36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

強みは『偏差値』基準で探そう

2019-09-14 00:53:30 | 仕事術

 Ozakiが個人事業主として、
活動を開始して早5か月。
毎週毎週、あっという間に
次のメルマガの配信日が来るので、
時間の経過の速さを痛感しています。
(この記事は2018年9月11日に配信した
週間メルマガのメインコラムを
再編集して公開しているものです)


 そんな中、新たに気づいたことが一つ。
本日はその気づきをご紹介しますね。



 最近気づいたことは何か。
それは

 自分が「強み」だと思っていることは
実は「強み」ではないこともある。
反対に自分が「強み」だと思っていないことが
世の中から「強み」だと評価されることがある。

ということです。



 Ozaki自身国際協力関連の知識や
安全対策の知識にはそれなりに自信があり、
自分なりの社会貢献をしたい、という気持ちで
事業を始めています。
当然、世の中一般の方よりも
それらの分野では知識や経験を多く持っており、
「強み」を発揮できるのではないか、
と想像していたわけです。

 
 しかしながら、実際に外に出てみると、
思いのほか皆さんがご存知の事を話していたり、

 「え、そんな経験されているのですね」

とOzakiの想像を超えるレアな経験をされた方と
お話することになったり、
と自分がイメージしていた「強み」が
必ずしも「強み」ではない、
という経験が何度かありました。



 他方で、Ozakiがひとしきりしゃべった後で
頂くご質問などの中に、

 「あ、そこがわかってなかったのか」
 「へぇぇ、ここに知識のギャップがあるのか」
 「なるほど、こういう経験がレアなのか」

と貴重な示唆を頂く質問が混ざることもあります。
そういったご質問を咀嚼していて強く感じるのは、

 自分が思ってもいなかった知識や経験が
今日のようなお客様には「強み」に映るのだな、

ということです。



 このことをよく考えてみると、
受験勉強の時の点数と偏差値の関係に
近いのではないだろうか、と感じ始めました。



 例えばテストで80点取った!となると、
通常はまずまずよくできたほうでしょう。
ただ、同じ80点でも、平均点が80点のテストと
平均点が40点のテストでは、その意味合いは
全く変わってくるはずです。



 平均点が80点で自分が80点の場合、
テストの点数そのものはよく見えますが、
全受験者と比較してみると、
自分が優れた能力を発揮したわけではない、
という事実が浮き彫りになりますよね。

 他方で、平均点が40点で、自分が80点なら、
テストの点数もよいですし、
全受験者と比較しても相当よくできている、
という点を誇ってもよい成績です。

 平均点40点であれば自分が50点しか
取れておらず、点数だけ見て一瞬落ち込んでも、
全受験者と比較すると実は自分は
よくできる方だったのか、と気づくケースです。



 最初の例は
自分が「強み」を発揮した、と思っていたのに、
実は「強み」ではないことがわかった例。

 二番目の例は
自分が「強み」を発揮した、と思っていたら
思っていた以上に自分の力が抜けていた例。

 三番目の例は
自分ではうまく力を発揮できなかった、
と思っていたのに、世間全体と比較すると
実は自分の「強み」が発揮できていた例。



 その他いろいろなパターンもありそうです。



 こうした考えを進めていくと、
個人事業主として生き残っていくためには、
自分の「強み」をテストの点数で見つけていては
ダメなのだな、ということに気づきます。
むしろ平均値からの上振れ、つまり
受験勉強時代の用語で言えば偏差値を使って
自分の「強み」を割り出したほうがいいのでは?
という仮説にたどりつきました。

 

正規分布と偏差値の関係(Wikipedia)


こちらの図で偏差値の概念が分かります。




 自分自身の得点が平均値からどの程度
上振れているか、下振れているか、を
そのテスト受験者全体の得点分布(標準偏差)を
尺度にして表現したものが偏差値。

 
 偏差値が50を超え、60を超え、70を超えると
上位約2%に入り込めているわけですので、
相当上振れしていると言えそうですね。
ここまでくれば自信を持って「強み」は
この分野です、と言い切ってよさそうです。
見かけの点数に左右されず、
世の中全体の平均から自分が
どれだけ上振れしているか、が
「強み」の源泉なのではないでしょうか。

 他方で、見た目の点数はよいけど、
偏差値は思ったほど伸びない、
つまり受験者が全体的に点数を取ったテスト、
という場合もあり得ます。

 こういうケースでは往々にして
自分は「強み」だと思っていたことが、
実は世間一般から見て「平均的」だった、
という事態が起こり得るのでしょうね。

 この勘違いを起こしてしまうと、
自分はこれで食べていける!と思っていたら
実はそれができる人はたくさんいました、
という結論に後から気付かされることに。



 自分の「強み」という重要なテーマで
受験勉強を引き合いに出して良いのか
よくわかりませんが、Ozakiにとっては
納得のいく比喩だったので、仮説として
ご紹介させて頂きました。

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