
ハーフサイズのカメラは小振りでスタイリッシュで良いですよね。もちろん35mmのペンタックスのSシリーズも好きなんですが、やはりオリンパスのペンシリーズカッコ良さにはかないません。ペンにはレンジファインダーのモデルもたくさんあるのですがやはり一眼レフのFシリーズの洗練されたフォルム、そしてその中に一眼レフの機構を押し込んでしまった精密機械としての素晴らしさには脱帽です。F、FV、FTの3機種がありますが、手許には63年発表のペンFと66年発表の露出計、セルフタイマーを搭載したFTがあります。徳島の吉田カメラさんで購入したFTももちろんいいのですが、単体では露出計のないFのすっきりしたスタイルは好きでたまりません。
フィルムの箱に記載してある露出の表を使った撮影も可能ですが、覚える事が苦手になって来た自分には外付け露出計は是が非でも欲しかったアイテムでした。最近、めでたく入手でき、使用していますがまあまあ正確に絞り値を示してくれるこのアイテムは本当にありがたいです。そして何より、これを搭載したペンFのフォルムが美しく大好きです。またレンズキャップと同様のFの花文字が誇らしげにみえますよね。実際の撮影でも、Fはフィルム巻き上げが2回で角度も小さく、リズミカルに撮影が進んで行くのが嬉しいですよね。FTでは巻き上げ時にストラップのリングに邪魔されて巻けなかったりしますし、Fを使いだすとFTの一回巻き上げは大き過ぎて使い難い感じもしますね。


作例をアップします。これは露出計搭載前にほとんどヤマカンで撮影したもので、レンズは標準の38mm, F1.8です。まあまあ満足いく結果が得られています。