(じめじめを空中放電で吹き飛ばせるのか~偉業プレステージ)
この時期多分、弱小自営業者の自殺者は増えるだろう
サラリーマンは梅雨時のじめじめを、つかの間のボーナスで息をつく
しかし弱小自営業者はボーナスもなく売り上げもいまひとつ、
じめじめ感が身体を蝕み、心を萎えさせる、
ストレスは極限に達しても、何とか生き延びようともがきながら
気持ちを切り替えたその時
市県民税と健康保険の通知納付書が舞い込む
背筋が凍りついて・・・もう・・・ロボットダンスを踊るしかないのだ。
なんで1年分の税金を6ヶ月4回払いなんだ
12ヶ月払いにしてくれ
と叫ぶ、叫ぶ叫ぶ叫ぶ・・・。
なんで医者にもいけず、日々背中の痛みを我慢している市民に
恐ろしく多額の健康保険料を払わせるのか・・・死ねというに等しい
自営ロボットは燃料切れでダンスも踊れません
頼みの綱は自転車男のネットの懸賞応募だ
定期的に送られてくる品は、たいていが飲み物系である
それもお酒が多いが、昨日もウイスキーが1本当たって
ちょっと前にはビールとグラス2個ずつってやつ
今日はレモンジュース2ダースがやってきた
できれば米と味噌もあててくれ~
それと映画のペア鑑賞券
ロボットが3秒うごく・・・これで現実逃避
2時間できるぞ
なんとか映画館まで燃料をもたせるんだ
が、その前に今回は悩ませる鑑賞券であった
「女帝」ってチャン・ツィイー主演、
フォン・シャオガン監督作の映画と
「プレステージ」という
クリストファー・ノーラン監督作の
いずれか1作を選べという鑑賞券だったのだ
だってどっちも見たいと思うんだもの
これは悩む悩む
でもって、とりあえず映画のちらしを眺めつつ
ストーリーは?
どうなの?どうなの?
どっちが面白いの?
う~ん 五分五分か?
見なきゃわかんねえよ
そして悩みに悩んだ末・・・「プレステージ」に決定した
何故って・・・だってキャストのところに
デビット・ボウイの名前があったから・・・。
結局・・・そうなのね
というわけで夜2人で東宝までロボコン夫婦は
なんとか燃料を出し切って、ぎこちない動きで出掛けました
(19世紀のロックスターは奇術師)
ウィークディの夜は映画館もガラガラでした
しかも約2名は無料で入ってます、すいません。
で「プレステージ」ですが
映画が始まる前に
「この映画の結末は絶対人に教えないで下さい」
ってテロップがだされたのでした
言いたい・・・言いたい・・・が。
まあ言わないで置こう
話は19世紀のロンドン、2人のマジシャンの物語
この時代マジシャンはロックスターだったのだ
映画美術はなかなかのもんです
「X-MEN」や「ニューヨークの恋人」の
ヒュー・ジャックマンと
「バットマンビギンズ」の
クリスチャン・ベールが
因縁のライバル奇術師を演じる
2000年にナイトの爵位を授与されたマイケル・ケインが
二人の若い奇術師を見守る役で映画の品格を上げている
(プレステージとズーランダーのボウイ)
そして・・・デビット・ボウイの役どころは
実在の科学者であり、世界的発明家でもある天才
ニコラ・テスラ(1856年7月10日~1943年1月7日)
(旧ユーゴスラビアで生まれる)
という人物であった、
テスラ研究家の新戸雅章氏の文によると
この人は交流電力システム、ラジオやラジコン、ネオンサイン、
空中放電実験で有名なテスラコイルの発明者で
無線送電システム(世界システム)の提唱者だそうです
8ヶ国語に堪能で詩作、音楽、哲学にも精通していたらしい
まさに天才じゃ~
彼の死後、数トンに及ぶとされる彼の発明品、設計図などは
「アメリカ軍とFBIが全て没収した」と半ば伝説化されている
エジソンとの「直流と交流との確執」は有名で、
エジソンの名言
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」
を皮肉って
「私ならその努力を90%節約できる」と言った
ってさ
そんな人らしい、エジソンもタジタジなすごい人なんだけど
そのテスラをデビット・ボウイ(1947年1月8日ロンドン生まれ)
が演じてます 出番は少なかったけどね、
「地球に落ちてきた男」では宇宙人
「ハンガー」って映画じゃ吸血鬼
「戦場のメリークリスマス」では英軍少佐
を演じたボウイです
今年60歳かア~、丁度るるの生まれる10年前に生まれたのね
誕生日がるると1日違いなのよ、1月生まれ きゃほ~い だ
あらそれに、テスラの命日がるるの誕生日だ
るるが生まれるちょうど14年前に亡くなったのね、
ふ~ん
まあそんな感想どうでもいいでしょうが
物語はマジック・トリック・そしてテスラのつくった装置が
イリュージョンの世界へとあなたを連れて行くのです
まあこれから見る人のために、そんなところで置いとこう
るるは星4つ(満天星5つ)ってところですか
男前がそろってたからって訳では・・・決して・・・。