『ソウルボート航海記』 by 遊田玉彦(ゆうでん・たまひこ)

私たちは、どこから来てどこへゆくのか?    ゆうでん流ブログ・マガジン(エッセイ・旅行記・小説etc)

誰がなっても

2014年02月09日 19時17分15秒 | 核の無い世界へ
この東京では、何十年ぶりかの大雪となった。深夜、こんこんと降る雪を眺めて、その美しさに見とれながらも、明日の都知事選の事を憶った。

投票率。この雪が足を鈍らせれば、下がるだろう。50代の私が子どもの頃は、雪は表へ誘う天からの贈り物だった。家を飛び出し、雪だるまを作ったり、雪合戦をしたものだ。今朝、合気道の稽古へ出かけたが、近所に雪だるまの姿はなかった。子どもが表に出ないのだろう。家の中でゲームをやっていたほうが楽しいのだろう。

20代の若者も、ゲームに興じる者が少なくない。雪の中、寒い思いをして表に出たくないと、日曜日を部屋の中で籠っているのだろうか。選挙なんか、誰がなっても同じだろう・・・そんな気分で、画面の中の敵と戦っているのだろうか。

東京都の午後6時の発表では31%だそうだ。やはり、雪が足を止めたのか? こんな投票率の低さで、私が一票を投じた候補者は当選するのか。もう1時間もすれば、誰がなるのかが決まるだろう。

原発を推進するという都知事が誕生すれば、私は深く失望する。祈る気持ちで、脱原発候補が都知事になることを願っている。都民が使い続けている電力を生んできた福島の原発は、事故を継続し続けているのだ。「原発は経済発展に欠かせない」「安全に稼働させることができる」などと言っている候補者の、何が信じられようか。