67camper's Blog

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チェットにはモノクロが似合いますね!

2014-12-25 23:46:57 | jazz & vocal

Chet Is Back! / Chet Baker (RCA RGP-1182, Jp.reissue)

 クリスマスも今日で終わり。明日からは新年に向けまっしぐらの1週間ですね。仕事は29日で一応終了ですが、恐らく三が日も出勤を余儀なくされる感じで、もうあきらめムードです。jazzでも聴いてくつろごうとクリスマスアルバムを探してみましたが2007年にまとめてアップした後、ライブラリーに増える訳でもなく、クリスマスと関係なしのアルバムで勘弁してもらうしかありません。久々にチェット・ベイカーでも聴いてみるかと取り出したのがこのアルバムです。別に演奏が嫌いな訳ではないですが、所有の国内再発盤のジャケ写がピンぼけで視覚的に耐えられないと思いが先立ち敬遠し続けたアルバムでもあります。チェットのアルバムはPacificが最も重要ですし、アンニュイなボーカルが人気が高いことは百も承知です。また麻薬で苦しんだジャズメンとして知られていますよね。60年代のチェットは麻薬の影響なのか?、決して好調とは言えないですがヨーロッパの活動拠点を設け作成したこのアルバムなどは往年のトランぺッターとしての実力を再認識出来るアルバムではないでしょうか。

 62年、ローマでの録音であり、サイドメンをすべて欧州人で占めています。あらためて紹介すると、Che Baker(tp), Bobby Jaspar(ts, fl), Rene Thomas(g), Amedeo Tommasi(p), Benoit Quwesin(b), Daniel Humair(ds)のセクステットです。この中ではチェットと並んでフロントを形成するジャズパーとjazzland盤で知られているトーマスの参加が重要ですよね。ジャスパーと言えば、ウィントン・ケリーの"Kelly Blue"でのプレイを思い出さざるを得ません。選曲もスタンダード中心でA面トップの"Well You Needn't"に始まり"These Foolish Things", "Barbados", "Star Eyes", B面に移って"Over The Rainbow", "Blues in The Closet"と自分好みの佳曲が目白押しですね。特にB面トップの"Over The Rainbow"のチェットのラッパが最高に唄ってて好きですね。

 カバーはいかしませんが、チェットファンなら必携の好アルバムだと思います。前述のようにフロントカバーはピンぼけでイマイチですが、B面のモノクロ写真が素晴らしいですね。チェットにはなぜかモノクロがよく似合います。クラクストンの影響なのかもしれませんが・・・。