67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ウェスのアーシーなテイストを楽しもう!

2010-03-23 03:55:48 | jazz & vocal

Groove Yard/The Montgomery Brothers
(Riverside RLP362, jp. reissue)


 ジャズ界で有名な兄弟プレイヤーと言うとヒース兄弟、パウエル兄弟、ジョーンズ兄弟等が有名ですがモンゴメリー兄弟も前述のプレイヤーとひけをとらない実力派ですし、何といっても一つのユニットとして活躍した点は特筆されますよね。彼らのプレイはいくつかのレーベルに録音されているかもしれませんが、やはり圧倒的な人気盤は本日アップの「Groove Yard」ではないでしょうか?

 メンバーはWes Montgomery(g), Buddy Montgomery(p), Monk Montgomery(b), Bobby Thomas(ds)のカルテットです。何と言っても注目はWesですよね。録音は61年1月でリバーサイドの名盤「インクレディブル」と「Full House」の間の録音となります。サイドメンの関係から前2枚と比較すると人気では一歩譲りますが、好調を保つウェスの演奏はもとよりグループのアーシーな香りが横溢する仕上がりに思わずよしよしと頷いてしまいます。中でもこのアーシーな味つけの元になっているがここではピアノに専念するバディのプレイだと思います。A-1の"Back To Back", B-1の“Just For Now"の2曲のオリジナルを提供して点を考えてもこのアルバムの雰囲気の中心となっている感じがいたします。2曲のスタンダード、A-3"If I Should Lose You", そしてモブレイで有名な"Remember"もこの曲の名演の一つに数えてよいとおもいますね!

 所有盤はビクターが出した再発盤です。初心者の頃から所有していましたが、フルハウスばかり聴いてて、最近になってじわじわと良さが出て来た一枚と言えると思います。