江戸のふしぎな動物たち

2015-07-18 | お出掛け

        大好きな落語調で 話してもらいますと・・・

          「てぇへんだ・てぇへんだ―」(大変だ・大変だ―)
          「ゾウっていう 小山の様にドデカイ動物だぞう!」

        
          「何だい そりゃ?」 「八っつぁん 見たのかい?」

          「べらぼうめ まだ道中だぃ・・」
          「お前さんと 見に行こうって 知らせに来たってわけヨ」


        
        江戸中が こんな具合だったでしょうか
        忽ち、上を下への大騒ぎに なったと思います。


        
        島国、しかも鎖国政策では 当然ですね
        映像も無かった時代ですから 皆が 井の中の蛙(かわず)です。

        想像を越えた現物を 目の当たりにした人々は 
        肝をつぶしたに違いありません。

 

 
        さて・・海外から どんな動物たちが来たか?
        意外に多くが 来ていた様です。

        『、ダチョウ、ラクダ、ヒョウ、トラ、、まだまだ・・・』

          長崎から象を運ぶ 行列の絵を見た事がありました(ノロノロ行進?)
          ベンガル国から贈られたダチョウは 幕府に断られ帰ったそうです(笑)



 
        
        直接には見られない人々も 版画(浮世絵)・絵草紙などで目にして
        あっ気にとられた事でしょう。



        K藩にて大切に保管されていた絵・版画を
        50周年・企画展として 公開しているとか・・
        有馬記念館 で見て来ました。

        
           K城跡にあります。

        
        作品はリアルで 立派でした。

        江戸期の人の 未知なる物への憧れは 
        ネットが発達した現代より 大きかった事でしょう。