釈でしょう!A-2のブラウニーの"Dahoud", A-3のガーナーの"Misty", B-1のシルバーの"Song For My Father"の3曲が聞き物です。コテコテでは"Misty"が一押しなのですが、個人的には"Song For My Father"ですね。このラテンフレイバーあふれる名曲を結構端正にやっているところが却ってイイのです。一聴あれ!!!B-2の”"The Thingd We Did Last Summer"のバラードプレイも外せませんよ!

 所有盤はブルーレーベル シルバートライデントのステレオ盤です。ジャケ写自体がボケているので、いくらがんばってもこのぐらいの解像度しか出ないのが寂しいですね(笑)。


コロンビア時代のJJが好きだなぁ・・・

2014-12-03 03:42:24 | jazz & vocal

J.J.Inc./J.J.Johnson (Colubmia CBS-Sony SOPM144 Jp. reissue)

 トロンボーンと言えばJJというぐらい、ジャズトロンボーン界においてはその論評をされて通れないのがJ.J.Johnsonではないでしょうか?早いパッセージで構成される洗練されたソロは圧倒的でまさに第一人者に相応わし存在です。勿論、カイとのトロンボーンのデュオチームの好演奏も良いですが、コロンビア諸作に置けるフォーマットはカルテットから大編成までありますが60年台前半の絶頂期を捉えた演奏であり、この天才トロンボニストを語るには避けては通れない時代ではないかと思います。また、いずれもが活かしたアルバムジャケを搭載しており個人的にも贔屓の年代です。

 本日は、このコロンビアのアルバム群から一枚アップしますね。タイトルは"J.J.Inc."。パーカーブルーのジャケットデザインが素晴らしい一枚です。フロントは3管で全体としてはセクステット編成です。J.J.Johnson(tb), Freddie Hubbard(tp), Clifford Jordan(ts),  Cedar Walton(p), Arthur Harper(b), Albert "Tootie" Heath(ds)の面々がクレジットされています。全6曲すべてJJのオリジナルであり、すべてに自身によるアレンジが施されています。JJのプレイについては、好不調の波の少ない安定したモノであり全曲を通じて好調を維持しています。A-1の"Mohawk"で活躍する若き日のフレディのはつらつとしたプレイも聴きものですし、オーラスB-3の"Shutter Bag"でのシダーのきれいなソロも印象的ですね。

 収録曲がオールオリジナルでやや地味な印象は拭えませんが、フレディ、シダーといった後のJazz messengersの重鎮となるプレイヤーを配したことからファンキー色も横溢しており愛すべきアルバムに仕上がっていますね。所有盤はCBS-Sonyが出した廉価盤(国内再発盤)です。


新しい仲間、MacBookAir

2014-12-02 00:04:03 | Weblog

 PCって言うのは本当に進化が早いです。自分は22年前にUCLAの生協でPOWERBOOK140を購入して以来、ずっとアップルのPCしか購入したことがなく、それもほとんどがデスクトップ機なのです。ほとんど職場と自宅の往復の毎日ですから、両方にiMacをすえとけばことが足りる環境です。出先でネットを使うことはほとんどないですし、iphone5cがあれば大体はことが足ります。今回、自宅で高齢の両親が使っていた(置いてあったと言った方が正しいかも・・・)2012年のMacBookAir13インチを引き取ることになり、我が家にもってきました。というのも先日実家で電源を投入しようとすると全く反応せず、アップル本社に送りロジックボードが交換になり(¥41040なり)返って来たばかりなのです。早速、新しいOSにアップデートしYosemite仕様になっています。普段は、子供たちがネットをするためのマシーンですが、当方が出張の時などに持参しようと考えています。WIFI環境が必須の薄型マシーンですが、携帯してiphoneからのテザリングで使用できますので何とか使えそうです。cloud搭載で本当に便利になりましたねぇ・・・。進化するアップルに付いていくのは自分のようなオジさんにはかなりきついものがあるのも事実なのですが・・・。


ミルト・バックナーのイージーリスニングジャズ

2014-12-01 22:32:08 | jazz & vocal

The New World Of Milt Buckner/Milt Buckner (Bethlehem BCP6072)

 オルガンジャズはジミー・スミスを除けば、さして重要なプレイヤーもいないと評価されるぐらいモダンジャズファンからは軽んじられているジャンルですよね。まあ、このブログにはよく登場するジャズ批評社のコテコテデラックスにもたくさんのオルガンプレイヤーは掲載されていますが、いずれ劣らぬキワモノ揃いであることは言うまでもありません。本日アップのミルト・バックナーも勿論掲載されていますが、彼の場合は簡単にコテコテのオルガニストという訳にはまいりません。ジミー・スミスより早くに世に出、ワイルド・ビル・デイビスに次ぐオルガンのスタイリスト、「オルガンジャズの父」というような評価も受けている訳です。1915年生まれと言いますから、生きてりゃ100歳ですね!?ライオネル・ハンプトンがくだんイ在籍した辺りから、世に知られるような存在となったようです。オルガン以外にも、ピアノを弾きブロックコードを駆使して、ピーターソン、G.シアリング、フィニアスなどにも影響を与えたと記載されていますので、かなりの重鎮であることには間違いないようです。

 さて、本日はバックナーのオルガンジャズの一枚です。レーベルがまず良いです。ベツレヘムの62年録音です。オルガンジャズと言えば相方はテナーって言うのが相場ですが、ここではバイブを加えたカルテット演奏が収録されています。メンバーはMilt Buckner(org), Gene Redd(vib), Bill Willis(b), Phil Paul(ds)の4人です。演奏曲も、短めにスタンダードやポップチューンwをふんだんに取り入れており"Misty", "Fever", "Moon River", "Fly Me to The Moon", "I Left My Heart In San Francisco", "Why Don't You Do Right", "Kansas City", "All Blues", "Pick Yourself Up", "Take Five"と本当に魅力的な曲名がならびます。どの演奏がどうという感じはないですが、アルバム通してイージーなサウンドで聞き流しはもってこいです。

 ネットで検索すると、どこかのショップが2諭吉で販売していました。勿論、マイナーなアルバムなので再発のアナログはないと思われ(CDは出たらしいです。)、この値段がつくのもわからないでもないですが、いくならんでも2諭吉は高過ぎるんじゃないの???中味はイージーなジャズですが、ベツレヘムらしい、かっこいいカバーが印象的です。