36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

一周まわって〇〇な話(その1)

2018-06-09 23:03:06 | 意識を整える



 最近DVDで鑑賞した

 「マネーショート」

という映画の中で、



 「1970年代の銀行員というのは
  非常に退屈な仕事だった」

と、かつての銀行員の仕事ぶりが
描かれるシーンがありました。



 アメリカの銀行員、
日本から見れば外資系バンカー
と言えば、

 華麗な仕事ぶりに
 派手な人付き合い、
 ザ・やり手!

というイメージが
思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?



 しかしながら、
そういったイメージはごく最近のもの。
40年前は地味で退屈な仕事、
少なくとも大きなレバレッジをかけて
金融商品をあちらにもこちらにも
売りまくる!という仕事ではなかったとのこと。



 1990年頃から現在にかけて、
銀行の業務内容が急激に変化し、
Ozakiが先ほど書いたような
イメージが先行するように
なったのではないかと思います。



 他方で、最近では長引く低金利や
大型金融機関の破たん、
AIの発達などもあって、
最近はまた銀行の勢いがなくなってきている、
というニュースも目にするようになりました。



 もしかすると世の中の変化に伴って、

 地味⇒派手⇒地味

というワンサイクルが成立している、
と言えるのかもしれませんね。

 
 こうした「一周まわる」話は
あちこちに転がっているように思います。
特定の業種の浮き沈みはもちろんのこと、

 音楽や絵画の流行
 就職先の人気
 食生活の在り方
 生活する中での価値観
 
 
といったものまで
基本的な自然科学の法則以外は
ほとんどすべてのものが
ぐるぐると一周まわっている
のではないかと思うほどです。



 極端な事例をあげるとすれば、
最近は不倫や浮気といった行為ですら、
容認され始める気配があるようにも感じます。
(Ozakiが推奨しているわけでも、
 実践しているわけでもありません。
 世の中の風潮の話です、念のため)
 

 しかしながら、不倫や浮気に
それほど「罪」の意識がなかった時代も
日本にはありました。
遡ると一夫一婦制が民法の一部として
正式に施行されたのは1989年(明治31年)の
出来事なのだそうです。
つまり一夫一婦制や不倫や浮気に対する
道徳的観念はこの100年の話、
とも言えそうです。



 不倫や浮気をテーマにしたドラマや漫画が
流行している世の中です。
人によっては結婚していても、
恋愛は自由にやってよい、というルールを
配偶者と定めている方もいるのだとか。

 現代社会において、それ以外の選択肢が
ないとも思えてしまう価値観ですら、
ぐるっと一周する可能性がある、
とも言えるのかもしれませんね。
 

 こうして考えてみると、
どんなことでも一周まわって、を
繰り返す可能性があります。
そうであれば、現在の

 生活環境
 人間関係
 社会的な価値観

だけを絶対視していると

人類の歴史の中で繰り返し起こっていること、
日本社会の中で大切にされていること、
仕事に関係する景気や流行のサイクル、

といった「一周」が見えにくくなる、
ことがよくわかりますね。



(次回に続けます)

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