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67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

富山のイベント参加賞,カーバッジに思う

2008-11-26 15:47:09 | Volkswagen

 今年の空冷フォルクスワーゲンのイベントももうあといくつかで終わりになりますね。個人的には,富山のイベントが今年最後で,出来レースの感も拭えませんがベストコンバチ賞を頂戴し,思い出深いイベントだったと思います。主催するバグワークスさんとこでは,毎回のように参加賞としてカーバッジを作成しエントリー車のオーナーに配布してくれます。いつもセンスの良いバッジを作っていただき,これをコレクションするのも楽しみです。自分などは,カフェオレ(69convertible)のレストアをお願いしたおり、2006年のこの富山イベントで初見参となったH社長のロータスホワイトの69cabrioletにマウントしてあった2006年のこのイベントのカーバッジを自分のカフェオレにも付けていただきました(下図)。



 さて、今年のバッジのコンバチと後ろに見える、おそらく立山連峰を図柄にしたバッジの出来映えに感心しています(トップ左画像)。立山というと北アルプスですが,一方、本場ヨーロッパのアルプスにGROSSGLOCKNERという山があります。これは,オーストリアの最高峰でとても風光明媚なところのようでビンテージVWはじめ多くのイベントが行われたりしている(た)ようですね。トップ右画像はこのGROSSGLOCKNERを旅した車に搭載されていたという古いカーバッジですが,左の2008イオックスのカーバッジと雰囲気がにていると感じるのは自分だけでしょうか。この辺りから,参加賞のモチーフを持って来るあたり,BUGWORKSさんのセンスの良さには脱帽ですね。

60年代後期を代表するファーマーの佳作

2008-11-26 00:23:59 | jazz & vocal
The Time and The Place/Art Farmer
(Columbia SOPZ18 jp.reissue)


 知的な魅力を漂わせてオープンのトランペットを操るアートファーマーを初めて耳にしたのは、大学時代で何を隠そう超有名盤のソニー・クラークのクールストラッティンでした。劇情型のマクリーンのアルトと柔らかめのサウンドで爽快なフレースを連発するファーマーのトランペットが今でも好きでたまりません。このあとファーマーはジャズテットからジム・ホールとのカルテットと名コンボを作り、常にジャズシーンの中央に居続けます。そして、この時代からメイン楽器がトランペットからフリューゲルホーンに変わって行くのです。当初、自分はクールストラッティンの影響が大き過ぎ、ファーマーのフリューゲルがあまり好きではありませんでした。最近は、あまり苦にしなくなりましたが60年代後半になるとヨーロッパはウィーンに引っ込んでしまいます。この時代のアルバムはどうもいいものが酸くないように思いますが、本日アップの”The Time and The Place”は久々にはなった好アルバムで当時ジャズ喫茶でも相当な人気を得ていたようですね。本日はこれをアップいたします。

 ヨーロッパ在住のファーマーが帰米した際に五重奏団で録音したライブ盤です。パーソネルはArt Farmer(flh), Jimmy Heath(ts), Cedar Walton(p), Walter Booker(b), Mickey Roker(ds)です。どうしてジャズ喫茶で人気があったか?A-1に針を落とせばわかります。当時を反映したジャズロックのタイトル曲のテーマが現れた瞬間にぐっと引き込まれて行く筈です。ヒースの逞しいテナーも作曲者らしくバリバリと吹きまくり、知性的なファーマーのフリューゲルと絶妙なコントラストを表現しています。A-2の「いそしぎ」もヒースのテーマからファーマー、ヒース、ウォルトンと各人が充分に個性を発揮した演奏で、この2曲でこのアルバムの存在価値みたいなものを感じてしまいますね。B面のラテンナンバー”Nino's Scene"も好きですが、やはりA面の2曲ですね。

 所有盤はCBSソニーが出した国内盤ですが、ファーマーのフリューゲルアレルギーをいやすには結構いい薬になるアルバムと思いますよ。