みなさんは好きな食べ物を最初に食べるタイプですか?
それとも好きな食べ物は最後までとっておくタイプでしょうか?
一説によると兄弟姉妹の一番上の人は好きなものを取っておいても、
弟や妹に取られる心配がないので、最後まで取っておくことが多いそうです。
(ちなみに弟がいるOzakiもこのタイプです)
真偽のほどはよくわかりませんが、そうかもしれないな、と思わせる説ですよね。
さて、では皆さんは好きな仕事を最初にやるタイプですか?
それとも好きな仕事を残して、嫌いな仕事を最初にやるタイプでしょうか?
好きな、とは自分がやり慣れていて、苦にならない仕事。
嫌いな、とは自分が得意ではなかったり、面倒だと感じたりする仕事。
そう考えてみてください。
一般的には好きな仕事から片付けようとするのではないかと思います。
嫌いな仕事は得意ではないがゆえに、なかなか進まなかったり、
アウトプットを出すまでの手間や時間がわずらわしく感じたりするはずです。
そういった仕事は締切ぎりぎりまで放置してしまったり、
場合によっては締切を過ぎて督促されて初めてやるか…、となることが多く
「よし、やってしまおう!」と気合を入れないとなかなか進まない、
そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
仕事上の立場や経験値、まして兄弟の構成(!)に関わらず、
どうしても、気が乗らない仕事は後回しになってしまっていがち。
Ozaki自身も、うーん、と思い当たる節がいくつも浮かんできます。
しかしながら、ものすごく忙しく、オーバーロード(過負荷)に
なっていない状況であれば、むしろ面倒だと思う仕事を先にやったほうが
全体の仕事の効率が上がるように思います。
これは最近家事をいろいろとやるようになって感じたことなのですが、
面倒な家事を済ませると一気に気が楽になるということが多々ありました。
例えば、Ozakiにとっては食器の洗い物は最も面倒な家事でした。
ところが、洗い物さえ終わってしまえば、
洗濯物を干したり、たたんだり、
翌日の娘の荷物の準備をしたり、
自分たちのお弁当を準備したり(できた料理を詰めるだけですが)、
といったことは負担にならないことに気づいたのです。
むしろ負担にならないどころか、あれだけ面倒だと思っていた
食器洗いが終わっているという事実が追い風になって、
残りの家事もすぐできてしまうなという気になれるのです。
そして、この事実を自分の仕事に当てはめた時にも同じことが言えるのでは、
と考えるようになりました。
普段面倒臭いという理由で後回しにしているルーチンを先に片付けてみる、
普段苦手意識が強くて話を持っていきづらい人に作業依頼事項を伝える、
普段手が付けられないでいる身の回りの書類整理をやってしまう、
こんな小さなことであってもよいのです。
嫌だなぁと思っていることが無事片付いたときの精神的な解放感は
自分が想像している以上に大きいのではないでしょうか?
そして、その面倒なこと、嫌いなことを片付けた自分自身に
自信がもてるようになるかもしれません。
そうなれば、次の仕事もきっとうまくいくように感じるはずです。
そんな前向きな気持ちが持てる上に、面倒なこと、嫌なことが
一掃されているのであれば、残りの仕事はきっと円滑に終えられますよね。
自分自身を信頼し、その後の仕事にもポジティブに取り組めることから、
仕事については「嫌な仕事先の法則」は有効なのではないかと考える次第です。
ただし、どうしてもやらなければならないことが山積みになっていて、
一つでも多く処理しなければならない、そんな一杯一杯の状況では、
やりやすい仕事からどんどん片付けて、なんとか手持ちのto do listを
減らさなければならないと思います。
他にもいくつか嫌な仕事を後回しにしたほうがいいシーンがあると思いますが、
面倒だな、苦手だな、と思う仕事から逃げず、後回しにしないほうが
二重の意味でいい結果が生まれることが多いですよというお話でした。