RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

奥さんに愛されるかどうかは角のタバコ屋で3年寝て待て

2011-09-09 10:56:59 | なんだろう?

(松ぼっくりな感じがいいので○)



ガスターがなくなり
ガストールとハイウルソグリーン
を交互に飲む
胃と胃の裏が痛む
そんなこんなは
もはや日常

一日中イラストレーターバージョン10
誘導サインのデザイン
パソコンに九時間向かい
お尻と足のももが痛い
夕食のあと重い胃をだまし
ためにためた
乾いた洗濯カゴの
アイロン待ちの
シャツ類など50枚あまり
2時間半かけて
一気呵成にやっつけた

NHK衛星テレビでは
韓国ドラマ『赤と黒』という復讐物語
スタンダールとは関係なさそうだ
スタンダールは読んだことがないが(照れ笑)





アイロンが終わったのは零時半
ひとつありがたかった事は
微妙に水分の残った衣類たちに
霧吹き無用なこと
スチームでなくドライであてられる
二時間すぎて
土踏まずがズキズキ痛む
たたんだ衣類を引き出しにしまい
午前一時
シャワーを浴びる


今朝起きてすぐ
キッチンの流し汚れが気になり
シンクと流しの水栓
まわりと
蛇口も外して洗った
洗濯もしたから

都合13時間以上は
働いたよ~うん
偉いね・・・よしよし
たまには褒めてもいいさ
そんな事しか書くことがないの?




そうだ
昨日の話です
銀行に家賃を振り込みに行った帰り
道を渡った角の
元タバコ屋だっただろう風情の
本屋らしき店
らしき。というのは
ほぼ雑誌しか置いていないから
雑誌屋というべきか

名前表示もない
がその店に
つい入ってしまう
入るつもりはなかったのだ
なのに
何となくそこはかとなく手が勝手に
引き戸を開けていた

そこには
昔のオジサンとおぼしき店主が
店番をしていて
昔タバコ屋だった頃から
多分
座っていたに違いない場所
使われなくなったタバコ渡し窓口
に座っていて
客人とおぼしき
もう一人の昔のオジサンと
雑誌の棚をはさんで座って
世間話に花咲かじじいな様子




狭い店内の微妙に茶の間な空気に
るるおばさんは灰を蒔かないように
静かに
ポルノ雑誌コーナーの前を横ぎって
奥の棚まで行き
女性雑誌を手にとってみた
2人の会話は
庭のカイヅカイブキを切るのかどうか
みたいな話で
その後の言葉は聞き逃したが
客人が
「そりゃ奥さんに愛されとらんね。」
と店主に言った
店主は
どんな顔で笑ったか笑わなかったか
るるは後ろを向いていたので
わからない
棚の少しほこりをかぶった雑誌を手に
そのずっしり重い
家庭画報京都特集をめくり
しばらく狭い店内で
ドウシタモノカ
悩む
何でこの店に入ってしまったのか
出にくい
何故か
このまま何も買わずに出ていきにくい
生きにくい世の中
を生きる術は
どこにあるのか?




その雑誌の中にひとつだけメモりたい
情報があったがメモる勇気はなく
その重さだけ無駄にあって
中味のさほどない
雑誌の中では私的ランキング
最下位・・・な家庭画報を持って
出口に向かい

店主に「これ下さい・・・。」
と言っている私がいる
ちるちるみちる
城みちるは いるかに乗って
中年になって
どこかにいるかなどと
どうでもよいことを考えつつ
9月なのに
2月号の雑誌を差し出す




店主はそれをいったん受け取り
またそのまま袋にも入れず
るる に渡してきた
「あげるから持っていっていいよ。」
と言った
「えっ?」と店主と雑誌を見る
「それ古いからお金入らないよ
それ、二年前のやつだから。」
と言う
「あっでもそんな・・・。」
とるるが言うと
「いやいいから。」
と店主
そこへ客人が
「また何か次に買ってあげて。」
とホロー?した
手にした本の
表紙をみたら
2008年2月とある
二年前やなく
三年前のや!
と心の中で突っ込みつつ
ありがたくいただいて店を出た
しかも
京都特集2008年2月号家庭画報は
あと二冊も奥の棚に
あったりする
かなりマニアックな店であった
次は新しい雑誌を買ってあげよう
と思う




名前のない店の昔のオジサン
ありがとう
奥さんに愛されているとよいが
と心より思う

多分三年という時間は
きっと3日くらいの時間に思える
そんな忘れ物みたいな場所が沢山ある
いや
どんどん増えていくに違いない
そんな気がする九月で二月な
ある日の話



(本文と写真は関係ありません)